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円安が一気に進む/(C)日刊ゲンダイ
1ドル120円時代…円安地獄乗り切る「外貨建て」家計防衛
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/154750
2014年11月8日 日刊ゲンダイ
「1ドル=120円」時代が現実味を増している。ハイパー円安が続いて物価が上昇しても、その分、給料が上がる保証はどこにもない。家計は火の車、まさに“円安地獄”だ。せめてなけなしの資産を「外貨建て」にして家計防衛を思案中という読者も多いだろう。さてポイントは?
「やはり、ドルで考えるのが一番でしょう。何といっても基軸通貨、ユーロなどより市場が大きい分、為替レートのブレがあっても収斂されやすい。ただリスクを考えれば、外貨建ては手元資産の2〜3割に抑えるべきでしょうね」とは、ファイナンシャルプランナーの紀平正幸氏だ。
パッと思いつくのは外貨預金だろうが、これはあまりお勧めできないという。“定期預金”だから簡単に解約できず、円安メリットを享受できるタイミングを逸してしまう可能性がある。
そのうえ為替手数料もバカにならない。1ドル=2円として、売買の行って来いで4円。1ドル=115円で預金しても、単純計算で本当に120円まで円安が進まないと、家計防衛にはならない。「満期が来た時には円高だった」では、目も当てられないだろう。
■何かとついてまわる「手数料」
「銀行で勧められがちな外貨建て保険も、販売手数料や運用手数料が抜かれるし、すぐに解約しようとすると、これまた解約手数料がかかる。日本の保険より高い予定利率が設定されていますが、そこまで安定して運用できるのか疑問符が付く。意外とリスクが高いように思います」(紀平氏)
先の見えない円安地獄だ。為替の恩恵をいかにうまく受けるかがポイントで、そのためにはリスクが低くて手数料も安いうえに、簡単に売買できる商品を選ぶことに尽きる。
「ローリスクなら株式より債券で、外貨建てMMFをお勧めします。投資信託の一種で、米国債を中心に運用しているので安全性が高い。為替手数料は外貨預金の半額で、解約手数料もかかりません。円高に振れたら解約すればいいので、円安メリットを享受しやすいわけです。老後資金など長期で考えるなら、米国債のゼロクーポン債でしょう」(紀平氏)
ゼロクーポン債とは、利息がない代わりに額面より大幅に低い価格で買える債券のこと。たとえば償還日までの残存期間が16年ある米国債のゼロクーポン債なら、日本の証券会社で額面1万ドルを6400ドル程度で買える。為替リスクはあるものの、今のレートで購入しても、1ドル=80円以下ぐらいまで円高が進まない限り、損はしない。もちろん、さらに円安になれば万々歳だ。
地獄の沙汰はやはり金次第。乗り切るには賢くなければいけない。
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