02. 2014年10月17日 13:33:51
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ただし、高年収が続くと思い込んで、身勝手な支出計画を立て、負債を抱えると、いろいろ厄介なことになる可能性は高そうだなhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141017-00000508-san-bus_all 「年功型賃金」の何が悪いのか…40代以上直撃、愚痴のひとつも言いたくなる 産経新聞 10月17日(金)11時2分配信 9月29日に再開した政労使会議の冒頭、安倍晋三首相が経済界の不意をついて口にした「年功賃金の見直し」が大きな波紋を広げている。子育て世代に手厚く賃金を分配すべきという考え方で、女性の活躍を後押しする安倍政権が、若年世代までも味方につける巧みな戦略が透けてみえる。しかし、これから年功賃金制度の恩恵を受ける40代以上の会社員にとっては、はしごを外される形で、住宅ローン返済など人生設計の練り直しを迫られる恐れもある。 ■安倍首相が口火 “会社員の聖地”である東京・新橋の歓楽街では「やってられないよ」というおじさんたちの恨み節がむなしく響く。日本経済をデフレから救い、会社員の賃上げをも後押しする「アベノミクス」に対しては正面から反対したくないのが本音だが、これほど四面楚歌(そか)の状況になると、愚痴のひとつも言いたくなるようだ。 安倍政権が女性活躍を看板に掲げ、女性役員や女性管理職の目標値を持ち出したため、自らの出世の可能性が遠のいたおじさんたちもいるはずだ。さらに、「残業代ゼロ」制度と揶揄(やゆ)されているホワイトカラーエグゼンプション(働いた時間に関係なく、成果に対して賃金が支払われる仕組み)の導入を検討するだけでは収まらず、ついに40代〜50代前半の会社員の“虎の子”である年功賃金制度にもメスを入れようとしている。 年功賃金制度は、勤続年数、年齢などに応じて賃金を上昇させる人事制度で、終身雇用、企業別労働組合と並んで、日本型雇用システムの典型だ。社員の生活安定に寄与し、同じ会社に長年勤めあげる動機付けになるメリットがある。会社側も賃金の査定が容易になり、長期間雇用を視野に社員に独自技術や技能を磨く投資ができる。 ■議論積み重ねの上の制度 ただ、50代はじめでピークを迎える右肩上がりの硬直的な賃金カーブになり、若者や子育て世代は、自分がやった仕事より、賃金のもらいが少なくなりがちだ。このため、良い待遇を求めて、外資系など成果主義で賃金を決めている企業に転職する若年世代も少なくない。また、大きなミスがなければ無難に昇進していくので、事なかれ主義にも陥りやすい欠点も指摘されている。 政労使会議に出席した連合の古賀伸明会長は記者団に対し、「労使がずっと議論しながら、賃金や人事処遇制度を決定してきたわけで、その積み重ねが今の実態。賃金カーブだけをみて解消すべきというのはちょっと乱暴だ」と述べ、政府主導の年功賃金制度の見直しに激しく抵抗する。 とはいえ、グローバル経済下での企業競争に対応し、管理職に対しては年功が考慮されない年俸制が導入され、管理職以外にも成果をより重視した査定を行う評価制度が取り入れられるなど、すでに年功賃金制度は足元から崩れつつあるのが現実だ。 ■女性の社会進出の妨げ 安倍政権が年功賃金制度の見直しを持ち出してきた背景について、大和総研の溝端幹雄主任研究員は「若者や女性、高齢者など多様な人材が伸び伸びと働き、付加価値の高い仕事の成果を生み出せる環境づくりにある」と指摘する。 年功賃金制度は、人事の評価軸が時間に偏りやすく、なるべく夜遅くまで働いて忠誠心を示そうとするため、長時間労働を誘発しやすい。そうなると、育児や家事、介護などの心配がない男性にだけ有利になりやすく、男性の家事参加や女性の社会進出の妨げになるとの指摘もある。 年功の“果実”はいよいよ幻となるのか−。年功賃金制度が変わることに恐れを抱く中高年社員に対し、溝端主任研究員は「年齢や勤続年数に関係なく、仕事の生産性で賃金が決まるわけで、もともと仕事ができる人は堂々とそれにふさわしい賃金をもらうことができる」とエールを送っている。 【関連記事】 日立、年功序列見直し 世界共通の賃金制度を導入した狙いは? 「働かないオジサン」はなぜ生まれるのか…世界的に特殊な“日本型雇用” 10日で辞めた新入社員、人事が諭す「下積み10年」論は今も正しいか 40歳未満の非正規社員57%が「自活できない」 出世するのは「チャック女子」ばかり? 女性登用の実態 最終更新:10月17日(金)13時2分産経新聞 中高年社員、人生設計狂う恐れ 首相「年功賃金見直し」発言の波紋 SankeiBiz 10月17日(金)8時15分配信
先月下旬に再開した政労使会議で、安倍晋三首相が口にした「年功賃金の見直し」が大きな波紋を広げている。「子育て世代に手厚く賃金を分配すべきだ」という考えだ。女性の活躍を後押しする安倍政権が、若年世代までも味方につけようとする巧みな戦略が透けてみえる。しかし、終身雇用、企業別労働組合と並んで、日本型雇用システムを支えてきた制度が変われば、これから年功賃金制度の恩恵を受ける40代以上の会社員にとって、住宅ローン返済など、人生設計の練り直しを迫られる恐れもある。 ◆良い待遇へ若年転職 安倍政権は、女性活躍を看板に掲げ、女性役員や女性管理職の目標値を持ち出した。さらに、「残業代ゼロ」制度との批判もあるホワイトカラーエグゼンプション(働いた時間に関係なく、成果に対して賃金が支払われる仕組み)の導入を検討。そして、40代後半〜50代前半の会社員が恩恵を受けてきた年功賃金制度にもメスを入れようとしている。 年功賃金制度は、勤続年数、年齢などに応じて賃金を上昇させる人事制度。終身雇用、企業別労働組合と並んで、日本型雇用システムの典型だ。 社員の生活安定に寄与し、同じ会社に定年まで勤める動機付けになってきた。会社側も賃金の査定が容易なだけでなく、長期雇用を前提に社員が独自技術や職能を磨くための投資もできる。 ただ、年齢に応じて増えていく賃金カーブは50代はじめでピークを迎える。このため、優秀な若年世代は良い待遇を求めて、外資系など成果主義で賃金を決めている企業に転職する事例も少なくない。一方、「大きなミスがなければ無難に昇進していく」として、社員が事なかれ主義にも陥りやすい欠点も指摘されている。 政労使会議に出席した連合の古賀伸明会長は記者団に対し、「労使がずっと議論しながら、賃金や人事処遇制度を決定してきたわけで、その積み重ねが今の実態。賃金カーブだけをみて解消すべきだというのはちょっと乱暴だ」と述べ、政府主導の年功賃金制度の見直しに激しく抵抗する。 ◆成果生む環境づくり とはいえ、海外企業との競争にさらされている大手企業では、管理職に対して年功序列が考慮されない年俸制が導入されたり、管理職以外にも成果をより重視した査定を行う評価制度が導入されたりするなど、すでに年功賃金制度は足元から崩れつつあるのが現実だ。 安倍政権が年功賃金制度の見直しを持ち出してきた背景について、大和総研の溝端幹雄主任研究員は「若者や女性、高齢者など多様な人材が伸び伸びと働き、付加価値の高い仕事の成果を生み出せる環境づくりにある」と指摘する。 年功賃金制度は、人事の評価軸が「時間」に偏りやすく、夜遅くまで働いた社員の方が評価され、長時間労働を誘発しやすい。そうなると、育児や家事、介護などの心配がない男性にだけ有利になりやすく、男性の家事参加や女性の社会進出の妨げになるとの指摘もある。 年功賃金制度が変わることに恐れを抱く中高年社員に対し、溝端主任研究員は「年齢や勤続年数に関係なく、仕事の生産性で賃金が決まるわけで、もともと仕事ができる人は堂々とそれにふさわしい賃金をもらうことができる」とエールを送っている。(小島清利) 【関連記事】 大量採用のバブル世代が定年迎える前に… シニア世代はコストか戦力か? ファーストクラスの“超一流”たち 「余裕があるオレ」アピールしない 「バブル入社組」が選別される時代 楽して入社…努力怠ればツケ回る? 年収440万円の実情 45歳契約社員「結婚に近づく瞬間?…ない」 厄介で使えない“バブル社員” 評論家気取り、プライド高く、嫉妬もすごい… 最終更新:10月17日(金)8時15分SankeiBiz Yahoo!ニュース関連記事 西村内閣府副大臣:円安は経済全体にプラス Bloomberg 12時12分 「年功型賃金」の何が悪いのか…40代以上直撃、愚痴のひとつも言いたくなる 産経新聞 11時2分 日銀はメンツ捨て「勝ち逃げ」、年内に緩和縮小表明を−早川氏 Bloomberg 15日(水)8時45分 ホワイトカラー・エグゼンプション導入は本当に必要なのか写真 エコノミックニュース 14日(火)11時56分 「女性活躍担当相」に違和感の声 日本は男性優位社会なのか?写真 エコノミックニュース 12日(日)12時41分 WEBで話題の関連記事 1805buzz 介護分野の人手不足解消へ、資格要件を緩和 (読売新聞) - Yahoo... 549buzz 低収入でも子供を産み、育てられる「発想の転換」 : J-CAST会社ウ... ※Buzzは自動抽出された記事です。
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