01. 2014年10月14日 07:25:43
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ドル下落、世界経済への懸念やFRB理事の発言受け 2014年 10月 14日 07:16 JST [ニューヨーク 13日 ロイター] - 13日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して値を下げた。世界経済への根強い懸念とFRB理事らのハト派的発言を受け、米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退し、ドルは軟調な展開となった。ドル/円JPY=はアジア時間に1カ月ぶり安値の107.07円を付けた後、終盤は0.55%安の107.10円で取引されている。 ユーロ/ドルEUR=は直近0.5%高の1.2690ドル。序盤の取引で1.2699ドルに上昇した。 ドルの主要6通貨に対するドル指数.DXYは、終盤0.54%安の85.459。 先週発表されたドイツ経済指標が低調で、IMFが世界経済の成長率見通しを引き下げる中、FRB理事も11日、世界経済へ同様の懸念を示した。 FRBのフィッシャー副議長は、国際通貨基金(IMF)主催のイベントで、世界経済の減速でFRBの金融引き締めのタイミングが遅れる可能性を指摘した。 BNPパリバ(ニューヨーク)の通貨ストラテジストのバシリ・セレブリアコフ氏は「FRBが引き締めに動く最初の中央銀行とみられてきた」と指摘、「もしFRBが世界経済に対する懸念で利上げを(早期に)行う可能性があまり高くなくなるのであれば、市場はドルの買い持ちのポジションを減らすだろう」と予想する。 ドルはスイスフランに対しても下落。ドル/スイスフランCHF=は終盤0.51%安の0.9524フラン。 中国税関当局が発表した9月の貿易統計で、輸出と輸入がそれぞれ前年同月比15.3%と7.0%の予想を大幅に上回る増加を示したことで、オーストラリア(豪)ドルやニュージーランド(NZ)ドルも米ドルに対して上昇した。 豪ドル/米ドルAUD=D4とNZドル/米ドルNZD=D4は終盤それぞれ、0.98%高の0.8766ドルと0.99%高の0.7893ドル。 NY外為市場 終値 ドル/円 終値 106.84/86 始値 107.25/26 前営業日終値 107.63/65 ユーロ/ドル 終値 1.2749/51 始値 1.2680/81 前営業日終値 1.2627/32 *内容を追加します。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0I223520141013 米FRB、2016年初旬まで利上げするべきでない=シカゴ連銀総裁 2014年 10月 14日 06:13 JST [インディアナポリス/ワシントン 13日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は13日、世界的な景気回復の足取りが鈍いなか、連邦準備理事会(FRB)は金融引き締めに対し慎重になる必要があるとし、2016年初旬まで利上げするべきではないとの考えを示した。 エバンズ総裁が示した利上げ開始時期は、市場予想よりも約半年遅い。 同総裁は物価上昇のペースが緩慢で、労働市場にスラック(需給の緩み)が存在するなどのリスク要因を踏まえると、利上げ開始時期は「2016年第1・四半期となる」とし、「時期尚早な利上げはうまくいかないと懸念している」と述べた。 同総裁は講演で、「FRBが金融政策を正常化させるにあたり最大のリスクとなり得るのは、これまでの進展が停滞し、ここ数年の経済情勢が後戻りすることだ」と指摘。インフレ率がFRBの目標を上回ることを容認したとしても、利上げ実施には慎重を期す必要があると述べた。 そのうえで、米国で完全雇用と2%のインフレ目標が達成されるまで最大3年かかると予想。この期間中はFRBは慎重に政策金利を小幅に引き上げながらも、景気刺激的な水準にとどめておくことができるとの考えを示した。 また、欧州諸国、および日本がインフレ率押し上げに苦慮していることに触れ、「(米国で)妥当な期間内にインフレ率が目標の2%まで上昇することはないと懸念している」と指摘。さらに、ドル高によりインフレ率が目標に向け上昇することが阻まれる恐れもあると警告した。 また、米政府は 低金利環境を生かしてインフラ投資を加速させる必要があると指摘。「金融政策だけですべてに対処することはできない」と述べた。 エバンズ総裁は来年1月に投票権をもつ連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーになる。 *内容を追加します。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0I21X620141013 米株大幅続落でダウ223ドル安、エネルギー・航空株に売り 2014年 10月 14日 06:58 JST [ニューヨーク 13日 ロイター] - 13日の米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は200ドルを超える値下がりとなった。エネルギー株や航空関連株中心に売りが出るなか、相場は引けにかけて下げ幅が拡大した。 S&Pエネルギー株指数.SPNYは2.9%下落。過去3営業日で7.6%の下落となり、3営業日としては2011年9月以来の大きさだった。 投資家の不安心理の度合いを示すとされるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ・インデックス(VIX指数)は24.64となり、2012年6月初旬以来の高水準で終えた。 ダウ工業株30種.DJIは223.03ドル(1.35%)安の1万6321.07ドル。 ナスダック総合指数.IXICは62.58ポイント(1.46%)安の4213.66。 S&P総合500種.SPXは31.39ポイント(1.65%)安の1874.74。 テキサス州ダラスの病院でエボラ出血熱により死亡したリベリア人患者の治療に関わった看護師がエボラ熱の予備検査で陽性反応を示したことで、航空株が売られた。 ウェドブッシュ・セキュリティーズの株式トレーディング担当マネジングディレクターのマイケル・ジェームズ氏は「エボラ出血熱の副次的な影響にすぎない。正しかろうと間違いであろうと、トレーダーの現在の見解は、悪化し続けるエボラ熱の状況が旅行やレジャーにマイナスの影響を及ぼすというものだ」と話した。 ユナイテッド航空(UAL.N)は7.3%安、デルタ航空(DAL.N)は6.1%安、クルーズ船運営会社のカーニバル(CCL.N)も4.6%安だった。ダウ・ジョーンズ運輸株平均.DJTは2.2%下落した。 S&P500種で最大の上昇率となったのは米国の鉄道会社CSX(CSX.N)の5.9%高。反面、QEPリソーシズ(QEP.N)は9.2%安で下落率が最も大きかった。 ウォールストリート・ジャーナル紙によると、カナダの鉄道会社カナディアン・パシフィック<CP.TO>が買収に向けてCSXに接触した。 ナスダック100指数で最大の上昇率だったのは F5ネットワークス(FFIV.O)の1.9%高、下落率最大はオンライン旅行会社エクスペディア(EXPE.O)の5.8%安だった。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ2061で上げ976(比率は2.11対1)、ナスダックが下げ1525で上げ1156(1.32対1)だった。 (カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル).DJI 終値 16321.07(‐223.03) 前営業日終値 16544.10(‐115.15) ナスダック総合.IXIC 終値 4213.66(‐62.58) 前営業日終値 4276.24(‐102.10) S&P総合500種.SPX 終値 1874.74(‐31.39) 前営業日終値 1906.13(‐22.08) http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0I222N20141013 |