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パンデミックが現実味/(C)AP
たこ焼きが高騰へ? エボラ急拡大で明暗分かれた日本企業
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/154227
2014年10月19日 日刊ゲンダイ
エボラ出血熱の猛威が日本企業に襲いかかろうとしている。世界保健機関(WHO)によると、感染者は西アフリカを中心に8997人、死者は4493人。WHOは11月上旬に感染者数が2万人を超える可能性があると警告した。アフリカ全土に感染者が広がる危険もある。
「パンデミック(世界的流行)の現実味が増すなか、日本企業への悪影響も無視できなくなっています。アフリカから輸入する食材の激減が予想されるため、すでに価格高騰は始まっています。企業にとってはコスト高要因。業績を直撃しかねません」(株式評論家の倉多慎之助氏)
アフリカからの輸入品でよく知られているのは、チョコレートに使うカカオ豆だ。西アフリカのガーナが輸入の80%を占め、アフリカ全体で85・8%。9月のカカオ豆の取引価格(国際ココア機関)は今年1月に比べ13%値上がりしている。直近の最安値(13年3月)と比較すると50%近い上昇だ。
アイスや洋菓子に欠かせないバニラビーンズは、アフリカ大陸の南東にある島国マダガスカルから80%を輸入する。英オックスフォード大学の研究者は、エボラ感染の危険性が高い国のひとつにマダガスカルを挙げた。
「品薄になるという予測が価格高騰を招きます。明治HDや森永製菓、ロッテといった菓子メーカーはじめ、スイーツを扱うファミレスやコンビニなどは、さらなる食材高騰に直面します」(市場関係者)
タコやイカもアフリカから大量輸入だ。冷凍タコはモロッコとモーリタニアで約75%、冷凍イカは同2国とセネガルで95%以上だ。冷凍タコの価格は年初に比べ38%アップしている。たこ焼きがぜいたく品になってしまうかもしれない。
「日本にエボラが侵入した可能性があると報じられただけで、映画館やカラオケボックス、百貨店、パチンコ店など人の集まるところは敬遠されます。関連各社の売り上げ低迷は避けられません」(倉多慎之助氏)
一方、エボラが業績拡大につながる会社もある。
治療薬関連の富士フイルムや大正製薬、防護服を扱うアゼアス、手術用ゴム手袋のオカモト、医療用クリーンブースの高砂熱学……エボラ関連は株式市場で大モテで、連日のストップ高を演じている。感染症対策が施された遺体収納袋を販売する中小企業は、「注文が急増している」という。
エボラ感染拡大防止のウラで、企業の明暗も分かれている。
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