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“手厚い看護”が評判の高齢者ホーム 重度者受け入れや看取りも〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/438.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 11 月 02 日 07:14:05: igsppGRN/E9PQ
 

“手厚い看護”が評判の高齢者ホーム 重度者受け入れや看取りも〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141102-00000001-sasahi-hlth
週刊朝日  2014年11月7日号より抜粋


「医師が来なくなった」「救急車対応が増えた」――。

 今春、各地の高齢者ホームで、訪問医(在宅医)が診療に二の足を踏む事態が起きた。4月に医療行為の公定価格である診療報酬が改定。サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなどの集合住宅で、同一日に複数の患者を診る場合の報酬が最大で約4分の1にまで引き下げられたからだ。

 全国特定施設事業者協議会など高齢者ホームの事業者団体が6月に報酬改定後の動向を調査したところ、1764カ所のホームのうち8.8%で医療機関が変更となったほか、「診療時間が短くなった」「緊急往診が減った」などの影響が出ているという。

 改定のきっかけは、一度の訪問で多数の患者を“まとめて”診察できる高齢者ホームで、訪問医が事業者に手数料を払って診療を請け負う事例が各地で相次いだからだ。国は医療費のかさむ入院治療を削減するため、手厚い報酬で在宅医療を誘導してきたが、仲介業者による「患者紹介ビジネス」まで生むことになり見直しを余儀なくされたのだ。

 だが、あまりの大幅な減額に、現場からも「退院患者の行き場がなくなる」といった不安の声があがっている。

 そんななか、独自の運営で重度者の受け入れや看取りに取り組む高齢者ホームもある。住宅型有料老人ホーム「住ま居るメディカ」(岐阜県多治見市)は、入居者の大半が医療処置の必要な患者で、その約7割は病院からの紹介患者だ。

「入院日数の短縮化で、医療依存度の高い要介護者が増えていますが、生活感のある場所で最期まで療養してもらえるのが強みです」

 こう話す井下宣広社長は、現場にも出る看護師だ。ホームの立ち上げ前に大学病院の救命救急センターで看護技術と判断力を磨き、勤務先で知り合った介護福祉士兼ケアマネジャーの石川敏幸副社長とともに「ほかのホームがまねのできないケアを提供しよう」と、2年前に住ま居るメディカを開設した。

 同ホームの特長といえるのが手厚い看護態勢だ。定員は16人と小規模だが、日中は2人の看護師が常駐する。介護職員から「尿のにごりが気になる」「皮膚に赤みがあるので褥瘡(じょくそう[床ずれ])の兆候かもしれない」などと相談が持ちかけられると、看護師が部屋に出向いて状態を確認し、対応策を助言する。両者が一緒に介助することもある。

「介護職員は日頃の生活状況をよく見ていますから、ちょっとした異変にも気づいてくれます。早めに対策を検討できるので助かっています」(井下社長)

 同ホームの入居一時金は25万円、月額費用は14万3400円(食費込み、介護費は別途)。入居者はケアマネジャーと相談のうえ訪問介護やデイサービスなどを利用するが、介護保険で賄えない分や緊急時は、ホーム常駐の看護師が臨機応変に対応する。その分は月額費用に含まれるので、重度者でも費用が高くなる心配はない。

 住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は入居者が介護事業所を自由に選択できるが、一般的には併設または系列の介護事業所を利用する例が多い。高齢者ホーム側もその分の介護報酬(介護費用)を見込んで事業計画を立てる。ただ昨今は、入居者の「囲い込み」が不要なサービスの誘発につながりかねない、と問題視されている。

 この点について井下社長は、異論を唱える。

「もちろん入居者の選択を阻害することがあってはいけません。ただ、住まいとサービスの事業者が同じほうが職員同士の連携がしやすく、サービスの変更などの融通もききやすい。ケアの方法について話し合う会議を招集しやすいという利点もあります」

 確かに取材中も職員同士が入居者のケアについて話し込む場面がよく見られた。立ち話がいつの間にかケア検討会議に様変わりしていることも少なくない。実際、同ホームのチーム力は地域でも評判だ。多治見市内の病院で患者の退院支援を担うソーシャルワーカー(相談員)はこう評価する。

「高齢者ホームの多くは『こういう状態の患者ならば受け入れます』と自分たちの物差しで考えがちですが、住ま居るメディカは違う。連絡すると職員数人がすぐに飛んできて、患者の状態を把握したうえで具体的にどんなケアを提供できるのか提示してくれるので助かります」


 

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コメント
 
01. 2014年11月02日 22:08:58 : PXs78tua92
爺、婆はちょっとしたことで医者にかかるなよ、診てもらっても治療受けてもその場しのぎ、根本的な回復はあり得ないんだから、無駄なことは止めて早く成仏しなさい。
老人ホームに貢ぐお金があるのなら、死ぬ前に豪遊して悔いのない人生を全うしなさい。まず老人ホームを退去しなさい。
医者が呆れてますよ[90過ぎて、まだ長生きしたいの?これだから馬鹿な患者は美味しい]

02. 2014年11月04日 07:23:08 : jXbiWWJBCA

【14/11/8号】 2014年11月4日 週刊ダイヤモンド編集部
介護保険16年目の大改革
追い詰められる高齢者たち
介護給付の拡大が止まらない。今や10兆円に達し、2025年度には21兆円まで拡大する見通しだ。このままでは制度の維持が困難とみた国は、スタートから16年目の来年、介護保険制度の大改革に乗り出す。中でも高齢者の負担が増えるという意味でインパクトは大きい。その中身を詳細に見ていくことにする。そのため、制度の維持を目的に制度改革が行われようとしている。
来年から介護サービスの
自己負担が1割から2割に
都内のマンションで一人暮らしをしている末吉倫太郎さん(仮名)は今年88歳。一昨年、重い荷物を持とうとして腰を痛めてからというもの急に体調が悪化、最近になって介護認定を受け、訪問介護サービスを利用している。 
そんな末吉さんは、先日、ケアマネジャーの言葉にあぜんとした。 
「来年から介護サービスの自己負担が1割から2割になるらしいですよ」
月々の収入は年金などで26万円。そこから食費や光熱費などを支払った上で、ホームヘルパーの費用など介護サービスを利用する際の自己負担分を支払うと余裕はない。 
「2割というかもしれないが、負担は2倍になる。受けているサービスを減らすしかないかなぁ」
末吉さんの表情は、それ以降曇ったままだ。 
介護が必要な末吉さんにさらなる心痛を与えた原因は、6月18日に成立した「地域医療・介護総合確保推進法」だ。 
この法律は、2000年に創設された介護保険制度を見直すもの。高齢化が一段と進み、介護保険の利用者が増える中でも制度を維持できるような仕組みを整えようという狙いがある。 
少々、理屈っぽくなって恐縮だが、概要を説明しよう。ポイントは大きく2つある。 
まず1つ目は、介護サービスを受ける際の「自己負担割合」だ。 
これまで自己負担割合は、原則として1割だった。それを、15年8月から一定以上の所得のある人は2割に引き上げる。 
対象となるのは、単身で年間の年金収入が280万円以上の人、夫婦であれば346万円以上の場合。これは所得水準で見た上位20%に相当する。 
また2割負担になるかの判断は、世帯単位ではなく、個人単位で判断される点もこれまでと異なる。 
分かりやすい例を挙げると、夫の年金が300万円で妻が60万円であれば夫は2割で妻は1割。夫婦の年金が共に180万円だった場合は、個人で280万円に達しないので2人とも1割負担となるわけだ。 
低所得者に対する居住費や
食費の補助の見直しも
2つ目のポイントは、低所得者に対する居住費や食費の補助を見直すというものだ。 
特別養護老人ホーム(特養)などで居住費や食費は自己負担が原則。ただ、住民税を支払わなくてもいいような低所得者には、費用の一部を補助していた。それが今回、預貯金や有価証券を単身で1000万円以上持っている場合には、補助が打ち切られる。 
こうした改革のベースには、介護保険制度の基本路線の大転換がある。これまでは「受けたサービスに応じた負担(応益負担)」の考え方に基づいていた。それを、相対的に負担能力の高い人に負担させる「応能負担」の考え方を一部に導入したというわけだ。 
その結果どうなるか、以下の図表1-1に具体的な自己負担額の代表的な事例をまとめてみた。現役世代にしてみれば、大した額ではないかもしれない。だが、年金に頼っている高齢者にとっては、負担がずしりとのしかかる。 

要介護3未満の希望者18万人は
特別養護老人ホームに入れない

スタートから16年目にして大改革が行われる介護保険制度。その背景には、制度の維持が困難になってきたことがある。 
上の図表1−2をご覧いただきたい。これは介護給付(総費用)と介護報酬の改定率、そして介護保険料(全国平均)の推移を、制度がスタートした2000年度から並べたものだ。 
当初こそ、総費用は3.6兆円だったものの、毎年のように増え続け、14年度はついに10兆円に達している。この間、保険料も上がり続け、今では全国平均で5000円近くにまで上がっている。 
これだけでもすごい金額なのだが、さらに驚くべきは、いわゆる「団塊世代」が全て75歳以上になる25年度の姿だ。 
総費用は21兆円程度にまで増える見込みで、それを支えるために保険料も8200円程度まで上昇するとみられているのだ。 
こうした将来が待ち受ける中、高齢者はさらに追い詰められる。 
「一人暮らしは不安。特養に入りたいのだが」
都内で一人暮らしをしている72歳の田中ツネさん(仮名)は、膝を壊し、最近転んで腰も悪くした。つえなくしては歩くことができず要介護2と判断された。訪問介護サービスを受けているが、認知症とおぼしき症状も出始めており、不安な日々を過ごす。 
そのため田中さんは、特養への入所を希望しているが、15年3月までに決まらなければそれ以降は入所が難しくなる。というのも、特養への新規入居が「要介護3」以上に限定されることになったからだ。 
厚生労働省の調査による と、14年3月時点で特養の待機者は52万4000人。このうち、入居対象から外される「要介護1〜2」の人は全体の34.1%に当たる17万8000人に上る。
こうした介護難民の大量発生が見込まれる中で、受け入れ側の特養をはじめとする高齢者介護施設には、“もうけ過ぎ批判”が集まっている。 
介護費用を削減するどころか、過剰なサービスを高齢者に施し、介護報酬を目いっぱい得た上にため込んでいる施設が少なからず存在するためだ。 
朝から晩まで汗水流し、現場を支えているホームヘルパーや施設職員の待遇は一向に改善しないにもかかわらずだ。 
もちろん全ての施設がそうだと言うつもりはないが、事態は深刻で、国も対策に乗り出す構え。10月8日、財務相の諮問機関である財政制度等審議会が、介護報酬を6%程度引き下げるよう厚生労働省に求めたのだ。 

http://diamond.jp/articles/-/61505 


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