03. 2014年10月14日 15:09:06
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米経済好調での大幅な株安は「成長パニック」−ショール氏 10月14日(ブルームバーグ):米国の景気が加速の兆しを示し企業収益も増えているにもかかわらず、2012年以来で最も急な米株式相場の下げ局面がさらに悪化しつつある。これは「成長パニック」の特徴だとマーケットフィールド・アセット・マネジメントのマイケル・ショール会長はみている。 13日のS&P500種株価指数は5月以来の安値となった。エボラ出血熱をめぐる懸念で航空会社株が売られ、北海ブレント原油が約4年ぶりの安値となったことでエネルギー関連株が下げた。17営業日前からの下落率 は6.8%と、今年に入って3回の下げ局面より大きく、7.4%安となった2012年10月からの下落局面以来で最大となった。 2月と8月に始まった強気相場の調整は短期間で終わると予想したショール会長だが、今回の売りは異なると指摘し、どこで歯止めがかかるかを予測するのは不可能だと述べた。来年は企業収益の増加や失業率低下を背景に3%成長が予想されるが、個別の銘柄で損失を膨らませている投資家にとってそれは恐らく意味を持たないだろう。 ショール会長は電話取材に対し「こうした時には、分析がかなり甘いと思っても実際に問題があるかのように装わざるを得ない。これを成長パニックと呼ぶ。私は実際に何ら問題があると考えていない」と語った。 原題:Shaoul Senses Panic as Plunge in Stocks Exceeds Any in TwoYears(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Joseph Ciolli jciolli@bloomberg.net;ニューヨーク Callie Bost cbost2@bloomberg.net;ニューヨーク Oliver Renick enick2@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:Lynn Thomasson lthomasson@bloomberg.netJeff Sutherland 更新日時: 2014/10/14 14:20 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NDF3VH6KLVR401.html デリバティブが示す米利上げの確率低下−FRB副議長発言後
10月13日(ブルームバーグ):デリバティブ(金融派生商品)市場では、米金融当局が利上げを来年10月以降に先送りする可能性が高いとの見方が強まっている。フィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が11日、米国外の成長鈍化の影響でFRBの緩和策解除が遅れる可能性があると述べたことに反応した。 ブルームバーグの集計データによれば、フェデラルファンド(FF)金利先物が示す来年9月の利上げ確率は46%と、今月10日時点の56%から低下。2カ月前は67%だった。10月の利上げの確率は56%。ユーロドル先物2015年12月限のインプライド・イールドは0.82%と、13年5月以来の低水準。1カ月前は1.085%だった。 フィッシャー副議長は11日にワシントンで開かれた国際通貨基金(IMF)年次総会での講演で、「海外の経済成長が予想よりも鈍くなれば、その米国経済への影響でFRBの緩和策解除がより遅くなる可能性がある」と発言した。 ユーロドル先物取引が始まった1981年以来、金融市場デリバティブ取引に携わってきたスタン・ジョナス氏はニューヨークから電話インタビューに応じ、「世界最大の地域経済圏である欧州連合(EU)が困難に見舞われた場合、米経済ばかりか米当局者の見通しにも影響が及び、米引き締めの早期実施はないだろう」と分析。「市場に織り込まれた米引き締めの確率は一段と低下している」と語った。 原題:Fed Rate-Rise Odds Pushed Back After Fischer Remarks (1)(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Liz Capo McCormick emccormick7@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.netPaul Cox 更新日時: 2014/10/14 12:24 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NDEZCG6TTDS701.html
日本株下落、世界景気と円高、エボラ警戒−恐怖指数も急上昇 10月14日(ブルームバーグ):午後の東京株式相場は下落。世界景気の先行きや円高進行への警戒、米国内での初のエボラ出血熱感染などが嫌気され、リスク回避の売りが引き続き優勢だ。輸送用機器など輸出関連株を中心に空運、証券など内外需業種が幅広く安い。 午後1時34分現在のTOPIX は前週末比22.67ポイント(1.8%)安の1220.42、日経平均株価は281円17銭(1.8%)安の1万5019円38銭。午前の取引で日経平均の下げ幅は300円を超え、約2カ月ぶりに1万5000円を割り込んだ。その後は、節目近辺の攻防が続く。 米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は11日、ワシントンでのIMFの会議で講演し、「海外の経済成長が予想よりも鈍くなれば、米国経済への影響でFRBの緩和策解除がより遅くなる公算がある」と発言した。世界的な経済成長の減速見通し、エボラ出血熱の感染拡大などが懸念され、13日の米ダウ工業株30種平均は200ドル以上下落した。 米テキサス州ダラスで病院の医療関係者がエボラ出血熱に感染、米疾病対策予防センター(CDC)が12日に確認、公表した。感染した医療関係者はエボラ熱患者の治療を担当し、米国内でのエボラ熱感染は初めて。 米国株オプションの指標で、投資家の恐怖心理を示すシカゴ・ボラティリティ指数(VIX )は13日に2012年6月以来の高水準となっていた。日本版VIXである日経平均ボラティリティ・インデックス も、きょうは一時25.03まで急伸。この水準を維持して終えると、8月8日の23.25を抜け、4月以来の高水準になる。 午後のドル・円相場は1ドル=107円10−20銭付近で推移。早朝の106円76銭に比べると円買い・ドル売りの勢いは止まっているが、10日の日本株市場の終値時点107円74銭に対し、なお円高水準だ。 東証1部33業種の下落率上位は空運、証券・商品先物取引、精密機器、輸送用機器、不動産、海運、陸運、電機、石油・石炭製品、その他金融など。 日本時間今夜の米国株を占うシカゴ24時間電子取引システム(GLOBEX)の米S&P500種株価指数先物は、基準価格比9ポイント程度上昇しているものの、先行き不透明感が強いようで、日本株市場の反応は薄い。 記事についての記者への問い合わせ先:東京 竹生悠子 ytakeo2@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net院去信太郎 更新日時: 2014/10/14 13:55 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NDENFY6JTSEN01.html 日経平均大幅下落、一時300円安:識者はこうみる 2014年 10月 14日 11:25 JST [東京 14日 ロイター] - 14日午前の東京株式市場で、日経平均は大幅続落。下げ幅は一時300円を超え、取引時間中としては8月11日以来、約2カ月ぶりに1万5000円を下回った。国内連休中の米国株が大幅安、為替も円高に進んだことで、日本株にもリスクオフの流れが波及。自動車、電機など輸出株を中心に幅広い銘柄が下げている。 市場関係者のコメントは以下のとおり。 ●世界景気減速を懸念、米テーパリング終了も遠因 <SMBC日興証券 ストラテジスト 圷正嗣氏> 欧州を中心とした世界的な景気減速懸念の強まりが株価下落の背景だ。特に国際通貨基金(IMF)が欧州のリセッション(景気後退)リスクに言及し、嫌なムードが強まった。今月中にも米テーパリング(緩和縮小)終了が見込まれ、利上げ時期が視野に入る中で、一時的に景気悪化への懸念が強まりやすかったともいえる。日米株価は順調に水準を切り上げてきただけに、いったんポジションを解消する動きが出たのだろう。 ただ日本株に対しては徐々に落ち着きを取り戻すとみている。米金利が低下するなかでもドル/円JPY=EBSは107円水準を維持しており、国内企業の想定為替レートである100円程度と比べれば依然円安水準にある。中間決算発表時には業績予想が上方修正され、1株利益が切り上がり、日本株の割安さを背景に上昇トレンドに回帰するとみている。目先は8月8日の安値1万4753円が下値めどとして意識される。 ●堅調な米企業業績を確認し買い戻しも <ばんせい証券 ストラテジスト 廣重勝彦氏> きのうのシカゴ日経平均先物12月限(円建て)の清算値は1万4835円を付けていた。9月25日の年初来高値と4月11日の安値のフィボナッチ比率61.8%押しも1万4835円となっており、一致している。テクニカルでみた場合、当面の下値のめどの一つとして意識されている。 日本株の底入れは欧米の動きにかかってくる。ドイツでリセッションの懸念が出ているほか、ドル高が米国経済に悪影響を及ぼすのではないかとの見方も広がっている。足元で慎重視されている米国の企業業績が堅調なものだと市場が確認するようになると、米株に買戻しが入ってくるだろう。 需給面では米ファンド勢が決算を前に一部で清算売りを出す時期とも重なっている。週内にこれが一巡し、市場に落ち着きが見られるようになれば、日本株にも押し目買いが入りやすい地合いになるとみている。 ●短期的なリスク回避、日本株の下値余地は限定的 <みずほ総研シニアエコノミスト 武内浩二氏> グローバルなリスク回避の動きが出ているが、基本的には急ピッチな株高・円安の反動であり、利益確定売りの範囲内とみている。欧州経済の下振れリスクが懸念され、世界景気の不透明感はしばらく続きそうだ。世界景気の回復シナリオが崩れるのかどうか、今後の経済指標を見極める必要はある。 だが、我々は米景気の回復基調が継続中と判断している。日本株の売りの中心は海外勢とみられるが、米量的緩和終了もにらんだ短期的なリスク回避であり、中長期資金は株高シナリオを変更していない。日経平均も企業収益ベースからみて1万5000円より大きく下落することは考えにくく、下値余地は限定的だろう。 http://jp.reuters.com/articlePrint?articleId=JPKCN0I305F20141014&channelName=topNews ECBダークルームに集まる信用情報-Dデーに備えリーク予防
10月14日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のフランクフルト本部の奥には外部から隔絶された部屋が存在する。 ECB内部で「ダークルーム」と呼ばれるその部屋では、ユーロ圏の主要銀行130行を対象に約3万9000点のデータの綿密な点検作業が行われ、ECBの職員が26日に予定する「包括的審査」の結果発表に備えている。情報リークや訴訟といった問題を発生させずにディスクロージャーデー(情報開示の日)を迎えるため、インターネット接続と電話の外線を遮断するセキュリティー上の予防措置も講じられている。 ユーロ圏の銀行監督権限が移管される11月4日に先立ち、ECBは1年かけて実施した銀行検査の結果を公表し、それがかつてのストレステスト(健全性審査)よりも公正かつ厳格で、信頼に足る内容だと世間を納得させる必要があり、これは難しい仕事になる。 ムーディーズ・アナリティクスのシニアディレクター、クリスティアン・トゥーン氏(フランクフルト在勤)は「きちんとやるチャンスは1度しかないことをECBは理解している。失敗すれば評判がひどく傷つくことになるだろう」と指摘する。 ECBが13年10月に開始した包括的審査では、信用情報や担保、引き当てに関する少なくとも2500万のデータポイントを収集。そこから得られた資産の質に関する情報をストレステストに投入することで、欧州銀行監督機構(EBA)が過去に実施したテストよりも高い精度を確保できるとしている。 ユーロ圏の銀行はリスク加重資産に対する自己資本比率を現状で8%超、リセッション(景気後退)と債券市場の暴落シナリオを経験した後の3年間で5.5%超の水準を確保できる体力を示す必要がある。 原題:ECB’s Dark Room Crunches Bank-Test Data as D-Day RattlesNerves(抜粋) 記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Jeff Black jblack25@bloomberg.net;ミラノ Sonia Sirletti ssirletti@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:Emma Charlton echarlton1@bloomberg.net;Elisa Martinuzzi emartinuzzi@bloomberg.netPatrick Henry, Paul Gordon 更新日時: 2014/10/14 12:44 JST http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NDEWQX6TTDSF01.html
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