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米国のドル高容認姿勢に変化出て、今後の為替動向どうなるか?(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/14/hasan91/msg/113.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 10 月 14 日 10:44:05: igsppGRN/E9PQ
 

急激なドル高への懸念を表明したジャック・ルー米財務長官 photo Getty Images


米国のドル高容認姿勢に変化出て、今後の為替動向どうなるか?
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40736
2014年10月14日(火) 真壁 昭夫「通貨とファイナンスで読む世界経済」 現代ビジネス


足許の為替市場で、ドル高・円安のトレンドに変化が出始めている。その背景には、今までドル高を容認する姿勢を取ってきた、米国政府に微妙な変化が出ていることがある。政策当局のスタンスの変化によって、投機筋も為替の持ち高調整を行っているようだ。

ヘッジファンドや為替ディーラーなどの投機筋は、それまで積み上げてきたドル買い・円売りの持ち高の巻き戻しを始めた。為替市場では、ドルを売って円やユーロを買い戻す動きが顕著になっている。

それによって、一時、1ドル=110円台まで進んだドル高・円安のトレンドは一服と言ったところで、10月10日現在、107円台の円高方向へと動いた。当面、こうした動きが続くと見られ、ドル高は調整局面に入ったと考えられる。

■日米産業界からドル高・円安に対する懸念

米国の産業界から、一段のドル高に対して懸念の声が出ている。海外展開が進んでいる米国の企業は、これ以上ドル高が進むと、海外現地法人から受け取る配当金が目減りするなどの弊害が拡大することになる。

一方、わが国企業、特に中小企業からも、さらに円安が進むと原材料価格の上昇などのマイナス面が拡大するとの声が出ている。日米両国とも、産業界からの懸念を無視することはできない。米国のルー財務長官が、G7の会議で為替動向に対するけん制を行った。

日銀の黒田総裁は円安に賛意を述べたものの、麻生財務相は為替に関するコメントを避け、米国政府の方針を容認するとも取れるスタンスを示した。これら政策当局の為替に対する姿勢は、投機筋などのオペレーションに大きな影響を与える。

今後の為替動向予想

米国を中心にした主要国の為替政策は足元で微妙に変化しているものの、日米欧の経済状況を考えると、基本的にはドル高・円安・ユーロ安のトレンドが大きく変化したとは考えにくい。

日米欧の金融政策を考えても、米国は量的金融緩和策が終了し、次のステップは金利引き上げが実施されることになるはずだ。一方、日欧はこれから追加の金融緩和策の実施が見込まれる。そうした状況を勘案すると、ドル高の方向に大きな変化は考え難い。

重要なポイントは、米国政府がどの程度のドル高を容認するかだ。今後、米国政府は、産業界の声を反映しながらそのレベルを値踏みすることになるはずだ。大手投機筋は、当面、その判断を慎重に確かめながらのオペレーションになるだろう。

 

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コメント
 
01. 2014年10月14日 11:47:09 : nJF6kGWndY

日本のように産業競争力低下と人口減による内需長期低落でデフレから脱け出すのに苦労する国がある一方で、シンガポールのような賃金インフレの国もある

米国は、ややシンガポールに近いが、高齢化や潜在成長率の低下、そして巨額の財政赤字など油断はできず、

今後も、単純なドル高容認とはできないだろうな

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0I301520141014
シンガポール中銀が金融政策維持、14年コアCPI見通しを下方修正
2014年 10月 14日 11:03 JST
[シンガポール 14日 ロイター] - シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は、シンガポールドル(Sドル)の緩やかな上昇を容認する現行の金融政策を維持すると発表した。政策維持は予想どおり。また、2014年のインフレ見通しを下方修正した。

声明では「Sドル名目実効為替相場(NEER)の緩やか、かつ段階的な上昇を容認する政策を維持する。政策バンド(Sドルの変動幅)の傾斜も、幅も、中央値の水準も変更ない」とした。

MASの金融政策は、通貨バスケットに対するシンガポールドルのNEERの許容変動幅を調整する方式をとっている。

MASは半期ごとの声明で「シンガポール経済は今後数四半期は緩やかなペースで拡大する見込みだ。賃金インフレは比較的根強く残る可能性が高い。食品関連の企業および一部サービスセクターはコスト上昇を転嫁する可能性がある」と指摘。

その上で「総合インフレは引き続き抑制されるが、コアインフレは今後数四半期、歴史的な平均水準を上回る見通しだ」とした。

2014年のコアインフレ率見通しは2─3%から2─2.5%に下方修正した。

2015年のコアインフレ率は2─3%になるとの見通しを示した。

2014年の総合インフレ率も1.5─2%から1─1.5%に引き下げ、2015年については、0.5─1.5%になるとの予想を示した。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のエコノミスト、ヴァニンダー・シン氏は「世界的にみると、米利上げ再開時期など先行き不透明感が浮上また、この日発表された2014年第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みの前期比年率1.2%増だった。ロイターが集計したエコノミスト予想中央値は1.8%増だった。

前年比は2.4%増。エコノミスト予想中央値は2.8%増だった。


02. 2014年10月14日 18:24:59 : PFmScTedhE
ダウは米ドルだけで見てはダメ。
ダウをユーロ建て、或いは円建てで計算すると、とんでもない高価格になっているのがわかる。(それともドルが変に高いのか?)
「今のドルの為替レート」がハッタリなのか?
「今のダウ」がハッタリなのか?
「百年に一度の金融危機」と言うのがハッタリだったのか?
それらのミックスなのか?
何れにしても胡散臭い世界ですねえ。

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