08. 2014年11月13日 20:46:12
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インタビュー:消費増税判断は慎重に、個人消費弱い=富士重社長 2014年 11月 13日 19:26 JST ☮http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPKCN0IX11G20141113&channelName=topNews#a=1 1 of 1[Full Size] [東京 13日 ロイター] - 富士重工業(7270.T: 株価, ニュース, レポート)の吉永泰之社長はロイターとのインタビューで、消費税率が5%から8%へ引き上げられた今年4月以降、自動車も含めて「個人消費が非常に弱くなっており、相当、気になってきている」と述べた。来年10月に予定されている消費税10%への再引き上げは「よほど慎重に考えないと(いけない)。思ったより景気が悪くなっている」と指摘、再増税に強い懸念を示した。今年4月の消費増税の影響について、同社長は夏のボーナス商戦以降は販売店を訪れる顧客数が戻ってくるとの予想に反し、11月に入っても来店客数は回復しておらず、実際に受注した台数でみても「やっぱり厳しい。良くない」状況が続いている、と語った。 同社は10月31日の決算発表で、2015年3月期通期の日本での販売計画を従来の前期比7.3%増の19万4900台から同8.3%減の16万6500台に引き下げた。吉永社長は決算会見で、全体需要が下期から好転するとの見通しを修正し、「年内の全体需要の回復は厳しい」との見方を示している。 インタビューでの主なやりとりは次の通り。 ――中期計画達成に向けて、これまでの実績をどう評価するか。 「スバルブランドを磨くという付加価値経営の推進(を掲げた2020年度までの長期計画)という意味では、まだスタートを切ったばかりだ。営業利益1兆円(14―16年度の3年間累計)に向かって順調にいっているのは間違いない」 ――電気自動車(EV)の開発状況は。 「EVの研究はしているが、まだ未定というのが一番正確だと思う。スバルがもしEVを作るとしたら、アイデアを年内に一度聞かせてほしいと開発者に言っている。スバルの提案するEVを考えたとき、どういうコンセプトがありえるのか、ということが議論のスタートになる。(具体的に)決めるのは来年以降になる」 ――主力市場の米国は特に好調だが、先行きをどうみるか。 「(8月下旬に)米国を訪問した際、現地の投資家から『景気は良くなったばかり。(米の自動車市場全体の需要として)1600万台強という数字がおそらく4―5年続くと思う』という意見が圧倒的だった。こんなに米国市場を強くみているんだ、と感じた」 「スバル(の販売)自体が絶好調なところに(米国の)景気も回復してきているので、ダブルに良くなっている。生産能力が不足するので、今以上は作れない、ということがリスクだと言われた」 ――中長期的に開拓する東南アジアやロシアなどでの今後の生産や販売体制は。 「マレーシアでのCKD生産(部品を輸出し、現地で組み立てるノックダウン生産)は非常にうまくいっている。(生産可能な)約5000台は全部売れているし、さらに日本からの輸出でも5000台が売れており、インドネシア、タイ、マレーシア市場合わせて約1万台が売れている。マレーシアのCKDはやってよかったなと思う」 「ロシアは政情不安などで(販売)台数も伸び悩んでいるため、次の手を打つまでまだ販売そのものが行き着いておらず、話もまったく進めていないが、考え方としては日本、米国、中国では現地生産、それ以外の国は、関税にもよるが、ごく少量投資の小規模なCKD生産というのがおそらく取りうる手。マレーシアがうまくいっているので、ノウハウは手にしている」 「欧州も拡大するというより、今の年間4―5万台規模でいい。スバルの商品や技術を理解してくれるお客様が値引きしなくても買っていただけるような状態を維持したい。欧州は過当競争になっているが、スバルが値引合戦に入っても、しょうがない」 (このインタビューは11月10日に行いました。) (白木真紀) ☮http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0IX11G20141113?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPTopNews+%28News+%2F+JP+%2F+Top+News%29&sp=true |