http://www.asyura2.com/14/hasan90/msg/741.html
Tweet |
大病後の“保険料貧乏”を解消 医療保険特約は「P免」を選べ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/153819
2014年10月4日 日刊ゲンダイ
「P免」という言葉をご存じか。簡単に言うと、がんや脳梗塞など、大病した時に、以後の保険料支払いがチャラになるという医療保険特約のことだ。「当たり前じゃん」と思うかもしれないが、実は大部分の人が勘違いしている。
「一般的には、病気になったとしても、払込期間中ならば、保険料の支払い義務が生じます。ところが、がんになって給付金を受けていても保険料の支払いは続くということを知らない方も多いのです」(ファイナンシャルプランナー・竹下さくら氏)
そんな不安を解消できるのが「P免」だ。正式には「保険料払込免除特約」。PはプレミアムのPを意味し、「がん」「3大疾病」「女性疾病」など、契約した特約内容に該当する病気にかかり、所定の状態になった場合、その後の保険料支払いは不要。保障はそのまま継続するという特約なのだ。
このP免特約、扱っている会社も少なく、広告もされない商品だが定評がある。P免商品が豊富な損保ジャパン日本興亜ひまわり生命では、「弊社はいわゆるP免特約商品が多く、5割超のお客さまがP免特約を契約されます。最近は夫婦共働きで住宅ローンを支払う方も多く、女性の申し込みも増えています」(同保険営業企画部)という。
■受取額にも差が
では、40歳でがん診断給付金付き医療保険に入った概算例を見てみよう。同程度の保障で概算比較すると、月額の支払いはP免の分で1000円超上乗せになる。
だが、45歳でがんにかかったとすると、P免ならそれ以降の保険料支払いが不要に。
そこへ3年目、がんが再発し130万円を受け取ったとして、払い込んだ額と相殺し、得られる金額を比べると16万円の差。さらに、70歳で新たながんにかかり130万円を受け取ったとすると、受取額に約189万円もの差が出る。
がんにかかった時点で新規で保険に入るのは難しくなり、保険を解約するわけにはいかない。ところが収入が減り、子供の学費に家のローンと保険料の支払い自体が家計を圧迫する可能性も高い。そう考えると、病後に「保険料支払い義務がない」のはかなりありがたい。そもそも、終身支払い契約で60歳を過ぎて毎月支払えるかも不安だ。
厚生労働省患者調査によると、2人に1人はがんにかかる時代だ。政治家の与謝野馨氏は、39歳で悪性リンパ腫にかかり、現在までに4種のがんとおのおののがん再発を繰り返し、30年以上、病と共存しているそうだ。医療の進歩は、がんや脳梗塞など大病した後の人生を確実に長くしている。保険の見直しには「P免特約」を候補に入れるべきだ。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。