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有本均氏/(C)日刊ゲンダイ
ハンバーガー大元学長が説く「ヤル気失った時考えるべき事」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/154347
2014年10月24日 日刊ゲンダイ
サービス業に特化した定額研修機関「グローイング・アカデミー」が、低価格を武器に業績を急拡大させている。今月には5校目となる横浜校を開校した。学長は、日本マクドナルドの「ハンバーガー大学」元学長で、ファーストリテイリングの柳井正社長に請われて「ユニクロ大学」でも部長を務めた有本均氏(58)だ。
長く会社勤めをしていれば、どうやってもやる気が起きない時がある。
同期に出世で後れを取った時はなおさらで、自分の評価の低さに上司を恨むことさえある。有本氏もその出世競争に遅れたクチで、悶々とした日々を送っていた。
「早稲田大学(政経)の学生だった4年間、マクドナルドでアルバイトをしていました。その流れで79年に入社したのですが、当時、名古屋の両親は〈大学まで行ってパン屋の小僧になるのか〉とすごいけんまくでした。ところが、80年に500億円だった会社の売上高は、91年には2000億円を突破。怒涛のように店が増えていき、働いていてこれほど楽しいことはなかった。もっとも、同期の仲間は店長を3〜5年経験したらスーパーバイザー(エリアマネジャー)に昇格していくのに、私は8年間も店長のままだったのです」
その頃は、「自分は上司に恵まれない」とふてくされていたという。
「自分に足りないのはコミュニケーションスキル。それに気付き、気の合わない上司にも積極的に話しかけるようにしました。時には厳しい意見も言ったものです。実は、それまでの私は寡黙がゆえに、〈何を考えているのか分からないヤツだ〉と思われていたのです。サラリーマンにとって〈あいつは真面目だし、仕事もそこそこできる〉は、評価されていることにはなりません。自分をアピールすることで価値を上司に知ってもらい、そういう人が出世する。それを分かっただけでも気が楽になりました」
■コミュニケーションが退職を防ぐ
マクドナルドの「ハンバーガー大学」は、主にリーダーシップを教える社内研修機関だ。有本氏はその学長を務めた後、47歳で退職。03年にさまざまな転職先候補の中からユニクロを選んだ。理由は、柳井正社長の魅力だったという。
「忙しいはずの柳井さんと玉塚さん(元一社長=当時)と3人で、1時間ほど膝を交えて話し合いました。その中で会社を変えたいという柳井さんの熱意を強く感じた。そして、その熱意から伸び盛りだった頃のマクドナルドを思い出したのです」
かくして有本氏は、ユニクロで社員・アルバイト教育の基礎を作る。
一方、自分が上司なら部下のやる気を引き出すコツが要求される。
「若者がすぐ会社を辞めることが問題となっていますが、辞めさせない方法は分かっています。まず、上司とのコミュニケーションがあること。次にちゃんと社員教育をしていること。最後はきちんと評価して認めること。人間関係が良好ならば、多少忙しくても社員は辞めないものです」
部下の離職率は自分の評価に直結するから気を付けたいところだ。
いまモチベーションが下がっている人は、上司との付き合いを考えてみたい。別の上司が異動でやってくるのを待つより効率はいい。
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