年金70歳受給開始で現在50歳の会社員は1197万円減額の試算
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141106-00000010-pseven-life
週刊ポスト2014年11月14日号

　10月10日、政府の社会保障制度改革推進会議で清家篤議長は、現在65歳の受給開始年齢について「引き上げることもあり得る」と発言した。その理由は「十分な年金額を確保するため」だという。

　明らかに矛盾する発言である。「年金博士」として知られる社会保険労務士の北村庄吾氏がいう。

「政府は2019年に行なわれる次回の財政検証（※注）までに、受給開始年齢を67〜68歳あるいは一気に70歳へと引き上げることを狙っています。そうなれば月々の受給額が“確保”されても、トータルでは国民は大損することになります」

【※注】財政検証／5年に1度、年金財政を点検し、将来の受給水準の見通しを発表するもの。

　実現すれば、段階的に受給開始年齢が引き上げられることになるだろう。過去の例から見て現在50歳以下の世代からが「70歳受給開始」になる可能性が高い。ちょうど国民年金保険料を65歳まで払わなければいけない世代と重なってくる。

　それによってたとえ受給月額が8000円増えたとしても、70歳まで1円ももらえないなら損する額のほうが大きい。

　では、70歳受給開始で総受給額がいくら減るのか。たとえば、現在50歳の平均的サラリーマン（平均月給45万円）であれば、なんと「1197万円」も減額されることになる。

コメント
01. 2014年11月06日 11:44:23 : nJF6kGWndY >現在65歳の受給開始年齢について「引き上げることもあり得る」と発言した。その理由は「十分な年金額を確保するため」 >明らかに矛盾する発言 >月々の受給額が“確保”されても、トータルでは国民は大損 そもそもトータルでは国民全体では損得はないし 別に矛盾もない 単に、若年世代の負担が増えて（損）、現在の高齢世代の有利な年金維持のために金を回すというだけ つまり少子化が進み、経済成長が低下する中でも過去の既得権を守るためには必要だという話
02. 2014年11月06日 12:07:43 : JfjLqARllU 誰とは言わんが 役人の説明なるものをそのまま信じるメデタイ頭の持ち主がいるようだ。 役人がこれまでどれだけ「中抜き」してきたかも知らないようだ。
03. 2014年11月06日 12:09:18 : nJF6kGWndY これまでの民間保険会社よりは遥かに中抜きは少ないだろｗ
04. 2014年11月06日 14:50:32 : vhVfVSUWGI 月収45万円以下がはるかに多いのだが 　40年間も月収45万円維持できるのがどれだけいるかなぁ 　今後年金は加速的に減っていくし加入者も加速度的に減っていくだろう 　パートにも年金適用しても、効果はないだろう
05. 2014年11月06日 16:27:45 : C3lq0gpU9A 　　詐欺、詐欺、詐欺、詐欺、詐欺…以下同文
06. 2014年11月06日 19:34:29 : 3ddN0G2MUg 若い頃はライバルを蹴落とし、汚い手で出世して会社で生き残り、定年延長にも採用枠に入ることでき、65歳以上まで儚い夢を持ってあくせく働き、さてやっと優雅な引退生活が始まり年金ももうすぐ入る、・・・と思いきや69歳11ヶ月目で哀れポックリあの世行き・・・なんてケースもある事でしょう。
07. 2014年11月06日 20:23:44 : oYuYx3K5VU 02だが役人の中抜きとは グリーンピア、そこらじゅうにある厚生年金会館、スパウザ小田原、かんぽの宿、私のしごと館。その他多数。厚生年金に雇用保険、簡易保険の金のでたらめ運用。 これらの施設に大金を突っ込み、その１００分の１、１０００分の１の金で民間にたたき売りをしましたわな。民間ならとうの昔に倒産だわな。さらに誰も責任を取っていないですな。ハゲタカオリックスが買いましたかな。 年金資金でこんな運用をしてきた、その構造をまず変えなればいかんだろう。
08. 2014年11月08日 21:02:43 : 59egB0OpgE >>07 >グリーンピア、そこらじゅうにある厚生年金会館、スパウザ小田原、かんぽの宿、私のしごと館。その他多数。厚生年金に雇用保険、簡易保険の金のでたらめ運用。 残念ながらそれは年金問題の原因ではない。 「その程度の」金額で危機は発生しない。 もともと受給金額に無理があったのが原因。

フォローアップ:

▲上へ　　　　　 ★阿修羅♪ > 経世済民91掲示板　次へ 　前へ

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。