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「会社を辞めた人が生き生きして見える」の心理を科学する(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/14/hasan90/msg/831.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 10 月 09 日 07:32:05: igsppGRN/E9PQ
 

       写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ


「会社を辞めた人が生き生きして見える」の心理を科学する
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/153944
2014年10月9日 日刊ゲンダイ


 かつての上司に街中でバッタリ会った。彼が退職したのは2年半ほど前。「よぉ〜、久しぶり。元気か。ガハハ」と、笑いながら近寄ってきた。団塊世代の真ん中くらいだったから、今年66、67歳か。

 会社にいた当時はムダ口が少ない“怖い”タイプだった。今はその面影はない。円くなったのだろうか。在籍当時より明るいというか、生き生きしている感じがした。「景気はどうだ?」と畳み掛けてくる。元気だし、顔色もいい。

 数週間後、銀座の地下街で今度は中途退職した後輩と偶然出くわした。彼は3年ほど前、50歳を前に転職し会社を起こした。「大変ですよ〜。毎日若いヤツらとケンカしてます。ハハハ」と言うものの、悲愴感はない。むしろ楽しそうだ。

 定年退職者も転職組も、会社を去った人に久しぶりに会うと、一緒に仕事をしていたころより“元気に見える”人が多い。いったい、なぜか――。

■ストレスから解放

 まず、定年組の場合。定年後に何もすることがなくなって軽いうつになる60代が心配された時代があった。だが、最近はその傾向は減った。60代が元気なのだ。サラリーマンの生態に詳しい埼玉学園大学人間学部の古澤照幸教授が言う。

「たとえば、団塊世代の多くは趣味を見つけようと積極的だし、ボランティアを始めたりコミュニティーに加わったりする。20年前、30年前の定年組より体力的にも若々しいし、ずっと活動的です。また、仕事を辞めることによって人間関係やノルマなどさまざまな組織のストレスがグ〜ンと減る。何よりこれが大きい。新たな楽しみを見つけるのが上手な世代ですし、笑顔が出てくるのは当然でしょう」

 退職して“しがらみがなくなった”と笑う先達は少なくない。上司やOB、取引先との付き合いや接待は、やはり気が抜けない仕事だったのだ。それらから解放され、せいせいしたということか。

■仕事の満足度の差

 転職者のケースは事情が違う。会社を辞めて他社に移るのは、給与や待遇に満足できなかったり、人間関係も含め現在の部署に不満があるからに他ならない。だから、“希望の職種を求めて”会社を飛び出すのだ。

「自分に合った仕事に就いている人ほど“満足感が高い”という調査があります。つまり、転職により仮に収入そのものが減ったとしても仕事の満足度はアップ。生き生きしていられるのです。そもそも、転職するタイプのサラリーマンは出世を目指す管理職志向より、専門職志向が高い。好きなことをコツコツ続ける中で自分の力を付けていく傾向があります。張り合いが出るのは言うまでもありません」(古澤照幸教授=前出)

 今の仕事がイヤでイヤで……な〜んて人は論外。目的や希望をもって会社を“出た”人間は、満足度が違うのだ。

■残った人の負の感情

 会社に残って働き続ける社員の中にも、実は“出ていきたい”思いを秘めながら行動に移せない社員もいるかもしれない。

「人手が少なくなって、1人が担当する仕事量が増えた結果、ストレスも増える。はっきりノーと言えずに仕事を引き受け、いっぱいいっぱいで働き続ける。こんな状況があちこちの会社で起こっています。社員の胸の奥には“負の感情”がどんどん積み重なって、一にも二にも会社を辞めた人が“羨ましい”と思ってしまう。こうした心理メカニズムが働くのです」(古澤照幸教授=前出)

 自分自身がネガティブになっているからこその羨望――、それも理由のひとつだ。


 

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コメント
 
01. 2014年10月10日 10:44:44 : nJF6kGWndY

やりたいことをやるのは、精神衛生には良いだろうな

ただし、経済的な安定にも注意した方が良いだろうがw


http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NBBG016TTDSU01.html
16歳の社長、クラウドファンドで学生の起業支援−投資で社会還元 (1) 

  10月10日(ブルームバーグ):三上洋一郎さんは15歳の時に、インターネットで事業資金を募る学生向けクラウドファンディング会社GNEXを起業した。尊敬するソフトバンクの孫正義社長と同様に高校1年の終了と同時に自主退学。現在16歳で社長業を務めている。
今は投資資金がないため、投資家と起業家をつなぐ仕事をしているが、将来の夢はプロの投資家。海外で買収を続ける孫氏を「会社、従業員、社会に価値を還元し、会社を育てている」と尊敬し、投資の魅力は「専門外の領域でも間接的に関わって、会社を大きくして社会にインパクトを与えられること」と話す。
父親の書棚に並んだ株式投資の本を読んだことをきっかけに、小学3年生の時に数万円で株を買い、数千円の利益を得た。それを元手に世界最大のクラウドファンディングサイト「キックスターター 」を通じて出資。ほかの学生達にも社会に触れる機会を提供したいと、学生向けクラウドファンディングに行きついた。
グローバル・アントレプレナーシップ・モニター(GEM)によると、2013年の起業の活発度を示す起業活動率(TEA)は、主要7カ国(G7)の間で、米国やカナダが10%を超えているのに対し、日本は3.7%と、イタリアの3.4%に次いで低い。起業家に対する評価や社会的な地位に対する評価も日本はG7のうち最低となっている。
その背景について、青山学院大学大学院の国際マネジメント研究科非常勤講師、熊平美香氏は「日本では親の多くは良い大学に行き、大企業に就職することが幸せな道と信じているため」と分析する。しかし、マクドナルドのようにネット環境の整った場所とパソコンさえあれば仕事ができる時代となり、「若者は自分の人生を生き始めている」と述べ、日本でも10代の起業家は増えていくとの見方を示した。
チノパンにシャツ
同氏は午前9時までに朝食を済ませ、投資先の株価チャートをチェックしてから一日の仕事を始める。自社が運営するクラウドファンディング用サイト「ブリッジキャンプ」のスポンサーなどと商談の日は、ボタンダウンの半袖シャツにチノパンツ、肩掛けかばんといった出で立ちで電車を乗り継ぎ、企業に向かう。パソコンを持ち歩き、外出先でも仕事をする。
同サイトでは、中・高・大学生がアプリ開発など自分のやりたいプロジェクトを掲載し、その資金数十万円を投資家から募集。現在は、学生同士が交流できるソーシャル・ネットワーク・サービスの開発などが掲載されている。資金のほかに、人材やモノ、活動スペースも募集可能だ。投資家は配当として完成品やグッズなどを受け取る。
事業提案者からの手数料は3%と少額で、リクルートホールディングスなどの企業から受け取る1社当たり月10万−30万円のスポンサー料が主な収入源。スポンサーになった理由について、リクルートHDでベンチャー企業投資の専門組織を統括する岡本彰彦氏は、「日本から世界に通用する起業家を輩出するため、中高生が開発プロジェクトに取り組む同社の仕組みを支援したいと考えた」と説明した。
三上氏は大学などとの連携で学生への起業家教育も計画しており、学生からの立案を呼び込む。社員はツイッターなどで知り合った15−20歳の12人。全国に散らばっており、スカイプなどで連絡を取り合う。
親の反対
三上氏は10年に受験して中高一貫の進学校に入学。1年経たたないうちに学校を辞めたいと思い始めた。全員が疑問を持つことなくトップ大学を目指す中、「自分の夢について考え、選択肢を増やす行動を取りたい」と考えるようになった。中2の4月には「自分たちのやりたいことを」と8人で学生団体を立ち上げ、同年夏に学生の起業支援イベントでサムライインキュベートから500万円の出資確約を得た。
「今やるべきことではない」と反対する会社員の父親と専業主婦の母親を説得し、自らの投資収益とインキュベーターからの出資を元手にGNEXを立ち上げた。父親の三上純市さん(44)は「様々なリスクを考え、当初は私の中でも賛成と反対の意見を持っていた」と振り返る。最初は一蹴したが、「毎日懇願してくるので、その度に課題を与え、全てクリアしてきた根性に根負けした」という。
サイトのブリッジキャンプでも、学生がやりたいと思っても、その保護者が待ったをかける場合が多く、取り扱ったプロジェクト件数は7件にとどまっている。三上氏には想定外の事態だったという。
アントレプレナー
安倍政権は成長戦略で、産業構造の新陳代謝を図るためベンチャー企業支援を打ち出している。しかし、三上氏の場合、設立登記に必要な印鑑証明書が15歳にならないと取得できず、起業まで1年半待たなければならなかった。「年齢に関係なくチャレンジ可能な社会を作りたい。15歳まで起業できないという制限は邪魔にしかならない」という。
青学大の熊平氏は、日本も大企業が経済をけん引する時代から「アントレプレナーの数が国力を決める時代」に変わっていくとし、前例踏襲型ではなく、主体性と創造力に富んだ若者の起業家を増やすことは「日本にとって不可欠」と主張する。
ソフトバンクの孫氏が大学に入ったように、三上氏は今後、経営学を学ぶため高校卒業認定試験を受けて15年度に大学受験を目指す。「どういうことが学べるのか行ってみて、必要性がなければ辞めればいい」と割り切っている。「一度しかない人生、死ぬ時に悔いのない人生だったと思いたい」。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 伊藤小巻 kito@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Andreea Papuc apapuc1@bloomberg.net持田譲二, 平野和
更新日時: 2014/10/10 09:57 JST


02. 2014年10月20日 07:49:08 : q7OcRXfNus
社畜やめなさい。

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