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デフレ下の勝ち組から一転/(C)日刊ゲンダイ
深夜休止1100店 すき家は今度こそワンオペやめるのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153792
2014年10月3日 日刊ゲンダイ
今年の「ブラック企業大賞」の候補にノミネートされた牛丼チェーン大手の「すき家」。運営するゼンショーホールディングス(HD)は全店舗の6割弱に当たる1167店で「深夜営業」を休止すると発表した。
接客から調理、片づけすべての仕事を店員が1人でこなす、「ワンオペ」と呼ばれる深夜時間帯に行われていた勤務体制を9月末までに解消すると表明していたが、人手が確保できず、深夜営業そのものを休止せざるを得なくなったという。
「ブラック企業対策プロジェクト」の佐藤学氏がこう言う。
「それにしても、すき家の労働環境はひど過ぎました。ワンオペは“ブラックバイト”の典型例です。有識者でつくるすき家の第三者委員会でも、<10時間もトイレに行けない><強盗事件が多発する><交代する人がいなくて2週間自宅に帰れない>といった過酷な労働環境が指摘されています」
場合によっては、命を危険にさらしかねない「ワンオペ」の実態は、若者の間で瞬く間に広まり、すき家は人手不足と人件費高騰にあえぐことになる。
■4年前にも「解消」表明
飲食業界に詳しいジャーナリストの田中幾太郎氏はこう言う。
「“デフレ下の勝ち組”をアピールしてきたゼンショーHDは、安い人件費で徹底的にフル稼働させることで急成長を果たしました。その過程で確信犯的に取り入れたのがワンオペです。しかし、そのビジネスモデルは完全に崩れた。今期の最終決算は13億円の赤字と上場来初の赤字に転落します。定着してしまったブラック企業のイメージをすぐに払拭するのは難しいと思います」
実際、すき家の労働環境がどこまで改善されるかも疑問だ。
「すき家は4年前もワンオペを改善すると表明したのに、防犯用ワイヤレス非常ボタンを店内に取り付けただけで済ませたり、2人勤務をあっという間にワンオペに戻したりしました。だから、我々は今月から、すき家が本当にワンオペをやめたか、深夜営業を続ける店舗をチェックして回るキャンペーンを開始します」(前出の佐藤氏)
ブラック企業の汚名を返上するには、「ワンマンの小川賢太郎会長兼社長が引責辞任するしかなさそう」(前出の田中氏)という見方がもっぱらである。
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