02. 2014年11月09日 22:15:59
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自殺したフォックスコン工員の詩、中国の若者に共感広がる 2014 年 11 月 7 日 18:40 JST中国にある富士康科技集団(フォックスコン)工場で働く作業員 Reuters 中国の工場で働いていた青年が自殺する前に書いた詩に共感が広がっている。詩からは、中国の工場でよくある、過酷な労働の様子が垣間見える。 文学に関心のあった許立志さん(24)は生活のため、2010年から電子機器受託製造大手、富士康国際控股(フォックスコン)の組み立て工場で断続的に働いていた。深セン晩報によると、許さんは9月30日、ビルから飛び降り、自ら命を絶った。その後、友人が許さんの書いた詩を集め、地元の新聞に掲載した。 掲載されてしばらく経った今、許さんの詩が中国のブログで話題になっている。詩のテーマは、かなわない夢や、頭のおかしくなるような作業、疎外感などで、中国の若者の琴線に触れ、不安を抱える若者の心に訴えかけている。 「組み立てラインの前でぼくは鉄のように立っている、ぼくの両手は飛んでいる。もう何日、何夜、 こうやって眠りに落ちながら立っているのだろうか」 (2011年、ネットフォーラム「豆弁」に掲載) 許さんは農村から仕事を求めて大都市・深センにやってきた。いずれはここに居を構え、図書館員になることを夢見ていた。今年に入り恋人と別れ、市内の書店でも仕事を見つけることができず、フォックスコンの工場で再び働き始めた。 最後の詩「死の床」で、許さんはこう書いている―― 「ぼくはもう一度高い山の頂に登りたい、失われた魂を呼び戻したい。また空を感じたい、あの明るい青に触れたい。でもこの何一つできない。だからこの世を去ることにする」 フォックスコンは2010年、工場で労働者の自殺が相次ぎ、世界の批判の目にさらされた。同社は当時、自殺率が中国の平均を下回っていると述べながらも、それ以降、工場と社員寮の改善に努めている。それでも、こうした工場はここ数年、組み立てラインの人員を探すのに苦労を強いられている。 関連記事 中国 電子機器工場でロボット導入が進まない訳 フォックスコンの中国工場でスト、生産には影響なし 中国のハイテク工場、頼りの労働力は学生―学業おろそかに 鴻海、自社向け産業用ロボットの開発を計画 中国、イノベーション時代の幕開けか スライドショー:中国の次なる偉大な発明品−手作りロボットから潜水艦まで http://jp.wsj.com/articles/SB12377912224764574491004580262093764489102?mod=WSJ_article_EditorsPicks 自殺したフォックスコン工員の詩、中国の若者に共感広がる 2014 年 11 月 7 日 18:40 JST
中国にある富士康科技集団(フォックスコン)工場で働く作業員 Reuters 中国の工場で働いていた青年が自殺する前に書いた詩に共感が広がっている。詩からは、中国の工場でよくある、過酷な労働の様子が垣間見える。 文学に関心のあった許立志さん(24)は生活のため、2010年から電子機器受託製造大手、富士康国際控股(フォックスコン)の組み立て工場で断続的に働いていた。深セン晩報によると、許さんは9月30日、ビルから飛び降り、自ら命を絶った。その後、友人が許さんの書いた詩を集め、地元の新聞に掲載した。 掲載されてしばらく経った今、許さんの詩が中国のブログで話題になっている。詩のテーマは、かなわない夢や、頭のおかしくなるような作業、疎外感などで、中国の若者の琴線に触れ、不安を抱える若者の心に訴えかけている。 「組み立てラインの前でぼくは鉄のように立っている、ぼくの両手は飛んでいる。もう何日、何夜、 こうやって眠りに落ちながら立っているのだろうか」 (2011年、ネットフォーラム「豆弁」に掲載) 許さんは農村から仕事を求めて大都市・深センにやってきた。いずれはここに居を構え、図書館員になることを夢見ていた。今年に入り恋人と別れ、市内の書店でも仕事を見つけることができず、フォックスコンの工場で再び働き始めた。 最後の詩「死の床」で、許さんはこう書いている―― 「ぼくはもう一度高い山の頂に登りたい、失われた魂を呼び戻したい。また空を感じたい、あの明るい青に触れたい。でもこの何一つできない。だからこの世を去ることにする」 フォックスコンは2010年、工場で労働者の自殺が相次ぎ、世界の批判の目にさらされた。同社は当時、自殺率が中国の平均を下回っていると述べながらも、それ以降、工場と社員寮の改善に努めている。それでも、こうした工場はここ数年、組み立てラインの人員を探すのに苦労を強いられている。 http://jp.wsj.com/articles/SB12377912224764574491004580262093764489102#printMode 10月の米雇用統計、エコノミストの見方は By SARAH PORTLOCK 2014 年 11 月 8 日 15:39 JST 米国の10月の非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比21万4000人増加した。失業率は5.8%に改善し、賃金はやや上昇した。就業者数の増加はここ数カ月と比較して少ないものの、過去3カ月の増加数は平均22万4000人だ。ウォール・ストリート・ジャーナルが調査したエコノミストの予想は、就業者数が23万3000人の増加、失業率が前月と同じ5.9%だった。複数のエコノミストが7日、10月の雇用統計は労働市場には依然改善の余地があるものの、景気が強含んでいることを示唆するものだとの見方を示した。 キャピタル・エコノミストのポール・アッシュワース氏 「概してこの雇用統計は依然力強い内容だ。別の家計調査では雇用が63万8000人増加し、その結果、失業率は5.8%にまで低下した。過去2カ月の統計値の改訂では就業者数は3万1000人増加した。もっと一般的なことを言えば、20万人の節目を上回る増加は非常に堅調な兆しとみなしていい。また、ほぼ全ての産業部門で雇用が改善しており、10月の就業者数の増加が広範にわたることを裏付けている」 BTIGのダン・グリーンハウス氏 「非農業部門就業者数の21万4000人の増加は、過去2カ月の就業者数が合計3万1000人上方修正されたとはいえ、確かに期待外れだ。だが一方で、就業者数の増加が1995年以来初めて9カ月連続で20万人を上回ったという事実を軽視すべきではない。その他の注目される指標としては、労働人口の大幅な増加で労働参加率が0.1ポイント上がったことが挙げられる。さらに、失業率が「好ましい」理由で低下していることも重要だ。つまり、雇用水準が68万3000人と大幅に増加する一方で、失業水準が26万7000人減少している。失業率の妥当性やそれが何を示すかについては議論の余地があるが、少なくとも10月の失業率の低下が良いことであるのは間違いない」 ジャニー・モンゴメリー・スコットのガイ・ルバ氏 「全ては文脈に左右される。4年前であれば非農業部門就業者数の増加が21万人台でも誰も騒ぐことはなかっただろう。しかし、増加が9カ月連続で20万人を上回っている現在では、さほど素晴らしい数字には見えない。だが実際のところ、市場の反応や数字を分析する金融業界の厳しい口調はさておき、雇用の伸びはかなり順調だ。結果だけを見る限りはプラス材料と考えていいだろう。隣の芝は青く見えるものだ」 エコノミック・ポリシー・インスティテュートのエリーズ・グールド氏 「これは景気が正しい方向にゆっくりと動いていることを示してはいるが、これ以外の数値を見てみると、現在の労働市場が依然正常とはほど遠いことが明らかだ。民間部門の10月の名目平均時給は前年同月比2.0%の上昇。今年に入ってからほぼこのペースが続いている。こうした賃金の伸び悩みは、労働市場が依然かなり停滞していることを明確に示している。現在のように求職者が非常に多く、しかも雇用機会が少ないために求職をあきらめている人が大勢いるような状況では、雇用者には単純に必要な労働力を確保するために賃上げする必要性が感じられない」 RBS証券のミシェル・ジラード氏 「労働市場が引き続き健全なことを示す確固たるリポートだ。ただし、改善ペースに有意な加速の兆しは見られない(しかし、労働市場の指標は最近改善しており、今後もいくつか堅調な数値が期待できるとみている)。われわれの見方では、このデータの内容であればFRBは予想通り2015年中(われわれの予想では6月)に利上げに踏み切るだろう」 ピックアップ cat 自殺した工員の詩、中国の若者に共感広がる cat 日中対話の再開、喜ばないのは中国軍だけ cat 米国の小売店、世界でも際立つ「店員のねこばば」 cat グーグルマップの時代でも、紙の地図は健在 cat 猛スピード人生をコントロールするための5つの提案 cat 米ビジネススクール、アジア人受験の高得点悩む http://jp.wsj.com/news/articles/SB12377912224764574491004580263851865190526?mod=_newsreel_5
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