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写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ
働く意味は…40代ビジネスマンを襲う「こころの定年」克服法
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/154677
2014年11月6日 日刊ゲンダイ
若いころ必死で働きながら、40歳を過ぎて「俺は何のために働いているのか」と悩む――。今こうした中年ビジネスマンが増えている。現役サラリーマンで評論家の楠木新氏(60)はこの現象を「こころの定年」と名づけて警鐘を鳴らしている。
なぜ悩める者が増えているのか。楠木氏に聞いた。
「ひとつはこの10年で男性の寿命が延びて80歳を超えたことです。40歳になり、将来の生活に不安を感じながら“まだ40年生きなければならない”と絶望的な気分になるのです。会社での役職が増えないことも大きい。真面目に働いてきたのに中枢のラインから外されて自分が成長することを実感できず、“自分は誰かの役に立っているのか”“このまま時間が流れていくのではないか”と思い悩むのです」
かつてビジネスの世界では「男の40代は働き盛り」といわれたが、いまは40歳から働く意味を見いだせなくなり、ひどくなるとうつ状態になることも。悪化すると、会社のお荷物になってしまうという悲惨な現象が起きているのだ。
楠木氏によれば、こころの定年を克服するには「会社が悪い」などと他人のせいにせず、自分の意識を変えることが最善の道だ。一番いいのは「もう一人の自分」をつくることだという。
「後半の人生を楽しめる趣味などを40歳で見つけることです。それも過去の夢を復活させるのがいい。私は150人のサラリーマンを取材しましたが、ある公務員は子供のころ好きだった竹細工に取り組み、耳かき職人になりました。NTT職員が提灯の職人になったケースもあります。私自身も40歳過ぎに仕事のやる気を失い、医師にうつ状態と診断されましたが、本の執筆をすることで2つの顔を持つことができ、逆に会社のありがたみが分かるようになった。ブログを書いて他人に読んでもらうのもいいでしょう。大切なのは少しでいいから、そうした趣味で金を稼ぐこと。報酬によって自分が世の中に認められたことを実感できるからです」(楠木新氏)
会社人間からの脱却が実り多い人生を歩む道なのだ。
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