マイホーム購入「今が買い時」心理が強まるも売れてない理由
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141013-00000005-pseven-bus_all
NEWS ポストセブン 10月13日(月)7時6分配信

　大都市圏の地価上昇傾向、過去最低水準の住宅ローン金利など、マイホームを持つには今が絶好の“買い時”とも思えるが、購入まで踏み切る人はそう多くない。

　住宅金融支援機構が9月にまとめた『平成26年度下半期における住宅市場動向』でも、「これから半年以内が住宅の買い時」と答えた消費者が72.3％いて、「買い時だと思わない」の27.7％を大きく上回った。

　それほど購入意欲は旺盛にもかかわらず、実際の住宅販売は低迷している。例えば、不動産経済研究所が調査した8月の首都圏マンション供給戸数は前年同月比で半減するなど振るわない。契約率も19か月ぶりに7割を下回った。

　また、中古マンションもここ半年ほど成約件数が前年比でマイナスが続いている状況だ。

　モデルルームなどを訪れる住宅の取得予定者でさえ、二の足を踏む理由とはなにか。住宅評論家の山下和之氏が話す。

「もっとも大きな要因は消費税の再引き上げです。増税が予定通りに実施されれば、その後も順調に景気が拡大するとは限りませんし、住宅価格や金利の動向も不透明になります。

　金利は昨年から今年初めにかけて先高観が払拭され、当面は現在のような低水準が続きそうなので、焦る必要はないと様子見に入っている消費者が多いのでしょう」

　だが、物件価格や金利が上昇するタイミングで物色し出すのでは遅い。山下氏が続ける。

「マンションの販売不振に喘ぐ中堅の不動産会社は焦燥感を強めていますので、再増税前のいまなら値引き交渉に応じてくれる可能性が高い。また、落ち込みが深刻な注文住宅では、太陽光発電をつけることで実質的に住宅ローンの負担が軽くなるといった戦略を打ち出しているメーカーもあるので、掘り出し物が見つかるチャンスともいえます。

　ローン金利については建物が完成して融資の実行を受ける日の金利が適用されるので、メガマンションのように完成が2年先、3年先といった物件には金利面のリスクが大きい。それを回避するためには、超低金利のうちに長期固定型などの住宅ローンを確定しておいたほうが安心です」

　それらを考え合わせると、「半年から1年程度の間に物件を絞り込んで、決断するのがベスト」（山下氏）だという。

　しかし、いくら金利が低いからといって、無計画な“借り過ぎ”には注意が必要だ。

「年間の返済額は年収の25％以内に抑えるのが理想です。金融機関の規定では35％まで可能ですが、年収数百万円で35％まで支出すると生活は苦しくなります。

　そのうえ、これから子供の教育費などがかかる家庭では、極力慎重な計画が欠かせません。日本政策金融公庫の調査では、住宅ローンを抱えている家庭では、教育費まで加えると収入の半分以上を持っていかれる人も多いという結果が出ています」

　夢のマイホーム、“高掴み”は避けられても、ローンの無謀な返済計画で生活不安に陥ったら、本末転倒だ。

コメント
01. 2014年10月13日 09:29:32 : E7SnLubCIE 人口は減る、世界・日本経済成長する余地はない、、、 景気悪化、収入は減る。 今から資産・資源バブルの崩壊が始まる。 この状況で住宅など必要か？ 国内では、空家はどんどん増えている。 購入すること自体、大きなリスク。
02. 2014年10月13日 23:02:02 : FfzzRIbxkp 気象災害をみていれば、マイホームを買わなくなるよね。 ゼネコンが作って壊してぼろ儲け。 農業のみなさん、災害の賠償金を政府に要求しませんか。 ＴＰＰを推進するための得策が安倍にはあるらしいですよ。 安倍を葬ったら国民栄誉賞ですよ。長嶋さんに期待。
03. 2014年10月14日 06:18:00 : Qk0z0gVGLY NY株下げまくってるけど、 今後株価が暴落することはない、と確信できるひとは家買ってもいいと思うよ。 こりゃ住宅メーカーも何件か破綻するな。
04. 2014年10月14日 11:35:26 : atTg0dGWoc お金の使い道に困っている人はケチること無く豪奢な大邸宅でも新築していただいて、別宅として各所に豪華マンションとか所有していただいて構いませんのでご自由になさってください 日々慎ましく生活している我々貧乏庶民にとって現実的な路線は田舎でそれなりの土地付きの安中古住宅を手に入れて要所リフォームという路線かと思います 自分の代はボロ屋敷（十分でしょ）で我慢して、子孫の代で新築すればいいのですからね 根を張って生活できる場所さえ確保できればそれでＯＫとしましょう マンション手に入れる金があるなら田舎住まいを考える時代ですよ
05. 2014年10月14日 13:23:18 : pVDtxPyqds 04さんに同感。 最近は軽量屋根も良いものがが多くなり、あげく壁用の不燃建材なども多種登場し、中には施工も比較的楽なものもある。 戸建ての住宅を自分で造るＤＶＤだって堂々と販売されている。 耐震強化だって耐震金具、柱、梁、合板などの建材も市販されていて、その使い方もネットで努力次第でかなりはできるものもある。 材料費なんて安いもの。 器用な人なら後は法律をよく調べてやれば何とかなる。
06. 2014年10月14日 14:05:49 : gKBb5SVCGg 田舎暮らしの場合、問題となるのは仕事だろうね。周囲の人目もあるから、まさか無職で移住するわけにも行くまい。 ある仕事となると肉体労働ばっかり。50代までは耐えられるかも知れないけど60代になってまで肉体労働やりたい人はいるのだろうか。
07. 2014年10月14日 19:03:36 : PFmScTedhE 「本格的な田舎」とまでは行かないが、大都市への通勤通学も何とか可能、と言う郊外エリアで土地付きで坪10万〜20万円なんて結構ありますよ。 場所によっては始発駅近くで通勤通学は楽。毎日座って居眠り気分。 ただその電車賃を会社などが出してくれるかどうか。 半分自腹でも十分に価値はある。 津波、地震、崖崩れなどにも安全な土地だって結構探せばある。 駅までの距離だけは近い方が良い。
08. 2014年10月14日 21:08:56 : gKBb5SVCGg 不動産の価格だけでなく、電気や灯油などのエネルギーや水道税金などの公共料金、田舎なら車やガソリンも必要になる。最近の日本では犯罪に巻き込まれる確率も上昇中だろう。警察は無茶苦茶やる大企業を取り締まる意思もない。 中国で食品問題を起こした経営者は死刑になっている。台湾でさえも問題を起こした大企業財閥が官民から袋叩き状態だ。財閥の解散も囁かれている。 大企業に甘過ぎる日本では庶民の財産権さえも保障されない。そんな所で家を買いたいとは思えないね。
09. 2014年10月14日 21:38:01 : PFmScTedhE 07です。 08さんのコメントの点も無視は出来ません。 車を持つとそれだけで出費が大きいので、近所とかとカーシェアとかができるか、或いは地域の自治やボランティアなどでミニバスなどを運営できるか、とかもあります。 少なくとも親族や知人が集まって住んでいれば、駅から多少離れていても、車の送迎などで融通が効くかも知れません。 「地方創生」「高齢者の労働力活用」と言うのが本気なら乗合ミニバスや乗合タクシーなどでの高齢者活用を進める政策をとるのではないでしょうか？ これに関連して訪問介護車、介護送迎車。訪問医療車、通院送迎車、児童通学車なども同様です。 60歳以上でできる現場仕事だとやはり車の運転ではないでしょうか？ そうすると高齢者の労働力有効活用の面で国や自治体がどう言う政策をするか？ですね。
10. 2014年10月14日 22:53:53 : b5JdkWvGxs この現代にローンで不動産買うのはアホだけさ： 苗場スキー場の元高級リゾートマンションが遂に10万円になった http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/565.html

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