02. 2014年11月07日 08:18:49
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西山温泉慶雲館 ダメダメ 2011年05月26日18:47 俺は非常に執念深い性質なので、これまで俺に嫌がらせをしてきたヤツラを逐一メモっている。そして、機会があれば、そう例えば、首都直下型地震なんかが来て、未曾有の混乱があちこちに出始めれば、それに乗じて、過去、俺に嫌がらせをしてきた連中に思いのタケをぶつけてやりたい、と常々思念している。
直下型地震が来ても、敵は山梨県の山中に位置するため、混乱に乗じての復讐というわけにはいかないのだが、しかし少なくとも俺を敵に回したことを後悔させるに足るのが、西山温泉慶雲館だ。 彼らにとっては全くもって、不幸だ。 俺も名前は失念していたし、過去、確かに怨みのネタとして持っていたものの、今日のこの寸前までついぞ記憶中にはなかった。 なんでもギネス登録されたようだ。最古の温泉とやらで。 そこで、名前が挙がってしまったのが、彼らにとっての不幸、というわけだ。 眠れる龍をあえて起こすとは、いやはや、彼らの暴挙には敬服する。 どんな仕打ちを受けたかと言えば、概要は次の通りだ。
もう3、4年前にはなろうかと思う。 ある爽やかな日、車二台で連れ立って山梨へドライブ、日帰り温泉でも楽しもうか、という話になった。 山梨は、そもそも俺の先祖発祥の地でもあり、そして一時期武田信玄に傾倒していたこともあり、甲州には足しげく通った。 ところが、鰍沢より地図上では左方、すなわち早川町の辺りは、道路上でもどん詰まりのため、今まで行ったことが無かった。そこで、その日はGO,ということになったわけだ。 そして、上記の慶雲館が出てきた。 なるほど、西山温泉ということで温泉でもあるのだろう。ここで日帰り入浴をしようか、という話になった。 だが、一瞬おれはいやな感じがした。同館のHPでも見れば多分全容が出てくるだろうが、山の中にあるくせに異様に場違いな立派さを持っているのだ。 かつて本ブログで処断してやった、イナカの下品な彩りでくくられている巨大旅館というわけではなく、色合いはさして目立つことは無いのだが、文字通り、巨大なのだ、この慶雲館とやらは。 誰もいない(というより、先にも書いたとおり、このどん詰まりの中で=一本道はどこにも抜けられない道路なので、人は少ない)山中であたり払う無用な威容さが、何かカチンと来たのを覚えている。 大体、俺の温泉遍歴から言うと、このテの「間違った」方向性を売り物にしているところは、経営者の感覚が180°あさっての方向を向いていて、ともすればそうした「間違った」方向性が従業員の傲慢さに自然とトップダウンされていることが得てして多いのだ。 予感は容易にあたった。 日帰り入浴の客などお断り、というわけだ。取り付く島も無かった。 せっかくの楽しい思い出が一点の下らない・取るに足らないバカげたことで台無しになることは良くある。さながら、白装束に一点の墨がついてしまったかの如く、だ。 結局、その山梨行は、慶雲館の従業員の態度でまったくつまらない一日に成り果ててしまった。 確かに、有名旅館の場合、日帰り入浴をお断りするケースが多いのは良くあることだ。1人¥500〜2000では、割に合わないというのだろう。だから、宿によっては入浴を「休憩」とセット販売し、昼食や昼寝できる座敷を提供して合わせて、¥5000としているようなところもあるし、そもそも入浴は宿泊客にしか提供しない、という店もある。 それはもちろん、宿ごとの勝手な経営方針によるものだから、自由だろうし、駄目なら駄目でよいのだが、しかし、断り方というのがある。そこが、経営者の教育が成っているかどうかの見極めポイントだ。女将を出してきて、そこで丁寧な断り方をしてくるのか、だらしない従業員に唾棄されるかの如く拒絶されるのか、では印象が違う。言うまでも無く、慶雲館は後者だったわけで、しかも駐車場の整理員ごときに見下されたかのように追い払われたことは、決して忘れることは出来ない(といって、忘れていたが chuckle)。 しかし、残念な話、得てして有名な温泉街や有名旅館の場合、傲慢な態度を平然としているアホ従業員が多いのも事実だ。何も慶雲館だけの罪ではない、と思うが、冒頭書いたとおり、処断の対象になってしまったのは、結局彼らにとっての不幸だったというわけだ。 ギネスを申請して、最古の温泉ということで登録を受けたらしいが、そんな暇があれば、オマエラのバカ従業員に教育の「キ」の字でも教える方に労力・時間を割くことの方が優先なのではないのか?
何を勘違いしてやがるのか。 経営者がバカであれば、その下について日銭を稼ぐバカは二乗・三乗化されるのは自明の理というものだろう。そこがわからず、宿の本分であるホスピタリティを捨て、無用な名誉を求めるという明後日の方向性こそ、このバカ宿に似つかわしい。よしんば、ギネスの名に惹かれて一旦は客入りが増えたとしてもだ。バカとバカ二乗者によってしか構成されていないバカの巣窟に一宿一飯を求めたところで、日常生活を離れた良質のホスピタリティが期待できるわけがない。 というよりもこの慶雲館は最初から方向性のズレがあったのではないかと思う。 というのも、あの山中であの威容さをよしとするのは、やっぱりオカシイと思う。一体だれにあんなに威張った造りを誇示しているのか?タヌキにか、熊にか?それともキコリにか。 ああいう建築を良しとしたセンスが、ギネス申請に行き着いた、というわけなんだろうが、チャンチャラおかしい。 ドラマ「HOTEL」の一話にこんな話がある。
主人公の勤めるホテルプラトンに親子三人連れがやってくる。その親は、しかし仕事の関係もあって、宿泊は出来ず、子供が雑誌を見て目を輝かせたホテルプラトンに日帰りで遊びに来たというわけだ。だが、従業員の態度がそっけないこともあり、子供の最大の興味対象は脆くも崩れ去る―。後日、その母親がプラトン社長宛てにそのクレームを手紙で出し、従業員一同奮起し、無料で親子三人を再度プラトンに招待したのだった。 まあ、これはドラマの下りなのだが、たとえ目前の仕事に忙殺されていたとしても、客の中には単なる「宿泊施設」以上に考えている客もまたいる、という想像力をもって仕事をしなければ、宿全体のホスピタリティを遺憾なく発揮できることは出来ない、という教訓がここにはある。 「日帰り入浴希望者など、利益化には程遠いから、そんなヤツラ来たら追っ払いなさい」と教育しているのを十分に想像させうる、あの無礼な慶雲館側の態度は、そっけない態度どころの話ではないし、ホスピタリティとは全くもって程遠い。プラトンの従業員は、己の油断を知ったわけだが、慶雲館側は、日帰りの客に対しての油断と、それに由来する侮りがあったのは事実である。 こういう見方も成立するだろう。
窮余の一策としてのギネス申請、ということ。 そもそも従来どおりに経営がうまくいっていれば、ギネス申請などしなくとも良い。 ギネス申請するぐらいにまで、追い詰められているのではないのか。 というのも、昨今、温泉の存在意義が随分と落魄しているのでは?という懸念がある。 高速道路の整備も進んだ。高速料金も低下した。つまり、首都圏の人間の1日当たりの行動範囲が広がった。温泉宿は、先にも示したとおり、恐らく日帰り入浴だけ受け入れていても成り立つはずが無く、結局のところ、宿泊客を増大させねば売り上げ増加には直結しない。すると、人民の移動インフラが整備されすぎることは、彼ら温泉主にとって決してプラスではない。結局、一日で帰れてしまうからだ。 その意味で、山梨の湯村温泉などは、格式のある立派な温泉街だったが、昨今の凋落ぶりは目に余るものがあるといえる。湯村などは東京からも急行で2時間あれば着いてしまう「中途半端」な距離にあるからだ。 石和は、そもそも新しい温泉と言うこともあり、温泉街というよりも歓楽街に近く、温泉コンパニオンを大量に集め乱痴気騒ぎしていれば儲かるわけだから、ここでは問題視しない。 この観点から見ると、早川町などは非常に中途半端な位置に存在すると言える。先にも言ったとおり、長野や静岡に抜ける幹線道路があるわけでもなし、付近に有名な観光地があるわけでもなし、鉄道の駅も付近には無い。従って、そうしたナイナイ尽くしのエリアにおいては、一にも二にも地道なホスピタリティの追求こそが近道であったと思うのだが、慶雲館の場合、恐らく経営がうまくいかないものだから、コンサルタントを招聘して、その助言もあって同館の歴史を紐解く、地味な作業を始めたら、なんと最古じゃねえか、というわけで早速申請した、という辺りなんだろう。 慶雲館がギネス登録されたという記事を掲載していたサイトでは、社長の言葉として「おもてなしを大事にギネスで認定された希少価値を大事にしていきたい」と出ていたが、ここでの「おもてなし」に糞バエを払うかのごとく追い立てられた一見の日帰り入浴希望者が含まれていないことは自明の話である。 無論、慶雲館が経営的にキツイのか、そうでないのかなどは、空想の話であって、真相は知らないし、知る気もない。今、慶雲館に行けばかつてとは豹変して猫ナデ声で勧誘してくるかもしれないが、あんな山中、高いガソリンを消費してまで、そんなバカげた予想を当てに行きたくもない。 また、ギネス登録された結果、儲かれば儲かるでいいんじゃない、とも思うが、しかし、過去嫌な思いをさせられたのも事実だ。ここで黙っているという法則は俺には通用しない。 同社の社長は「おもてなし」をしゃあしゃあと語るが、オマエラのやっている「おもてなし」などはママゴト以下だ。オマエラ以上の「おもてなし」をしっかりとやっている所なんざ、数えるまでも無く多数いる。ギネスのような無用な装飾など無縁に地道にホスピタリティを追求しているマジメな温泉旅館経営者からすれば、ママゴト的な「おもてなし」を語るだけでも許せねえでしょうな。 その「おもてなし」とやらの方向性は俺らじゃなく、ギネス関係者でしょう。山中にこもりすぎで世の中が見えてないんじゃないんですかね。夜郎自大もいいとこだ。 まあ、少なくともこの慶雲館が非常に権威ぶっていることだけは良くわかった。 ホスピタリティ充実よりもギネス申請を優先している姿勢がそういえるだろうし、また「最古」なんて称号こそ、権威主義者が大好きなもんだもんナ。 一見の客や日帰り入浴客にとっては、旅館サイドの事情、すなわち入浴だけじゃ元がとれないとか、安っぽく入れれば権威が落ちるとかの事情は知ったことではない。要は入れるか入れないか、だけが興味の対象でしかない。
OKが出れば、その客は日帰り入浴を通じて、その温泉旅館がどのような施設を持っているか?従業員の態度はどうか?脱衣場やロビーはキレイか?などの様々な評価を下しているはずであり、その点からすれば未来の顧客につながる可能性はゼロではないはず。 それが見られたくない宿であれば、虚飾としてのギネスでも何でも取ればよいし、無論、ウチはそんな一見から出世する客を育てる必要性も無いくらいお得意様で一杯です、という話なら日帰り入浴希望者を傲慢に・見下したかのように・冷笑的に・侮蔑的に・あざ笑って・顎で突き返しても良いだろうが、昨今の温泉旅館でそこまで余裕コイテる奴は一握りの話だろう。 従って、未来の客になる可能性を持ち、また口コミ等で敵対者とならせない為にも(俺みたいな粘着質者)、それ相応の断り方を持つべきだろう。 今回の話は確かに直接的には慶雲館に腹が立っているのだが、同時にその背景にある多数の有名旅館共への警鐘でもある。だから、慶雲館にとっての不幸は、たった一回のミスだけで口汚い敵対者を出してしまった己の油断にこそ、ある。湯量の豊富さでもギネス申請するらしいが、改めてオマエラの本分はなんだ?ということを、全社対応でもって早急に自問自答しなければならない。
一旅館としてお客様を迎えるよりも、ギネス追求に目を血走らせていること自体が、オマエラの油断につながっていることを知らなければならない。 コメント 4. キタロウ 2014年01月23日 17:35 この方のおっしゃる通り慶雲館は糞旅館です。トップの考えがずれているのも事実です。やはりわかる方は分かるのだと思います。 温泉の質で持っているような旅館です。旅館のプライドだけは高いのですが、ホスピタリティは三流以下と残念な旅館です。 5. かいと 2014年02月08日 03:46 うーん、どんな態度を取られたのかわかりませんが、そまそも行く前に確認してから行けば良かった話で、あんな遠くに行くのに、入浴できるかどうか確認もせずに行くこと自体が無計画すぎるでしょう。 それに温泉に行くのなら近くに奈良田の里温泉という公共の施設もあるのですからそちらを利用してみては?ほちらもお湯はかなりいいですよ。 あるいは駐車場の案内をしている職員からも客として相応しくないと思われたのでは? 末端の従業員の教育が行き届いていないことがあったとしても、あなたが宿に対してどれだけの配慮をもって接したのかわからないですし、これだけをもって慶雲館が悪い宿だとは全く思いませんね。少なくとも私が利用した時は素晴らしいサービスでしたよ。 それと、客を断るにしても女将が出てくる必要はないですよ。女将はもともと受け入れるべき客ですらない人に相手をする時間はないです。女将の仕事を軽減する意味でも、門前払いすること自体は正しい判断だと思いますよ。 仮に言い方が悪かったとしたら問題ですが。 6. 温泉大好き 2014年07月21日 07:54 私も実際に泊まり、同じような雰囲気、態度を感じました。 ここに泊まって初めて今まで泊まった良い宿を思い出しました。 料金を払えば、満足度に比例するのはあたりまえだと思っていましたが・・・泊まる宿は、ギネスや料金なんて関係ないのかも。小さい宿で料金が安くても満足できる宿の方が私には合うのですね。 旅館の中には、たくさんの方が働いていましたが、おもてなしをする心が感じられず表面的な印象をうけました。 笑顔がないし、インカムをつけている人たちはロボットのようでなんかつらそうでした。毎日楽しいのかな。 食事もちょっと・・・好みではありませんでした。評価は人それぞれですが、泊まってみて素直に感じた感想です。 http://blog.livedoor.jp/kazaguruma_ya7/archives/4866257.html |