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アメリカはドルで世界を操る方法を考えている
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2014-10-13 05:02:32 ひょう吉の疑問
ドルが他の通貨と違う点はそれが世界の基軸通貨であるということ。
日本人が他の通貨を買う場合、多くはドルを介して購入する。
円 → ドル → 他通貨、二度の手間がかかる。
ドルには、ここに多くの利権が発生する。
円で石油を買うことはできない。石油はドルでしか買えない。
もしアメリカがドルと円の交換を拒否すれば、日本は石油を買えない。
もし石油が買えなければ日本はどうなるか。
100万円の日本車をアメリカに売る場合、ドル建てで売る。
逆にアメリカの車を買う場合も、ドル建てで買う。
為替リスクはアメリカには発生しない。
為替リスクは全部日本持ちである。
アメリカにお金を貸すときも、全部ドル建てである。
逆にアメリカからお金を借りるときも、全部ドル建てである。
これも為替リスクは全部日本持ちである。
アメリカには何の為替リスクも発生しない。
アメリカは何の為替リスクも発生しないまま、世界の国々の為替リスクを操ることができる。
ドルの発行母体はFRB(連邦準備制度理事会という中央銀行)である。
「連邦」と名前が付いているが、これは民間の銀行である。
民間有力銀行のカルテルに過ぎない。
それが自由にアメリカのドルを刷っている。
その力は絶大である。
アメリカはこの自由に刷ったお金で、世界中のどの通貨にも直接介入することができる。
アメリカはドルの量を増減させたり、国内金利を上下させることによって世界中の為替レートを左右できる。
一方、日本が他通貨に介入する場合には、一度ドルに交換してからしか介入できない。
日本がドル円レート以外に介入したことはないが、それは直接介入ができないからである。
つまり、日本は他通貨に直接介入する権利を持たないが、アメリカにはその権利がある。
この点で円とドルは対等ではない。
ドルは円以上の権利を持っている。
通貨の世界は不平等である。
ドルだけが他通貨にはない特権を持っている。
基軸通貨というのはそういうことである。
現在の通貨はペーパーマネーである。
紙とインクさえあれば、いくらでも紙幣を印刷することができる。
そしてこの絶大な権利をアメリカは自由に行使することができる。
ユーロの発行はこの権利をヨーロッパに取り戻そうという試みであったが、今ヨーロッパ経済はガタガタでそれどころではない。
アメリカだけがその権利を行使することができる。
グローバリズムはフリーとフェアをうたい文句としているが、金融市場は確かにフリーではあっても決してフェアではない。決して対等ではない。
対等ではないもの同士がフリーに戦った場合どうなるか。結果は見えている。
グローバル金融がいかにアメリカに都合の良いものであるか。
アメリカが規制緩和が好きなのは、このような不公平な金融システムの中で、他国の通貨を守るための保護規定を取り払い、ドルの持つ特権を最大限引き出すためである。
ドルという基軸通貨は公正・中立には動かない。
ドルの発行母体はFRBという民間銀行のカルテルに過ぎない。
世界の基軸通貨であるドルがFRBという民間銀行によって発行されていることは異常なことだが、
FRBという民間銀行が自己利潤追求のために動くことはある意味当然のことである。
ドルという基軸通貨には、自己利潤の追求を求める性質が埋め込まれている。
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