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写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ
定年起業ブーム再び 「やりたいこと」より「できること」で勝負
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/154510
2014年10月30日 日刊ゲンダイ
団塊世代の定年直前にブームになった定年起業が再び注目されている。ネット関連ビジネスなどの出現で週末起業が話題になり、同時に定年起業の裾野もグッと広がってきたからだ。あなたの周囲には「オレもソロソロ起業の準備をするか――」などと考えている定年直前組が何人もいると言ってもいい。
一方で、リストラに対する不安や、“やりたいことができなかった”という会社に対する不満が募って定年前に退職するケースもある。このタイプも会社をつくる人が少なくない。
これまで2000人以上の起業相談に乗り、週末起業フォーラムを主宰する「アンテレクト」の藤井孝一社長が言う。
「起業したいといっても、実は起業希望者のうち4割は“何をやっていいのか分からない”人々なのです。どんな仕事を始めるかが決まっていない。中には定年後に資格の学校に通って税理士や宅建の資格を取りたいという人もいます。しかし、こちらも税理士になることより、資格を取りたい願望優先。そもそも実力ナシに資格は取れませんし、勉強することに満足してしまい夢破れることもよくある話です」
定年後はもとより、定年ギリギリになって起業を思い立ったところで、現実に一匹狼で食っていくのは甘くはない。「嘱託でいいから会社に残ればよかった」と泣きを入れたところで後の祭りだ。
「仮に念願かなって開業できたとします。だとしても、最初の仕事を取り、事業を軌道に乗せるまでには2年、いや3年くらいはかかる。逆算すれば最低2〜3年の準備期間が必要ということ。定年起業を目指すのなら、会社にいながら、つまり給料をもらいながら準備するのがいいでしょうね」(藤井孝一氏=前出)
■未来の話は社外の人と
60歳定年なら57歳くらいか。いや、用意周到、ジックリ態勢を整えるのなら55歳からでも早くはないという。藤井氏が続ける。
「ポイントは会社にいるうちに起業に関する情報をコツコツ集めること。サラリーマンは会社を辞めてしまうと情報が入ってこない。半減してしまうんです。たとえば、あなたが営業のプロなら、若い人材を育てながら実績を積む。若い人のアイデアを吸収しながらノウハウを積み重ねるんです。人材育成は起業の人気テーマですし、営業マン研修などの講師としての将来が見えてきます。人脈面でも会社の看板は重要です。現役時代にしっかりストックをつくっておく。『会社を辞めちゃうと、人脈はパッタリ途切れてしまう』と多くの先輩が言っています」
会社の看板は使える時に使っておくのが鉄則ということか。
さて、何をしたいか分からない人はどうするか?
「自分のセールスポイントは、職務経歴書を書いてみると分かりやすい。経歴、趣味、文化的活動など。その中から最も経験があって“強み”がある分野を探す。定年前のベテランになればなるほど、“何をしたいかより何ができるか”が大事。自分の強みを生かせる分野で起業できれば成功確率は一段とアップするはずです。また、起業セミナーなどで異業種の人と付き合ってみるのもいい。会社の同僚との飲み会では上司への不満や愚痴になりがちですが、異業種の人が相手だと未来志向の話ができます。付き合う人間を変えると思考方法も変わります。これもサラリーマンが起業に近づく手っ取り早い方法です」(藤井孝一氏=前出)
明日からアクションを起こすべし。
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