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乗用車8社の国内生産、マイナス幅拡大 8月6.9%減
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL29H77_Z20C14A9000000/?dg=1
2014/9/29 16:04 日経新聞
(注)単位:台、カッコ内は前年同月比増減率(%)、▲は減。ダイハツの海外生産はマレーシア子会社プロドゥア社の生産分を除く
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL29H77_Z20C14A9000000/?dg=1
国内乗用車8社が29日まとめた8月の国内生産実績(速報値)は合計で前年同月比6.9%減の59万7940台となり、2カ月連続で前年実績を下回った。消費増税による国内の販売減が影響し、減少幅は7月(2.2%減)から拡大した。
国内生産は、トヨタ自動車や日産自動車など5社がマイナスとなった。減少率が最大だった日産自(20.7%減)は、駆け込み需要の反動減に加え、昨年10月から多目的スポーツ車(SUV)「ローグ」の生産を米国に移管した影響があった。このほか、三菱自動車は12.3%減、トヨタは10.2%減とふた桁のマイナスを記録した。
一方、富士重は北米向けに輸出するSUV「フォレスター」の好調で生産が増加。国内生産は6.2%伸び、8月として最高だった。
海外生産は、日産自と三菱自を除く6社が前年実績を上回った。特に富士重は、米国で生産・販売するSUV「レガシィ」と「アウトバック」が伸び、生産台数は単月の最高を記録した。トヨタとホンダ、マツダとダイハツ工業の海外生産は8月として過去最高となった。トヨタとホンダは北米やアジアで生産を伸ばし、マツダは1月に稼働したメキシコ工場の生産増が寄与。ダイハツは主力のインドネシアで生産が増えた。スズキは新型車投入や市場全体の販売回復により、インドでの生産が8月で最高だった。
この結果、国内と海外を合わせた8社合計の世界生産は0.8%増の192万4631台と、プラス圏を確保した。
輸出は8社合計で7.6%減の29万9235台となった。海外生産を進めている流れが影響し、ホンダ(77.7%減)や日産自(12.7%減)、トヨタ(9.8%減)など生産規模が特に大きな日本車メーカーでマイナスが目立った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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