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破局に近づく金融緩和、解散で奇襲のバンザイ突撃か(もうすぐ北風が強くなる)
http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/612.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 11 月 13 日 15:34:15: igsppGRN/E9PQ
 

破局に近づく金融緩和、解散で奇襲のバンザイ突撃か
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-2518.html
2014-11-13 もうすぐ北風が強くなる


 黒田日銀はいわゆる「追加緩和」で「禁じ手」をはるかに超える国債買い入れ、通貨増発への道に走った。
 買い入れと増発を絞れば「暴落」が待っている。出口のない、出口の展望が不可能なのである。
 円は基軸通貨でもなく、ユーロのような多国間決済通貨でもない。
 取り返しのできない、破局に向かうしかない道に入ってしまったのである。


 ーーーーーーーーーーーーー 


  木枯らしとともに解散風が吹き始めた日本の憂鬱
  http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/9ed95ded52768015414355399a83e6df
  11/13  「逝きし世の面影」氏から抜粋。



   『世界が冷笑 ロイター発「ブラックホール化する日銀」の衝撃』 


衝撃的なタイトルだ。世界的な金融情報サービスのトムソン・ロイターが先週、「ブラックホール化する日銀の国債購入」と題する記事を配信。
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0IQ07B20141106


<日銀の金庫はブラックホールと化す。そこにのみ込まれた国債は二度と外には出てこず、市場に残る国債は高価な軌道上にとどまることになる>という見解が世界中を駆け巡った。


「高価な軌道上にとどまる」というと、いいことのように聞こえるかもしれないが、そうではない。
「日本国債が高値で低金利を保っているのは、信認が高いからではなく、単に市場に出回っている現物が少ないというだけの理由です。
だから、日銀が国債購入のスピードを減速しようとするそぶりを見せただけで、一気に暴落する可能性がある。
海外だけでなく、国内の金融機関までもが我先にと売り払ってしまうかもしれない。
暴落を避けるためには、日銀が国債を買い続けるしかない。
まさにブラックホールで、『日銀に出口なし』なのです」(RFSマネジメント・チーフエコノミストの田代秀敏氏)


  『為替リスク高い米国債へ』


これまで、月に10兆円程度発行される新規国債のうち、約7割を日銀が買い入れ、市場の流動性が低下した。
さらに、追加緩和では月に10兆円買うと決めた。
つまり、新規発行額のほとんどを日銀が吸い上げるわけだ。
短期国債はすでにマイナス金利で、償還時には日銀に損失が生じる。
日銀は今後、長期国債もガンガン買い増すと言っているから、長期国債も現物不足でマイナス金利に近づいていく。
日銀の資産は傷み、国債市場は機能不全に陥ってしまう。


「弊害はすでに表れています。
国債が市場に出回らないので、資産の運用が難しくなった地銀や信金は米国債に手を出している。
恐ろしいのは、為替ヘッジがなく、円高に振れた途端に為替損が発生してしまうこと。
体力のない地銀、信金がバタバタと潰れる可能性もあります」(田代秀敏氏=前出)


米ヘッジファンドのゴールドマン・サックスも、追加緩和を旧日本軍の最後の玉砕突撃に重ねて「バンザイノミクス」と評している。
海外から見ると、岡目八目で実態がよくわかるのだ。日本経済をメチャメチャにするだけの無謀な緩和政策は、世界から笑われている。 (11/11  日刊ゲンダイ)


 (以下は「逝きし世の面影」氏のコメント)
 
 『基軸通貨ドル札の大増刷(QE3)終了と、日本銀行によるQE4発動』


財務省11月11日発表によると外国人投資家の日本株の買い越しが大きく増えており、黒田日銀による予想外の大幅な金融緩和策の敏感に反応して17000円を超える株価で大儲けしているのは日本人投資家では無くて、海外勢(ヘッジファンド)だった。


2年も続いたアメリカ(FRB)のQE3の終了と、 今回の日本銀行の緩和政策(事実上のQE4)発動が同時だったのは偶然ではない。
リーマンショック以後の金融恐慌の発生をオバマ大統領は輪転機をフル回転させてドル札を市場に無制限に供給すると言う掟破りのQE1、QE2を断続的に発動して経済を上向かそうとしたが効果が無い。
仕方なく2年前からは最後のQE3を発動、だぶついた金が投機筋によって株式市場に流れ込み空前の株価の上昇により好景気を演出していた。


実体経済とは無関係に無理やり上げた株価はQE3の停止で暴落は必然なのです。(QE3をずるずると2年も続けた原因とは何らかの成算が有ったからでは無い。その逆の止めるに止められず『仕方が無いので、嫌々続けた』だった)
ところが、今回の日本銀行による(FRBのQE3と同規模の)QE4発動により、市場空前の株価を記録している。


世界経済の牽引と言う重たいバトンがアメリカのFRBから日本銀行に手渡されたと言うよりも、今回はオバマ(アメリカ)によって無理やり日本がババ抜きのババを掴まされたのである。
そもそも世界第一位の経済大国アメリカと第三位の日本では、基礎となる経済規模が違いすぎる。
突然とんでもない重責をアメリカから任されたのですが、到底実力的に日本は重荷に耐えられないのである。


日米では経済規模以上に、そもそもの根本的な条件が違っているのは明らか。
アメリカは何故無茶苦茶なQE3が2年も続けられたのか。
謎解きの答えですが、世界の基軸通貨である100ドル札を持っているのはアメリカ人ではなくて、アメリカ以外の外国人だったのである。
ところが、日本の10000円札を持っているのは日本人だけ。


超大国アメリカでも2年しかQEが持たないなら、基軸通貨ではない日本円のQEなら本来はドル札の10分1以下程度が限度なのです。
ところがアベノミクス(日本版なんちゃってQE)はすでに1年以上も経過している。
日本人がお気楽なアベノミクスで遊んでいられる時間は今年一杯が限度であり、来年あたりには副作用で大変な事が起きている。


  『事実上の政府紙幣の発行』
  
今の日本銀行の異次元の金融緩和策ですが、日本政府の発行する有利子の国債を、日本銀行が全額買い上げて無制限に無利子の日本銀行券を発行するというもの。
この黒田日銀総裁の金融緩和策ですが、これは事実上の政府紙幣の発行である。


歴史的に見て日本では政府紙幣の発行は明治維新前の内戦(戊辰戦争)の戦費を賄うために行った太政官札が有名だが第二次内戦(西南戦争)で大増刷したために価値が暴落してしてしまい、以後は行っていない。
アメリカでは150年前の内戦(南北戦争)時にリンカーン大統領が今までのドル札(グリーン・バック)では無くて新しく政府紙幣を発行するが、このリンカーン紙幣のことを通称グリーン・ペーパーと呼び、現在では『偽札』との意味も有る。
市民にとって政府紙幣とは偽札紛いのインチキであると思われているのです。(日本でも西南戦争時の薩摩軍の西郷札は紙切れなる。 第二次世界大戦での日本軍の軍票も同じ運命に)
リンカーンのグリーン・ペーパーでも日本の太政官札でも同じで、政治主導の『政府紙幣』とは限りなく軍票と同じ性格を持つ危険な紙幣なのである。


現職大統領としてアメリカの歴史上初めて暗殺されたリンカーンや最期に暗殺されたケネディはオバマと同じ上院議員出身の大統領であり、何れも政府紙幣の発行を目論んだことが暗殺原因だったと囁かれている。
今の資本主義制度全体が制度疲労を起こして末期症状なのですが、ギリシャで数千年前に銀貨が創られて、今に続くマネーゲームが始まったらしい。


ギリシャ以前は小麦、羊などの必需品が『貨幣』(交換財)だったのですが、それが金や銀などの希少金属の『通貨』になる。小麦は腐るが通貨は腐らないので人々は限りなく『欲望』を拡大させることが可能になる。
無限大に通貨(金)を蓄えることが可能になったのですが、ギリシャのアテナイの貨幣は銀の98%の品質を保証するものだったので、この『貨幣』には物理的な限界があった。
続くローマ銀貨は98%から2%へと劇的に品質を落として実質的に通貨を無尽蔵に拡大したが、それでも製造原価の一定の限界があった。


今は紙幣の時代で『金(カネ)』は完全に無限大になり、人々の欲望も無限大に膨らんで歯止めが無い。
『金』(人々の欲望)は無限だが、それを入れる器である地球は有限。
有限の地球で、悪魔の碾き臼の新自由主義のグローバルリズムの無限大の欲望『金』の氾濫では破綻は確実で金融危機は避けれなかったのである。


(※ 金利と償還の借金証書である国債を中央銀行が買い入れることは、無金利で償還不要の通貨に変換すること。国債の通貨化である。
 国債も通貨も戦時軍票同様に無制限な発行が可能となり、通貨価値は紙切れとなる。
 通貨による「詐欺」である。
 「伝説の詐欺師ジョン・ロー、国債と通貨の増発:野口」、担保なき通貨が債務の合法的な不履行であることは「コガン「紙の約束」を御覧ください。)


  『消費税10%増税先送りでのアベノミクス解散での年末総選挙の悪あがき』


財務省が発表している国税収入のピークは消費税を3%から5%に増税した1997年(平成2年)であり、以後は日本国経済は凄まじいデフレスパイラスのジリ貧に陥って抜け出せない。


特に2008年のリーマンショック以後は日本を含む世界経済全体が大変なことになっている。
消費税の税率を上げればマスコミとか政府とかの言い分とは180度正反対で、消費に増税すれば日本国内の消費活動は停滞るので、景気が冷え込み逆に国税収入は下がる。
この事実は財務省発表の下↓の図を見れは一目瞭然なのである。



ところが何故か日本政府やマスコミに出てくる有識者などは、現実に日本で起きている事実を完全無視して、増税すれば税収が増えるとの都市伝説の真っ赤な嘘の『神話』を垂れ流す。
1997年の日本経済はまだまだ余裕が有り上げ潮基調であったが、たったの2%の消費税の増税の影響での消費不況が始まり未だに止まらない。


今回の増税は3%であるが17年前の日本とは大きく違いデフレで体力を消耗し尽しているので前回の消費税2%増税とは比べられないほどの悪影響が今後予想される。


到底任期満了の2年先など待っている余裕は到底無いので、何と今月中の解散での年末総選挙での奇襲戦法に打て出るが、結果は何れにしろ日本経済の破綻だけは確実な情勢である。


 

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コメント
 
01. 2014年11月13日 20:43:34 : x4Uz6347pI
これこそが黒田のやっていることの本質だ
安倍と財務省の息のかかった黒田のために日本はやがて滅亡する


02. 2014年11月13日 21:21:55 : jXbiWWJBCA

コラム:日銀「誤薬投与」の巨大リスク=上野泰也氏
2014年 11月 13日 19:32 JST
上野泰也 みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト

[東京 13日] - 日銀の黒田東彦総裁が今月5日、10月末の「量的・質的金融緩和」の拡大決定後では初めてとなる講演を行った。事務方が準備したとみられる原稿を淡々と読み上げる姿に派手さこそなかったものの、2%物価目標実現への総裁の強いこだわり、人々の期待・マインドに働きかけることを非常に重視する姿勢が伝わってくる内容だった。

デフレから脱却するために「できることは何でもやる」という宣言が講演の最初と最後に配されたほか、「物価の下振れリスクが大きくなったのであれば、追加的な措置を行うことは当然の論理的帰結」という、5対4の僅差での決定になった追加緩和を正当化する発言があった。さらに、以下の印象的なメッセージが発信された。

「デフレマインドの転換は着実に進んできています。今、この歩みを止めてはなりません。デフレという慢性疾患を完全に克服するためには、薬は最後までしっかりと飲み切る必要があるのです。中途半端な治療は、かえって病状を拗(こじ)らせるだけです」

この発言は、卑近な言い方をすれば「突っ込みどころ満載」である。

特に筆者が問題視すべきと考えるのは、日銀が日本経済に飲ませている「薬」は、本当に「正しい処方箋」に基づくものなのかという点だ。そのあたりをいったん立ち止まって点検・検証することなく、あるいは緩和拡大によるメリットとデメリットの比較考量を、中長期的視野を交えて入念に行うことなしに、「2%への強いこだわり」から自縄自縛になったまま、日銀は総裁主導で突っ走っている感が強い。

今回の黒田総裁講演もそうだが、いまの日銀はデフレの原因論において、実物経済における需要と供給のバランスの悪さという基本的な部分よりも、デフレマインドが日本の家計・企業に染み付いていることが最大の問題だという主張を前面に出すことが多い。「景気は気から」ならぬ「物価は気から」の論理構成である。だが、モノやサービスの値段が下がると予想していることを理由に家計が消費を先送りしたり、企業が設備投資を先送りしたりする事例は、実際にどのくらいあるのだろうか。

日本人ではなく東京在住の外国人によるものだが、今月6日に英フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版に掲載された追加緩和に関する投書の内容は、実に興味深いものだった。「日銀の現在の政策は災難をもたらす可能性が高い」と題したこの投書は、多年にわたり、きわめてマイルドなデフレを(日本で)経験してきた立場からの見方として、不動産や株式における投機目的以外で、将来は値下がりするだろうと考えて人々が買い物を遅らせているようなことはないと断言。物を買う必要がないから(役に立たないか、そうした価格で買うだけの魅力がないのかもしれない)、あるいは買うだけの経済的余裕がないと感じているから人々が買い物を遅らせていることはあるかもしれないが、日銀の政策がそうしたことを変えるのは不可能だとした。

また、人口が増えない国での「プリンティング・マネー」で株価は短期的に上昇するかもしれないが、日本における生活水準を押し下げるだけになってしまうのではないか、とも述べていた。傾聴に値する、正しい指摘だと筆者は思う。デフレマインドがあるがゆえに消費や投資が先送りされているとする日銀のトップダウン的な状況認識は、人々の生活実態や企業の投資行動の実情とは、ほとんどかみ合っていないのではないか。

筆者がコンタクトしている機関投資家からは、「誤った処方箋」に基づいて日銀がこれまで以上に大量に「投薬」を行うことによる「患者の容体悪化」を懸念する声が、より頻繁に聞かれるようになっている。

<偽薬効果で官製バブルの懸念>

「第1の矢」がもう一度放たれたことによる、マーケットに対する「偽薬(プラシーボ)」的な効果の先行きも警戒されるところである。

潜在成長率を引き上げるのは政府の役割であり、中央銀行による金融緩和が主役を務めることはできない。この面での主役は、広い意味での成長戦略である。黒田総裁が「バズーカ2」を撃ち込んだからといって、日本経済や世界経済が急に理想的な状態になるわけではないことは自明だろう。しかし、電撃的な金融緩和を受けたユーフォリアの中でそうした点が忘れられてしまい、株価の上昇が進んだ。

為替市場では「円の売りやすさ」が、内外の投資家によって強く意識されている。背景には、日銀が2015年のいずれかの時点で、「15年度を中心とする期間」における「物価安定の目標」2%の達成を断念する方向で見通しを修正するとともに、さらなる追加緩和に追い込まれるだろうという読みがある。利上げを模索する米国とは金融政策のベクトルが今後も長期にわたり正反対だとすれば、少なくとも120円前後、ひょっとすると07年のドル高値である124.14円まで円安ドル高が進む余地あり、という話になる。

過剰流動性を背景とする「カネあまり」相場は現在、グローバルな広がりをみせている。さらに、日本の株式市場は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)とともに日銀が下値を支える役回りを果たすことによる「官製相場」の色彩が濃くなっている。このため、ファンダメンタルズで正当化されるよりも一段高い水準で日本の主要株価指数が推移しやすくなっているのが実情だろう。

ファンダメンタルズで正当化できる水準を超えた資産価格上昇は、それが進めば進むほど「バブル」の色彩を濃くする。そして、「バブル」はいずれかの時点で何らかのきっかけで行き詰まって崩壊するというのが、歴史の教えるところである。

<姿を消した「債券自警団」>

薬の例え話でもう1つ言うと、「誤った投薬」を長く続けすぎることによる「中毒症状」あるいは「機能まひ」も問題である。これはもっぱら債券市場にあてはまる。

流動性が枯渇してしまったわけではないものの、日本の債券市場は健全な価格形成機能が大幅に損なわれた状態にあり、日銀主導の需給相場という性格がきわめて濃い。経済指標への感応度はきわめて弱く、日銀による長期国債買い入れが市場の最大の関心事になっている。債券ディーラーは「日銀ウォッチャー」ならぬ「日銀オペウォッチャー」と化している。

そして、財政規律の緩みに対し、長期・超長期ゾーンの金利が上昇することで警告を発する「自警団」的なシグナル発信の機能は、もはやほとんど期待できないのが実情である。

筆者の以前からの予想に沿って、2015年10月の次回消費増税は政治・経済両面にわたる理由から先送りされる見通しになったが、「悪い金利上昇」は限定的で一時的なものにとどまる可能性が高い。一部で警戒されているような「手がつけられない」金利上昇にはならないだろう。もっとも、そうした債券市場の著しい機能低下が日本経済にとって望ましくないことは論をまたない。

異様なまでの規模で緩和を積み重ねる一方、「出口」論議を封印し続けている日銀。筆者が先日面談したある国の中央銀行当局者は、日銀の大規模緩和を「壮大な実験」と評した上で、「中央銀行の信認に傷が付くことはないのか」と尋ねてきた。日銀がこのまま走り続ける場合、そうなってしまうリスクはきわめて大きいと筆者はみている。

*上野泰也氏は、みずほ証券のチーフマーケットエコノミスト。会計検査院を経て、1988年富士銀行に入行。為替ディーラーとして勤務した後、為替、資金、債券各セクションにてマーケットエコノミストを歴任。2000年から現職。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0IX0SO20141113



早すぎる利上げはリスク大きい、インフレは低下へ=NY連銀総裁
2014年 11月 13日 20:09 JST
[アブダビ 13日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、連邦準備理事会(FRB)による早すぎる利上げは、遅すぎるよりも「かなり大きな」リスクがあるとの見解を示した。

同総裁は、国内ガソリン価格の下落とドル高によりインフレ率は今後数カ月で低下すると指摘。雇用情勢が上向くためにも景気がわずかに過熱気味に推移することが望ましいとの見解をあらためて示した。

総裁はアブダビでの講演で、「時期尚早の引き締めで金融状況がタイトすぎる状況になり、景気低迷と押し上げが阻害される可能性がある」と指摘。このような状況は「FRBの信認を損なうほか、これを是正するのが難しくなるという、より重大な問題につながる」と述べた。

インフレハト派の総裁は、市場ベースのインフレ見通しよりも調査ベースの見通しのほうが優れているほか、一段と抑制された見通しとなっていると述べた。

また「失業水準は高すぎ、インフレは低すぎる。このギャップを埋めるため金融政策は非常に緩和的でなければならない」と指摘した。

ダドリー総裁はさらに質疑応答で、2015年半ばのある時点で米国の利上げが開始するとの市場の見通しは妥当との見解を示した。

同総裁は、最近の米非農業部門雇用者数は、これまで発表された数値と整合性がとれており、政策見通しを具体的に変えるには至っていないと述べた。

具体的には「雇用者数の増加は月間20万人を超え続けており、上方修正もされている」と指摘。家計調査でみた雇用状況はより強い内容となっており、労働参加率も安定していると述べた。

連邦準備理事会(FRB)の利上げ開始時期を示すことはできないが、国内経済の動向と金融市場の反応次第と指摘。「FRBの目標でもある物価安定のなかでの持続的な最大雇用次第でもある」と述べた。

*内容を追加しました。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0IX0T220141113


03. ひでしゃん 2014年11月13日 22:09:25 : dsqbUTCLpgzpY : l9iSwseQ8k
だから初めからアホノミクスと言われていたのだ
日本国債の暴落は時間の問題
中央銀行の信用失墜行為を「バズーカ砲」と持て囃す
キチガイの所業でしかないものを

04. 2014年11月13日 22:16:30 : jXbiWWJBCA

「警戒水域」に入る日米株、緩和マネー流入し業績とかい離の懸念
2014年 11月 13日 17:34 JST
[東京 13日 ロイター] - 日本と米国の株価が「警戒水域」に入ってきた。株価収益率(PER)などバリュエーションは歴史的にみて割安とは言えない水準に上昇。企業業績は順調に伸びているものの、それを上回るペースで緩和マネーが流入している。

日本株は政局への思惑が海外短期筋の買い材料となっており、不安定さが否めず、短期調整への警戒も大きい。

<1473ドル上昇後の2.7ドル安>

米ダウ.DJIの連続最高値更新は5日でストップした。10月16日以降、上昇が15日、下落した日はわずか3日とほとんど下落せずに1473ドル(9%)上昇。12日の市場では利益確定売りに押され一服となったが、下げ幅はわずか2.7ドルだった。

株高のけん引役は好調な企業業績だ。トムソン・ロイターの調査によると、米S&P総合500種指数採用企業の第3・四半期(7─9月)業績は、10月3日時点では6.4%増益の予想だったが、最新の11月7日時点の予想では9.8%増益まで伸び率がアップしている。

売上高は4%の上昇と利益の伸びに対して低く、人件費削減による利益押し上げではないかと警戒する声もある。そうであれば米経済の先行きはそれほど明るくない。

しかし、SMBC日興証券・米国担当シニアエコノミストの丸山義正氏は、マージン上昇が利益率の背景だと指摘する。「ドル高が輸入コストの軽減に役立っている。原油価格の下落もガソリン消費大国の米国には追い風だ。シェールガスへの影響は、米国全体で見れば限定的」という。

<消えた割安感>

ただ、業績の拡大ペース以上にマネーが米国株に流れ込んでいる状況であり、警戒感も強まっている。S&P.SPXの予想PERは15.8倍、過去10年の企業利益実績をベースにした「シラーPER」も26.6倍まで上昇している。

米株のバリュエーションに詳しいニッセイ基礎研究所・金融研究部主任研究員の井出真吾氏は「バブルとまでは言えないにしても、割安感はまったくない水準だ」と指摘する。

その背景となっているのが、グローバル緩和マネーの存在だ。米国では、6年にわたる量的緩和政策(QE)が終了し、来年には利上げも視界に入るが、金融危機以前の5倍以上に膨らんだバランスシートを元に戻す作業は利上げ後となる。

さらに日本や欧州が、景気減速感に警戒した金融緩和姿勢を強めている。世界的なカネ余り状態が続いており「緩和マネーが、堅調な米企業業績に引きつけられるように流れ込んでいる」(都銀系証券アナリスト)という。

また、足元堅調な米企業業績も、先行きには不透明感がある。トムソン・ロイターのデータでは、第4・四半期の増益率見通しは、10月1日時点の11.1%から前週末までに7.6%まで切り下がった。来年第1・四半期も同期間に11.5%から8.8%に低下している。10月の株価急落時に売り材料となった世界経済の減速が、米経済や企業業績にも及ぶという懸念が完全に晴れたわけではない。

<先行き不透明感強い日本経済>

日本の企業業績も足元では堅調だ。みずほ証券リサーチ&コンサルティングが集計した11月10日までの東証1部企業(除く金融)の4─9月期決算状況では、1242社中1047社(84.3%、時価総額ベースでは93.9%)が発表を終え、売上高は前年比5.3%増、営業利益は6.3%増、経常利益14.2%増、純利益8.4%増となっている。

しかし、日本株も米株同様にバリュエーションが急上昇中。日経平均で16倍前半、TOPIX.TOPXで16倍後半と、これも「割安とは言えない水準」(前出の井出氏)となっている。

日本の衆院解散・総選挙に対する思惑が海外短期筋の買い材料となり、株価を押し上げているが、「しばらく様子見」(国内機関投資家)と、長期資金は依然慎重だ。米株が調整に入れば、日本株を買い上げている海外短期筋は容易に売りに転じることもありうる。

高いバリュエーションを正当化するためには今後、企業業績がさらに増加してこなければならない。だが、企業の15年3月期通期の業績予想は依然保守的で、現時点で売上高は前年比3.5%増、営業利益7.7%増、経常利益5.4%増、純利益7.6%増となっている。

みずほ証券リサーチ&コンサルティング投資分析部の米澤忍氏は「横ばいとの見方もあった中間決算だが、2桁の増益と非常に好調だ。通期予想は依然慎重なのは先行き不透明感を警戒してだろう。昨年のように円安効果が出る形で、徐々に上方修正されていくのではないか」と期待する。

ただ、来期(16年3月期)以降は不透明感が一層濃くなる。解散・総選挙の結果は未知数。消費再増税先送りが景気腰折れの可能性を低くしたとしても、経済がそれで立ち直るかどうかは分からない。

第一生命経済研究所・首席エコノミストの熊野英生氏は、日本経済が持続的な成長軌道に乗るかどうかの1つのキーポイントはやはり社会保障改革だとみている。「岩盤規制の撤廃も重要だが、それで企業が積極的に投資するようになるとは考えにくい。社会保障への不安が、消費を縮こませ、企業が国内に投資しない背景を作り出しているのではないか」と指摘。社会保障改革の議論を抜きにして、消費増税が「政争の具」として使われているような現状を嘆いている。

(伊賀大記 編集:田巻一彦)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0IX0QK20141113


05. 2014年11月13日 22:28:52 : jXbiWWJBCA

NT倍率急伸、日銀のETF追加刺激し15年ぶり水準が視野に

  11月13日(ブルームバーグ):日本銀行が追加金融緩和で上場投資信託(ETF)の買い入れペースの増加を表明して以降、国内主要株価指数の中で日経平均株価 のパフォーマンスが最も良好だ。TOPIXに対する相対的な位置関係を示すNT倍率も急上昇している。
日銀の政策変更が発表される前日の10月30日終値と11月12日終値を比較すると、日経平均株価 は9.8%高、JPX日経インデックス400 は8%高、TOPIX は7.7%高だった。一方、時価総額が相対的に小さい銘柄で構成されるTOPIXスモール は3.8%高にとどまった。
日経平均の上昇率が拡大している影響で、日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は12日時点で12.5倍と2日連続でことし最高を更新。昨年12月には12.7倍と、国際優良株相場の全盛だった1999年3月以来の高水準を付けていた。このままNT倍率の上昇が続き、13倍に乗せると15年ぶりとなる。
東海東京調査センターの鈴木誠一マーケットアナリストは、「日銀の現在のETF買い入れは上場ETFの時価総額に応じた金額で行っているため、足元では日経平均型を54%、TOPIX型を46%買っている計算になる」と分析。日経平均を常にロング(買い持ち)にすればレバレッジが利く投資になるとし、「日銀のETF買いはNT倍率を拡大させる」との認識を示した。
日銀は、ETFの年間買い入れペースを従来の年間1兆円から年間3兆円へ3倍に増やした。さらに、ETFの買い入れ対象に新たにJPX日経400連動型ETFを加えている。
品薄株で効果大、Fリテイリやアドテストなど
鈴木氏によると、日銀によるETFの買い入れ額はことしの残り分と来年分を加えた合計で約3兆3000億円。このうち、約1兆8000億円は日経平均型のETFを買う計算になるという。NT倍率の上昇は、短期的には行き過ぎの可能性はあるものの、「昨年12月の12.7は通過点で、近い将来には13に乗せるだろう」と予想した。
日経平均が上昇することで、「日経平均に採用されている銘柄で、流動性が少ない品薄株は価格効果が大きくなる」とも同氏。影響が相対的に大きい品薄上位5銘柄にファーストリテイリング 、アドバンテスト 、ミツミ電機 、コナミ 、日立建機 を挙げる。
しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、日経平均のパフォーマンスが高い要因として、「日経平均やJPX日経400は大型株が多いのに対し、TOPIXは一部の大型株が買われても全体の反応は鈍くなる」と指摘。指数間でパフォーマンス格差が生じたのは、「相場の速い動きについていくため、流動性の高い大型株中心に海外勢の買いが入ったため」とみていた。
野村証券によると、日本に上場している日本が主市場の全ての指数連動型ETF・ETN(レバレッジとインバースは除く)の10月末残高のうち、日経225型は6本で全体の48.6%、TOPIX型は4本で41.6%を占める。残高では、日経225型がTOPIX型を上回る。
13日の日本株市場では、日経平均は一時前日比1.2%高の1万7395円15銭、TOPIXは1%高の1390.29ポイントに上昇。日経平均の上昇率がTOPIXを上回り、NT倍率は12.52倍まで上がった。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 長谷川敏郎 thasegawa6@bloomberg.net;東京 竹生悠子 ytakeo2@bloomberg.net
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更新日時: 2014/11/13 14:12 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NETB5B6TTDSC01.html


ETFの毎月の買入頻度や金額は決めていない=黒田日銀総裁
2014年 11月 13日 14:37 JST
[東京 13日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は13日、参議院財政金融委員会に出席し、ETFの買い入れについて、毎月の頻度や金額は決めていないと語った。また、あらためて財政再建の重要性を強調した。風間直樹委員(民主)の質問に答えた。

総裁は10月31日に追加金融緩和に踏み切った理由について、4月の消費税率引き上げの影響がやや長引き、天候不順もあって「やや弱め」の需要が続いていることや、原油価格の急落を受けて「物価上昇期待や賃金への影響など下方リスクが出てきている」ことを指摘。「この際、物価安定目標の早期実現のコミットメントを示し、量的・質的金融緩和の拡大を行うというのが、政策委員の多数意見だった」と述べた。

日銀は追加緩和でETF(指数連動型上場投資信託)の保有残高をそれまでの年間1兆円増から3兆円増に3倍増加させるペースで買い入れることを決めた。ETFなどリスク性資産の買い入れ拡大は、日銀が損失を抱える可能性を高めることにもなりかねないが、総裁は「ETFの買い入れで日銀のリスクは増大するが、物価安定目標の早期実現に必要な政策」とし、日銀として自己資本の充実に努めていると説明した。また、ETFの購入ペースについて「毎月に何回、金額はいくらと決まっていないし、示すものではない」と述べた。

また、来年10月の消費税再増税の先送り観測が強まっているが、総裁は「財政の持続可能性の維持は、重大な課題」とし、政府に対して「中期財政計画に沿って着実な(財政)健全化を期待する」と語った。

(伊藤純夫 編集:宮崎亜巳)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0IX0BR20141113



ECBの四半期専門家調査、インフレ率・GDP予測を下方修正
2014年 11月 13日 19:03 JST
[フランクフルト 13日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は13日、ユーロ圏経済に関する第4・四半期の専門家予測調査を公表した。調査では、ユーロ圏のインフレ率と域内総生産(GDP)伸び率の予測がともに、前回第3・四半期調査から下方修正された。

インフレ率予想は2015年が1.0%、2016年が1.4%。前回予想はそれぞれ1.2%、1.5%だった。

GDP伸び率予想は、2015年が1.2%、2016年が1.5%。前回予想はそれぞれ1.5%、1.7%だった。

調査は、ユーロ圏のエコノミスト、学識経験者、その他の専門家61人を対象に10月16─23日に実施された。

ECBは来月、ECBのスタッフによる予測を公表する。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0IX0WF20141113


中国:10月の工業生産と投資、市場予想に届かず-減速感深まる

  11月13日(ブルームバーグ):中国の10月の工業生産 と1−10月の都市部固定資産投資は共に伸びが市場予想を下回り、景気減速の深まりを示した。政策当局に対して景気刺激策の拡充を求める圧力が高まった。
国家統計局が13日発表した10月の工業生産は前年同月比7.7%増。ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場予想の中央値は8%増だった。10月の小売売上高 は同11.5%増。1−10月の都市部固定資産投資は前年同期比15.9%増と、2001年以来の低い伸びにとどまった。  
クレディ・アグリコルのシニアエコノミスト、ダリウス・コワルツィク氏(香港在勤)はこの日の指標について、「中国本土の景気への下押し圧力を浮き彫りにしている」と指摘した。
10月の小売売上高も、ブルームバーグがまとめた予想中央値の前年同月比11.6%増に届かなかった。1−10月の都市部固定資産投資 は市場では前年同期比16%増が見込まれていた。
統計局が同時に発表した1−10月の不動産開発投資は前年同期比12.4%増。同期間の不動産販売額は7.9%減、住宅販売額は9.9%減となった。
原題:China Slowdown Deepens With Weakening in Production, Investment(抜粋)
記事に関するブルームバーグ・ニュース・スタッフへの問い合わせ先:北京 Xiaoqing Pi xpi1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Malcolm Scott mscott23@bloomberg.net Greg Ahlstrand
更新日時: 2014/11/13 17:03 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NEYQEP6JIJUS01.html

日本株3連騰、増税延期観測強く連日高値−消費など内需上げ

  11月13日(ブルームバーグ):東京株式相場は3連騰。消費税増税の延期観測が強まる中、資生堂やユニ・チャーム、花王など消費財関連銘柄が上げ、小売や水産、サービス、情報・通信など相対的に内需関連株の強さが目立った。衆院解散の決定を示唆する与党重鎮の発言が市場に伝わった午後に一段高となった。
TOPIX の終値は前日比12.46ポイント(0.9%)高の1389.51、日経平均株価 は195円74銭(1.1%)高の1万7392円79銭。両指数は連日で年初来高値を更新。
BNPパリバインベストメント・パートナーズの清川鉉徳取締役運用本部長は、内需関連について「ことしは消費税増税で業績が悪化したところが多かったが、来年はその返しがくるだろう。次の増税がなくなれば、戻りは輸出関連より大きい」と指摘。衆院解散・総選挙となった場合、与党大敗のシナリオはメインではなく、株価は「結果次第でもう一段上昇する可能性もある」と予想した。
ブルームバーグ・ニュースの取材では、安倍晋三首相が来年10月からの消費税増税の延期を決断し、衆院を解散した場合、総選挙は12月2日公示、14日投開票の方向で調整される見通し。選挙対策に詳しい自民党関係者2人が明らかにした。きょう午後には、自民党の大島理森前副総裁が衆院解散は「決定とみていい」と発言した、と時事通信が報じる材料もあった。
この日の日本株は、投資家の短期売買コストを示す25日移動平均線からの乖離(かいり)率でみた過熱感、為替の急激な円安基調の一服などを背景に売り先行で始まり、日経平均は朝方に97円安まで下げた。午前半ばまで前日終値付近でもみ合ったものの、徐々に上昇基調を強め、午後終盤には上げ幅が一時200円を超えた。
野村証券投資情報部の山口正章エクイティ・マーケット・ストラテジストは、「解散総選挙を織り込みにきている」とし、以前は増税しないと「日本の財政面での信頼感が崩れるとの見方があったが、直近では明らかに流れが変わってきている」と言う。
SQ前日、先物連動の展開続く
きょうのドル・円相場は、おおむね1ドル=115円50−80銭台で推移。一時の116円台に比べると円安の勢いは鈍っているが、前日の東京株式市場の終値時点115円32銭からは円安水準で安定した動きだった。
一方、あすは株価指数オプション11月限の特別清算値(SQ)算出で、これに絡む最終的な先物売買の影響をきょうも受けやすかった。大阪取引所の日経平均先物12月限のきょうの出来高は、3日連続で10万枚を上回る。
東証1部33業種は水産・農林、倉庫・運輸、その他金融、保険、小売、化学、サービス、繊維、ゴム製品、情報・通信など29業種が上昇。鉱業、金属製品、ガラス・土石製品、建設の4業種は安い。化学は、資生堂やユニ・チャームなど消費財銘柄の上げが寄与した。東証1部の売買高は24億6788万株、売買代金は2兆5665億円。値上がり銘柄数は1297、値下がり433。
売買代金上位ではソフトバンクやトヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ファーストリテイリング、NTT、楽天、オリックス、ヤフー、セブン&アイ・ホールディングス、イオン、JR西日本、電通が上昇。1−9月期営業利益が3割を超す増益の東洋ゴム工業は急伸した。7−9月期利益の低調が嫌気されたコロプラは急落、アイフルや富士通、新生銀行、太平洋セメントも安い。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 竹生悠子 ytakeo2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net 院去信太郎
更新日時: 2014/11/13 15:49 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NEY71S6K50XX01.html


焦点:世界中で危機多発した2014年、西側の政府と軍は「臨界点」
2014年 11月 13日 16:00 JST
[ワシントン 12日 ロイター] - ウクライナ危機をめぐるロシアとの対立に始まり、エボラ出血熱の封じ込めやイスラム過激派組織「イスラム国」に対する軍事行動など、2014年は西側当局者にとって、近年まれに見る規模の危機に追われた年となった。

現役や元当局者らによると、結果的に米英や欧州の政府内では、前例があまりないほどの限界状態が続いているという。それに伴い、他の危機の兆候が見落とされるリスクがある。

たとえ当局者らが何をすべきか分かっていても、度重なる政府予算の削減は、軍隊など必要なリソースを十分に投入できなくなることを意味する。

オバマ米大統領は、イラクやアフガニスタンでの泥沼状態から抜け出すことを望んで政権の座に就いた。しかし、米国主導の大規模な軍事介入の時代は終わりを迎えたかもしれないが、各地で危機が同時多発する時代が幕開けしただけかもしれない。

米陸軍のオディエルノ参謀総長は先月、ワシントンでの会合で「世界がわれわれの目の前で変わりつつある」と述べた。

同参謀総長は、陸軍兵力を過去10年のピークだった57万人から45万人に削減する計画は、もはや実行可能ではないと指摘。最低ラインとして49万人は維持すべきだと述べた。

ウクライナをめぐるロシアの動きも、欧州の防衛予算削減に疑問を投げかけた。

オディエルノ参謀総長は「将来的な武力衝突の数や期間や場所や規模、情勢安定後に実施する作戦の必要性に関して誤算があった」とし、「こうした計算ミスは軍事リスクの増大に直結する」と語った。

また当局者らは、他にもさまざまな問題が重なったことで、外交関係者の緊張は限界に達していると指摘する。

ナイジェリアの治安悪化やマレーシア航空機の撃墜、香港の民主化要求デモ、北朝鮮政権内の不穏な動き、スコットランド独立の是非を問う住民投票、中国と周辺国による南シナ海での領有権争いは、いずれも新たな情勢分析と緊急対策の策定が必要だった。

2014年は人道危機も増えた。エボラ出血熱のほか、イラク、シリア、南スーダン、中央アフリカでの情勢悪化など、世界保健機関(WHO)は初めて、5つの危機に同時に対処しなくてはならなかった。

ある英当局者は匿名を条件に「誰もが疲れ切っている」と語った。

<過密日程>

危機対応の最前線に立たされているのは、特に中東を担当する外交関係者だろう。イラクやシリアでは「イスラム国」が台頭し、イスラエルはガザに地上侵攻し、イランの核交渉は思うように進まず、リビアやイエメンでも同時期に危機が発生した。

一部の当局者は、危機的状況が発生するたびに新たな任務を割り当てられた。イエメンの担当者がロシア問題に回されたこともあったという。リビアなどを担当するチームからは、自分たちが忘れられたも同然との不満の声も聞かれた。

こうした危機多発の年は過去にもあった。1991年にはイラクによるクウェート侵攻とモスクワでのクーデター未遂があった。1994年にはボスニアとソマリアとルワンダで危機が重なった。しかし、2014年は火種の範囲の広さという点では突出している。

必然的に、組織のトップは最も緊張を強いられる。実務者レベルとは違い、トップはすべての大きな脅威について把握しておく必要がある。ヘーゲル米国防長官は過密日程のため、予定していたアジア歴訪を延期した。

政府首脳には政治的責任も伴う。先週には米国で中間選挙が実施され、来年には英国で総選挙が控える。

こうした状況では、単純な時間不足で詳細が置き去りになると専門家は警鐘を鳴らす。

米元大統領次席補佐官(国家安全保障担当)のジム・ジェフリー氏は、イスラム国の台頭など特定の脅威をオバマ大統領に認識してもらうには、「7つある問題の5番目がイスラム国の台頭」というように説明するのではなく、それだけを明確に協議する時間をつくらなくてはならないと語った。

(Peter Apps記者、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0IX0GZ20141113


インタビュー:運用改革案、賛成7・反対1で議決=GPIF理事長
2014年 11月 13日 18:48 JST
[東京 13日 ロイター] - 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の三谷隆博理事長は13日、ロイターとのインタビューで、「脱国債」を掲げた運用改革案について、運用委員8人のうち賛成7、反対1で議決したことを明らかにした。

反対票を投じたのは連合総研の菅家功専務理事とみられる。

三谷理事長はインタビューの中で「委員の1人が、安全資産である国債の保有割合を大幅に引き下げるのは国民の理解が得られないと語った」と述べた。改革案の可否がわかったのは、今回が初めて。

GPIFがまとめた改革案は、国内債券の保有割合を60%から35%に引き下げる一方、国内外の株式を12%から25%に、外国債券を11%から15%にそれぞれ引き上げるというものだ。

国債の比率を大幅に引き下げたことについて、三谷氏は「デフレからの脱却が見込まれる中で、将来の金利上昇の可能性を織り込む必要があった」と指摘した。そのうえで「長期的な運用リターンを得るには比率を大きく見直す必要があった」と語った。

新たな資産比率にいつ移行するかは市場への影響を考慮し、明言しなかった。

主なやり取りは以下の通り。

――国内外の株式を大幅に増やす分散投資に踏み切った。あらためてその狙いは何か。

「予定されている積立金の水準を確保するためだ。積立金が想定より早く枯渇してしまっては年金財政に差し支えがある。これまではデフレ的な環境だった。今後、これがインフレ的な環境に変化していく。それに沿った基本ポートフォリオ(運用指針)を作る必要があった」

「今は日銀の『超金融緩和』で、国債利回りが抑制されている。しかし、インフレになれば当然、国債利回りは上昇する。かりに100%を国債で運用すると1%の金利上昇で10兆円の評価損を被りかねない。(国に与えられた目標である)賃金上昇率プラス1.7%を確保するのに、いまのような超金利が続けば、ターゲットから相当下振れしかねない」

――年金資産の「株シフト」へのリスクを懸念する声は根強い。

「株式のリスクは短期間の値動きが大きいことだ。上がったり下がったりする循環的なリスクはあると思う。ただ、短期的な振れは大きくても、年金運用は『長期』を前提にしている」

「今年は(株式)市況が悪く、評価損が出たからダメだというわけではない。長期のトレンドがどうかが重要だ。1年、2年の成績に一喜一憂せず、10年、20年の長いタームでみている。年金運用はもともと長いタームを前提にしたものだ」

――国債と国内株の株式については、これまでより上下の「かい離」を容認することになった。かえって曖昧な運用指針とならないか

「基本的な考え方を変えたわけではない。今回の見直しで、国内債券の比率が大幅に引き下がる一方、比較的、値動きの大きい国内外の株式の比率が高まったため、他の資産のふれで、国債のウエイトが変わりやすくなった」

「あくまでも技術的な対応と認識している」

――新たな資産比率と、保有実態とのかい離もあると思う。いつまでに上下限の幅に収まるようにするのか。

「今年9月末の資産比率を公表しておらず、入っているかどうかは言及を控えるが、いずれにしてもタイムリミットを設けているわけではない」

「市場に大きな影響を与えないようにするためにも、状況をみながら、もっと買えるときには買ってもいいし、買いづらいときには買わない。逆に、売りづらいときには売らないし、売りやすいときには売る。市場の動向をみながら売買を進め、入れ替えを行う」

――中心値までの調整も同様か。

「もちろんそうだ。中心値に近づけていくのは基本だが、これもタイムリミットを設けているわけではない」

「経済環境や市場環境によっては、中心値からあえて外すこともあり得る」

――発表のタイミングが日銀の追加金融緩和と重なったことが思惑を呼んでいる。株高政策を推進する安倍晋三政権からの圧力との指摘もある。

「私に対してはまったくなかった」

――今年6月の運用指針の見直し要請から13回にわたり議論を重ねてきた。候補に挙がった案にはどのようなものがあったのか。

「詳細についてこの場では言及を控えるが、5%刻みの案を基本に議論してきた。これまでは国債の比率が高かった。このため、他の3資産の構成比率のパターンも数えられる程度に限られた。しかし、今回は国債の比率が大きく低下したことで、残る3資産の比率を1%刻みで試算すると、無限に数が増えてしまう」

「まずは5%刻みで計算し、このあたりが妥当という案については、その近傍のプラスマイナス2%程度のところで1%刻みで再計算し、どれが一番いいかをチェックした。結局は、もとの5%刻みがいいとの結論に至った。何らかの意図があったわけではない」

――最後の運用委員会となった10月23日の議決の際に、反対意見や、反対票はあったか。

「反対票はあった。委員の名前は言えないが、議決としては委員8人のうち賛成7、反対1となった。国債は安全だが株は価格変動が激しいという一般認識があり、変動が激しい株のウエイト高めることに、国民の理解が得られないのではないか、という反対意見だった」

――国債などの伝統的な運用資産とは別に、インフラや不動産、プライベート・エクイティー(未公開株)などの非伝統的な代替(オルタナティブ)枠に、全資産の5%の投資上限を設けた。狙いは。

「向こう5年でどのくらい積み上がるか、という観点から、うまくいって5%程度と試算した。5%は6.5兆円程度に相当する。強い制約にもなるとの判断からだ」

「インフラは一般のマーケットで売られている資産と異なる。1000億円と決めても、いい案件がなければ投資はできない。いくらと決めてすぐ実現できるものではない。いっぺんに残高が膨らむわけではない」

――英プライベートエクイティ(PE、未公開株式)投資会社、コラー・キャピタルの水野弘道パートナーが運用委員に入っていることは、利益相反に当たらないか。

「関係ある案件であれば、当然、議論から外れてもらう」

――今後、統治強化に向けた議論が本格化する。法改正伴う組織改革は必要か。

「何人かが集まって議論しながら投資のやり方を決める方が健全だ。運用委員会は毎月1回程度の開催にとどまり、日常の投資の議論はできない」

「理事会をつくり、議論しながら投資方針を決定し、投資を実行するのが組織のあり方として望ましい。そうした点は取り入れてほしい」

*内容を追加しました。

(山口貴也、梅川崇))
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0IX0LV20141113


06. 2014年11月14日 08:46:58 : p9B89YgNYw
日銀資産が痛むという表現に意味は無い、
無尽蔵に通貨が発行できる時代は人々がそれを信用するか否かに掛かっている。
マスコミによる情報操作により信用されたりされなかったりと言う側面が非常に大きい。
銀行貸し出しのBIS規制に意味があるという考え方に立てば日銀資産が痛むと捉えることになるのだろう。

BIS規制が日本潰しのレトリックとわかれば
日銀資産が痛むという言い方にも大きな罠が仕掛けられていると気付くだろう。


07. 2014年11月14日 13:34:16 : TwmuflxYnI
長文のコピペは止めてほしい
長々と読みたくも無いものを張られたのではたまったものではない
自分の意見を手短にまとめるのが掲示板である
他人の意見を貼り付けて満足しているなんて最低だ
主題を読んで自分の意見を書きなさい
それとも読ませないための工作員の仕掛けか



08. 2014年11月14日 17:49:10 : FfzzRIbxkp
あの、国債持ってるのですが、さっさと売ってしまった方がいいのでしょうか?


09. 2014年11月15日 05:24:30 : Lynt6ifHAI
あの,国債暴落はいつなんでしょうか?
中国破綻の時期も合わせてお願いします。富士山噴火や
次の大地震も時期が分かるといいですねえ。

10. 2014年11月15日 11:41:02 : EafiyWvCKQ
09>
日本国債暴落)
米ドルが暴落したとき

中国崩壊)
中国中央テレビのAPECみましたか?
ロシア、カナダ、イギリス、ドイツ、西アジア、東南アジア各国は元との
直接取引を開始した
崩壊ありえない、世界の覇権国家は米国から中国に移管中

富士山、地震)
考えてもしかたない?


11. 2014年11月15日 14:32:36 : Dirdb2r1yc
暴落はかなり近い
その時は異次元緩和を止めるとき
今のような国債買占め、株買占めはいつまでも続かない
これを止めると言った時、株と国債は暴落する
当たり前じゃないか
誰も買わなくなれば暴落するのは当たり前のこと
おそらく1年後、遅くとも2016年にはそうなるだろう
相当い悲惨なことが待っている
早く止めれば傷は少ないだろう
毎年80兆円もつぎ込んで国債を買占め、さらには株も買う
愚かなことに年金基金で株を買う
日本にとって相当恐ろしいことが待っているはずだ



12. 2014年11月15日 18:54:27 : Dirdb2r1yc
米国が緩和をしたのには切羽詰った理由があった
もう忘れた人が多いと思うが米国はリーマンショックなどによる大恐慌が迫っていた
バーナンキがこの金融緩和で何とか大恐慌は避けられたように見える
ところが、たいした理由も無いのに米国以上の金融緩和をした国がある
もちろん我が日本だ
デフレを止めるためと称して、ところが実際は消費税率の引き上げと安倍の人気取りのために行われた
米国はテーパリングで少しずつ国債の買取を減らしついに終了することになった
金利の引き上げは当分無いだろうが、順調に止めることができた
これは日本がさらに金融緩和をしたため、米国でなくとも無利子の資金を日本から借りられることによる
日本が止めるときには無利子どころが金利が跳ね上がることになる
買い手がいない国債を売るためには相当金利がないとさばけない
結果日本はカネが全く回らなくなり大不況どころか大恐慌になるのである
原因は安倍の人気取りだったとは国民は知る由も無い
馬鹿な国民には馬鹿な政治がお似合いと言うことだ


13. 2014年11月16日 08:51:42 : EAkIk2fULU
なるほど、国債暴落が見えてきたからいったん政権を他人に預けるか。

素人目にはその時の政権の責任に見えるからな。


14. 2014年11月16日 17:13:46 : Yw79w8bPeQ
もしも本当に財政再建をやろうと思うならば国民の負担を増やす前に
国会議員を100人程度までに減らす
無駄遣いを一切止め国債の発行をどんどん減らす
消費税を上げる際には食料品等の生活必需品は除く
海外に行ってカネをばら撒くのは止め、国内の政治に専念する
法人税を上げるとともに輸出戻し税は廃止する

ところが安倍はすべて安倍コベのことばかりしている
これでは財政再建などできるわけが無いし能力も無い
日本には優秀な人材はいないのか


15. 2014年11月16日 19:31:41 : N1jhpTDJDM
中央銀行が自国の国債を買うのは、禁じ手だから、まさに自爆テロだ。原発事故による致命的核被害を想定してのことだろう。日本に将来はない、と踏んだんだろう。。やはり、この国は終わっている。

16. 2014年11月16日 19:47:11 : RxPXkYtd0A

07. 2014年11月14日 13:34:16 : TwmuflxYnI
長文のコピペは止めてほしい  >

長文のコペ物は投稿妨害、コメント妨害の常套手段となっている。


17. 2014年11月16日 20:22:14 : Yw79w8bPeQ
異常に長文のコピペが最近目立つ
そんな長く回りくどいものは誰も読まない
またこんなものを貼り付けるのは何か悪意があるとしか思えない
そこで提案だが「30行以上は削除」としていただきたい
ディスクの容量は無駄になるし、妨害が防げる
工作員が増えてきたのか削除をお願いする




[12削除理由]:管理人:言葉使い


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