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長男の潤氏と次男の正氏/(C)日刊ゲンダイ
屋号まで消滅 ダイエー創業一族「2人の中内ジュニア」は今
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153624
2014年9月26日 日刊ゲンダイ
ダイエーがついに姿を消す。ダイエーを連結子会社化したイオンが、15年1月の完全子会社化を決定。ダイエー株は12月26日付で上場廃止となる予定で、屋号は18年度をメドになくなるという。
1957年に中内功氏(05年死去)が創業したダイエーは、72年に売上高で小売業日本一を達成。80年には国内の小売業初の売上高1兆円を突破した。しかし、バブル崩壊後に事業多角化の失敗や本業不振が重なり、04年には産業再生機構入り。
凋落に拍車を掛けたのが功氏の長男の潤氏(59)だ。33歳で副社長に就くと、欧米流倉庫型店舗のハイパーマート戦略に失敗。赤字を垂れ流し、そのツケでダイエーにカネが回らなくなったのだ。
「潤氏は00年にグループから身を引き、現在は功氏が創設した流通科学大を運営する中内学園の理事長に収まっています。今年の入学式でも祝辞を述べていましたが、大学経営もボロボロで、商学部をはじめとした3学部の偏差値は40台と低迷し、定員割れ。年を追うごとに経営が行き詰まり、12年度決算は30億円の赤字を出しています」(経済誌記者)
■脱税で有罪判決
さらに厳しい状況なのが、福岡ダイエーホークス(現福岡ソフトバンクホークス)のオーナーだった次男の正氏(55)だ。東京・田園調布の自宅売却をめぐり、贈与税2億7500万円の脱税がバレて10年6月に逮捕。1審で有罪判決が下ると、功氏から引き継いだ中内育英会の理事長を11年4月に辞め、表舞台から遠ざかった。
「当時は10億円以上の負債を抱え、自宅の売却益はすべて借金返済に充てたと報じられた。といっても、暮らしぶりが派手だったわけではない。株の失敗もあったようですが、非流通部門を一手に任されていたので、個人保証での借り入れも相当かさんでいたようです」(流通ジャーナリスト)
最盛期には連結売上高3兆円超、6万人以上の従業員を抱えたダイエー。当時は誰も想像できなかった結末を、2人の中内ジュニアはどんな思いで見ているのだろうか。
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