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「仲直りしよう」と呼びかけたが…/(C)AP
中村修二教授との「和解」蹴った日亜化学社長の根深い恨み
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/154690
2014年11月5日 日刊ゲンダイ
そこまで、強いわだかまりがあるのか。「お気持ちだけで十分です」――いらない土産物を断る時の常套句だが、ノーベル賞を受賞した中村修二氏(60)からの“和解”の呼びかけを、日亜化学が拒否したことに驚きの声が上がっている。
文化勲章の親授式(3日)後に都内で会見を開いた中村修二カリフォルニア大教授。かつて青色LEDの特許などを巡って裁判で争った日亜化学工業に対して、「過去のことは忘れましょう。将来だけを見て仲良くしましょう」と話し、「お互い誤解があった。本音で話せば仲直りできる」と、小川英治社長(76)に面会を呼びかけた。
ところが日亜側は4日、「(中村教授が)歴代社長や会社への深い感謝を公の場で述べておられ、弊社といたしましては、それで十分」と、中村教授との面会を突っぱねた。
普通の企業なら「全社員でお迎えしたい」などと応えるもの。面会が実現すれば、日亜にとっても会社のPRにもなり悪いことはないはず。さすがに面会を拒否された中村教授も困惑しているらしい。ネット上では日亜に対し「大人げないなあ」なんて声が上がっている。どうやら日亜サイドは、ノーベル賞受賞後に中村教授が「(日亜化学などへの)怒りが全てのモチベーションだった」と語ったことに、カンカンになっているようだ。
日亜化学の創業者の長男・小川雅照氏はこう話す。
「英さん(小川英治社長)の性格によるところが大きいと思います。おとなしい性格で、決して悪い人ではないのですが、いまだに中村君のことが気に食わないようです。自分より実力があって目立つ存在を受け入れることができない。私の弟・智滋も取締役まで務めた優秀な男ですが、英さんが社長に就いてから追われるように会社を去っています。今回は中村君の呼びかけに応じて懐の深いところを見せてほしかったのですが……残念です」
従業員8300人、売上高3100億円を誇る大企業に成長した日亜化学にとって、今さら中村教授に頼る必要もないのだろうが、関係改善の最後のチャンスをフイにしてしまった。
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