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米量的緩和、結局その効果:何にどういうロジックで効果があったか謎ばかり:経済支配層に利益があればOKという無粋な政策
http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/529.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 11 月 08 日 05:53:26: Mo7ApAlflbQ6s
 


[羅針盤]米量的緩和、結局その効果は

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)前議長は回顧録を執筆中だ。誰もが知りたいのは議長がどこまで量的緩和(QE)の効果を確信していたかだ。先週、終結が決まったQEは最後まで謎だらけだった。

 最大の謎はQEが景気を刺激するからくりだ。FRBが世の中に出回るお金の基となるベースマネーを増やしても、融資などの形でにじみだす量は限られた。企業の投資などがもたつき物価も上がらない一因だ。

 それでも米景気を明るくしたのは株価への貢献が大きい。QEのたびに株高が進み、家計の資産増や心理改善を通じ、「消費増→企業の業績改善→雇用の改善」という循環を後押しした。
 ではQEは株価にどう作用したのか。これもはっきりしないが、「いざとなればFRBが動く」との安心感は無視できない。実際、景気が勢いを失うとQEをめぐる観測が強まり、逆に相場が上がるパターンが繰り返された。バーナンキ氏自身も最近「金融政策は2%が行動、98%が言葉だ」と発言している。

 QEと株高の関係では「ポートフォリオ・リバランス」がよく言われる。安全資産である国債の利回りが下がると、運用難から民間機関がお金を社債や株式などのリスク資産に移す、との理屈だ。だが実はQEの発動で金利は逆に上がる現象が目立った。これも大きな謎の一つだ。

 カギとされるのは物価だ。QEで物価が上向くとの予想が増え、これを反映して金利が上がったという。金利の上昇を理由にQEの効果を否定する声もあるが、物価が上向く期待を高めたのならQEが本来の効果を上げたとの見方も成り立つ。

 ただ金利が上がれば物価や景気への好影響を打ち消す面もある。すると差し引きでQEの効果はどれほどなのか。結局、謎は深まるばかり。前議長の回顧録で本音が聞きたい。

(米州総局編集委員 西村博之)

[日経新聞11月2日朝刊P.13]

 

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コメント
 
01. 2014年11月08日 08:43:19 : Fg4tg1weJ2
金持ちが有益であったのみ。

金融破綻を食い止めるのが目的。
よくぞり-マンだけで終わったものよ。
ロックフェラ-のシチィ-バンク迄、破綻はさせないわな。

日本の金融緩和は、アメリカの緩和停止に基づき受け皿としてアメリカが用意させた。のであろう。
アメリカ緩和停止、株大暴落し始めた直前に、日銀緩和開始だからな〜。
日銀も、アメリカ支配から抜け出そうとしない、政治もそうだけど、、。
いつから日本人は、自立心のない腑抜けに変わったのだ?

鬼畜米英は、死語ではないはずだ。
違うかな〜

小泉時代からか?


02. 2014年11月08日 08:58:42 : jXbiWWJBCA


10月米雇用統計:識者はこうみる
2014年 11月 8日 00:31 JST
[7日 ロイター] - 米労働省が7日発表した10月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が21万4000人増えた。失業率は6年ぶり低水準の5.8%まで下がった。世界需要が鈍化する中、米経済の底力を示す内容となった。

ただ、賃金の伸びは引き続き弱く、連邦準備理事会(FRB)は利上げ開始を急がないとみられている。

市場関係者の見方は以下の通り。

●FRBの量的緩和終了を正当化

<ナショナル・ペン・インベスターズ・トラストのシニア・バイスプレジデント、テリー・モリス氏>

米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和策を終了させたことは正しかった。米経済は緩やかではあるが、成長し続けている。

予想に届かなかったため、短期的にはマイナスの影響も出るかもしれない。ただ、長期的には影響もなく、市場でも懸念は出ないとみている。

●景気堅調、政策に方向性は与えず

<ウェルズ・キャピタル・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、ジム・ポールセン氏>

労働参加率が上昇した一方で失業率が再び低下、賃金の伸びは0.1%にとどまった。ゴルディロックス的な統計だ。

これは米経済が3%あるいはそれ以上のペースで成長しているが、インフレ面での影響は表れていないことを示唆している。このような統計では(株式)市場は上昇する一方になる。ゆくゆくは賃金の問題に直面することになるだろうが、まだ表面化していない。

この統計は連邦準備理事会(FRB)に対し、米経済の足取りが堅調であることを示している。海外で景気の減速があっても米国は影響を受けていないようだ。同時に、賃金が伸びていないため、切迫感はない。堅調な数字だが差し迫ったインフレ圧力は示していないため、FRBに何らかの方向性を与えるものではない。

●大幅な収益増・長期失業の急減が重要

<アリアンツの首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏>

世界経済が最近弱含む中、今回の統計は底堅い内容で、過去1年間の月平均の雇用創出規模が22万人にまで拡大した。より大きく収益を伸ばして、長期失業を一段と顕著な形で減少させ、雇用創出や失業率の改善を補強することが現時点で重要だ。


ドル高一服、雇用統計後に利食い売り優勢=NY外為市場
2014年 11月 8日 08:36 JST
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 7日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。総じて底堅いものの、市場予想を下回る伸びとなった米雇用統計を受けて、利食いが優勢となった。

10月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が21万4000人増と、23万1000人増を見込んでいた市場予想に届かなかった。一方、失業率は2008年7月以来、約6年ぶりの水準となる5.8%まで下がった。

ドル/円JPY=は0.66%安の114.44円。前日には7年ぶり高値となる115.49円をつけていた。

雇用統計の発表を受け、市場は不安定な展開となり、ユーロ/ドルEUR=は一時1.2357ドルまで売られ、2年2カ月ぶり安値を更新した。その後は持ち直し、終盤の取引では0.58%高の1.2445ドルをつけている。

BMOキャピタル・マーケッツの外為戦略部門グローバル責任者、グレッグ・アンダーソン氏は「雇用統計を受けた反応は、市場がドル高に飽き気味であることを示唆している。市場はかなりドルロングに傾いており、一段の上昇には完璧さが要求される。今回の統計は堅調な内容で、3カ月前ならドルを押し上げていただろう」と指摘した。

主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数.DXYは一時、2010年6月以来の高水準となる88.19に上昇。だがその後は押し戻され、0.52%下落の87.55をつけている。

ドル/円    

終値       114.53/55

始値       115.38/43

前営業日終値   115.19/21

ユーロ/ドル  

終値       1.2452/57

始値       1.2386/89

前営業日終値   1.2374/76

http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0IR1MP20141107?rpc=223
 


03. 2014年11月08日 09:04:24 : jXbiWWJBCA
QEが景気を刺激したからくりは、まず金融抑圧による投資刺激、「ポートフォリオ・リバランス」による資産効果、そして何より通貨安誘導で実質コスト(賃金など国内価格)下落による低賃金雇用を中心とした投資拡大にあったと言える。

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