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自転車ブーム活用で町おこし続々?海外で成功事例も カギはインフラ整備と官民連携(Business Journal)
http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/143.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 10 月 16 日 07:30:15: igsppGRN/E9PQ
 

自転車ブーム活用で町おこし続々?海外で成功事例も カギはインフラ整備と官民連携
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141016-00010004-bjournal-bus_all
Business Journal 10月16日(木)0時10分配信


 ここ数年、健康志向や環境意識の高まりによりブームとなっている自転車を、行政が町おこしの一環として活用する事例が増えてきた。鉄道の廃線を利用してサイクリングロードを設置した岡山県和気町(片鉄ロマン街道)、自転車を鉄道車両内に持ち込めるサイクルトレインがウリの千葉県市川市(小湊鐵道)、今年10月25日に「ツール・ド・フランス」の名を冠した世界初のイベント「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の第2回目を開催するさいたま市など、各地があの手この手で地域の活性化に息巻いている。

 自転車産業振興協会によれば、日本の自転車利用人口は約7500万人。そのうち、主に移動手段として利用する「一般層」が7000万人とその大部分を占めるものの、健康のためにサイクリングを楽しむ「スポーツサイクリスト層」が300万人、レースやトレーニングを楽しむ「アスリート層」が30万人いるという。売り上げを見ると、車体の販売は横ばいながら、スポーツバイクについては増加傾向にある。今後はママチャリなどのシティサイクルを使用する一般層がクロスバイクなどに買い替え、スポーツサイクリスト層へとステップアップすることが見込まれている。

 健康と環境という切り口に加え、市民の足として身近な乗り物だけに、自転車を活用した町おこしは取り組みやすいテーマといえる。しかし、駅前の放置自転車は全国の自治体を悩ませ、事故発生率は微減傾向にあるものの決定的な解決策は見つかっていない状況で、「自転車の町」と銘打ってみても、名実が相伴わないのが実態のようだ。

●海外の自転車政策

 一方、海外に目を転じると、「自転車の町」として生まれ変わった町も存在する。その好例が米・ニューヨークだ。かつてのニューヨークといえば、渋滞で車道にあふれ返る自動車の合間を縫うように自転車が走る……といった光景がごく日常的だった。しかし、ブルームバーグ前市長が渋滞の解消と排気ガス低減の解決策として自転車利用を推進したことで、2000年代後半から自転車専用レーンや駐輪ラックなどのインフラ整備が一気に進められた。

 さらに13年6月からは、シティバンクをスポンサーとしたバイクシェアサービス、その名も「シティバイク」が開始された。ロゴ入りのクールな青い自転車がニューヨーク市街を颯爽と駆け抜ける姿は、新しいニューヨーカーの通勤スタイルとなりつつある。レンタルおよび返却は24時間365日利用でき、借りた場所と異なる場所に返却することが可能。最終的にはステーションを600カ所設置し、合計1万台の自転車が置かれる予定だ。

 また、毎年5月の第一日曜日に開催され、今年で37回目を迎えた自転車イベント「ファイブボロ・バイクツアー」は、毎年3万人以上が参加するが、近年は爆発的に参加希望者が急増したため、やむなく抽選制に変更されたほどだ。同イベントはレースではなく、ツアーであることもポイントだ。マンハッタンのバッテリーパークから出発し、ブルックリンブリッジや摩天楼、イーストリバーなどを鑑賞しながら、市内5区(ファイブボロ)を自分のペースで走るというもの。イベント盛況の要因は、主催者のNPO法人「Bike New York」が安全な乗り方やサイクリングの楽しみ方の講習会を地道に行ってきたことが大きいようだ。

 このように海外事例と比較すると、思いつきレベルでイベントを開催したり、サイクリングロードを用意するだけでは、利用者や観光客の急増が見込めるわけではないことがわかる。ハード面の充実に加え、国や自治体、企業、NPOというセクターを超えた連携や、草の根レベルの啓蒙活動があってこそ、真の「自転車の町」として育っていくのだろう。移動手段として自転車が日常生活に溶け込み、持続的かつ安全に活用されるようになるには、体系的で地道な取り組みが必要となりそうだ。

千葉優子/ライター


 

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コメント
 
01. 2014年10月19日 09:45:07 : ytIWoEzSFI
日本にいた頃と、こちらオーストラリアやニュージーランドで暮らしているのとで自転車に対する認識が大きく違うような気がするので、そちらについて書かせていただきます。

日本で自転車と言えば軽快車が中心で、普通に日常生活で使う乗り物ですが、こちらでは軽快車は殆ど見かけず、大抵がクロスカントリーバイクとかスポーツ車ですね。メルボルンでの動画をご覧ください。

世界の自転車市民 メルボルン【シクロチャンネル】
http://www.youtube.com/watch?v=vhDzrNnDIYQ

●これを見てお気づきのことと思いますが、オーストラリアではヘルメットの着用が義務付けられています。これはニュージーランドも同じです。日本でも1980年代に50ccバイク・ヘルメット着用義務付けが施行されましたが。

自転車専用レーンの整備など、自転車を使用する環境は整っており、オーストラリアは自転車先進国と言われています。しかし日常生活の中で自転車を普通に使うことに関しては、日本は世界一なのでは。自転車メーカーが多いことが何よりの証拠です。

自転車用ヘルメットに関する解説をリンクしますので、参考にして下さい。

ヘルメット (自転車)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%83%E3%83%88_(%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A)

●日本の場合、自転車は最も身近な乗り物として社会に定着していますので、自転車レーンの拡充や自転車駐輪場の増設に力を入れたらいいと思います。

オーストラリアの場合、残業に悩まされることがなく、余暇が充実していますので、自転車に乗れる時間を確保できるのですよ。日本だと勤労者が平日に自転車に乗れるのは、家と駅の間の通勤経路に限られますから。

あと、こちらでは雨の日が少ないのも自転車に有利な気がしますね。


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