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ブラック企業の凋落は自業自得だが/(C)日刊ゲンダイ
ブラック企業衰退で…モンスター消費者横行の“負の連鎖”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154917
2014年11月14日 日刊ゲンダイ
いわゆる「ブラック企業」が追い詰められている。深夜バイトの「ワンオペ」(1人体制)で猛批判を浴びた「すき家」のゼンショーHDは、15年3月期連結決算の純損失が75億円の赤字になる見通しと発表。
居酒屋チェーン「ワタミ」も、人手不足や経営不振で今年度中に102店舗閉鎖する方針だ。こちらは「365日24時間死ぬまで働け」の“社訓”で、新入社員の過労自殺を招いたことが非難された。
ブラック企業が排除されて「これにて一件落着」かといえばそうではない。代わりに横行するのが、「モンスター消費者」だ。
特に飲食店は、モンスターたちの格好のターゲットらしい。社会保険労務士の野崎大輔氏が言う。
「客の滞在時間も長く、日本の従業員は“おもてなし”を重んじた低姿勢。だから、モンスターたちがツケ上がる。『従業員は会社や家庭での不満を晴らすハケ口』と勘違いする人々が増えるのです。そもそも『ブラック企業』という言葉が独り歩きしている状況で、実態にかかわらず、気に食わないことがあれば、モンスターはすぐ“認定”する。たとえ、ブラック企業が衰退しても、日本人のモラルが低下しきった今、モンスター消費者は減るどころか増え続けるでしょう」
最近ネット上では、業績が上がり店舗拡大中の某飲食フランチャイズが、「ブラックだ」とヤリ玉に挙げられている。その理由は「料理業界はすべて基本的にブラック」などと根拠のない書き込みが目立つ。
「過酷な労働環境の店ほど、従業員はスキルを身に付ける前に辞めるので、常に、未熟な店員しかいない状況です。そこにモンスター消費者が付け入るスキが生じる。ちょっとしたミスで文句を言うから、従業員は耐えられず辞めてしまう。飲食業界はこの負のループから抜け出せないのです」(野崎大輔氏)
このままだと、日本では飲食チェーンそのものが成り立たなくなるんじゃないか。
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