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『悪い円安』の危機
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/eceeffc337499333ae51c7e3984a4285
2014-11-23 03:29:15 ひょう吉の疑問
1ドル115円を超えたあたりから、株価が伸びなくなった。
ここ20年間のドル円レートの平均は110円前後だろう。
115円あたりが限界か。
それ以上になると悪い円安になる。
円安だけが続くなかで、株価が下落し、やがて国債価格も下落する。そして国債価格の下落に合わせて長期金利が高騰する。
景気が低迷するなかで金利が高騰すれば、日本経済は目も当てられない状況になる。
首相の安倍は今回の衆議院解散を『アベノミクス解散』などと自画自賛。
この首相多少おつむが弱い。
臆面もなく、自分の政策をアベノミクスなどと自分の名前で呼んでいる。
自己愛陶酔型。自分を見つめる厳しさはない。
日本では円安だけが目立っているが、世界的に見ればこれは米ドルの独歩高である。
そのドル高に一番貢献しているのがアベノミクスである。
まずはドル買いをやめるべきだろう。
政府や金融機関筋のドル買いをまったく日本のマスコミは報道しないが、裏でこっそりこういうことをやっていなければこれほどのドル高にはならない。
首相はまずこれをやめるべきだろう。
バカの一つ覚えのように円安だけを続けて、それで経済対策として良しとするのは、あまりにも芸がない。
それでいて2017.4月には消費税を10%に引き上げるなど、バカも休み休み言って欲しい。
この首相は『日本財布論』を地で行く首相だ。
日本はアメリカの財布。
アメリカの貿易赤字・経常赤字は日本の資金によってファイナンス(損失補填)されている。
政府による米国債の購入、または日本の金融機関による海外投機筋への融資、それによるドル高・円安。
その見返りの株高。
こういうのはすべて雲の上の出来事。実体経済に根づかない、金融上の操作に過ぎない。
消費税の引き上げも、こういう資金に使われるだけ。
政府は社会保障に使うと行っているが、それはウソ。
社会保障の抜本改革など何も手をつけていない。
議員定数の削減などさらさらやる気もない。
国民にだけ身を切らせて、自分たちは左うちわだ。
そんな政治家たちが横行する日本で、株の高騰だけで国民の支持を取り付けられようとしている。
株は海外勢が買っている。
国債は国内金融機関が保有している。
この差はあるが、日銀が国債を買い上げて国債価格を維持させ、金利の上昇を抑えるという政策はやがて限界が来る。
そのときが危ない。海外勢は不安定要因が少しでもあれば、容易く日本株を売り払ってしまう。
海外勢は短期筋なのだ。
そのときは日銀が株を買うのだろうか。
まるで、たこの足食い。
そうなれば、日本売りが加速する。海外勢が円を売り払うだけでなく、日本人のなかにも外貨預金をして資金を海外にシフトする人が増えるだろう。
今でさえ、ドル預金をしている人はかなり儲かっているのだから。
増税でこれ以上日本の実体経済を痛めつけるな。
これでは日本はもたない。
(アベノミクスはもともと何の根拠もない詭弁のマネタリズムに裏打ちされている。竹中平蔵などの害悪が及んでいる。)
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