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不祥事後にオリンパス株9倍超! 筆頭株主ソニーに「干天の慈雨」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140924-00010002-shikiho-bus_all
会社四季報オンライン 9月24日(水)18時55分配信
新製品への更新需要が続く世界シェア7割の消化器内視鏡を中心に、主軸の医療事業が好調のオリンパス <7733> 。円安の進行で為替換算の上乗せ期待もあり19日に株価は4000円台を回復し、本日24日も取引時間中に4025円まで買われ年初来高値を更新した(終値は4000円ちょうど)。損失隠し問題の発覚で2011年11月に一時424円にまで下落した水準から考えると、実に9倍超(!)に上昇したことになる。
オリンパスの収益柱である消化器内視鏡は、全量が国内生産。一方で海外の販売比率は8割近く、円安によるメリットが大きい。会社計画の今期の為替想定は1ドル100円であり、計算上は1円の円安で売り上げ27億円、営業利益7億円の上振れ要因となる。通期平均レートが105円水準になったと仮定すると、為替影響だけで会社計画より営業利益が35億円膨らむ計算だ。
オリンパス株の上昇によって思わぬ含み益を得ているのが、エレクトロニクス事業の不振に苦しむ筆頭株主のソニー <6758> だ。粉飾決算の修正によって一時2%台まで自己資本比率が毀損したオリンパスに“輸血”をしたのがソニー。13年2月までにオリンパスが実施した第三者割当増資に対し、ソニーは1株1454円、計500億円を出資した。足元の株価水準で単純計算すると、ソニーには870億円超の含み益が発生していることになるのだ。
ソニーは17日に今2015年3月期業績の大幅下方修正と初の無配転落を発表したばかり。それだけに市場関係者の間では、「オリンパス株を一部売却するでは」といった見方も浮上している。ソニーは12年度の期末となる13年3月に子会社ソネットエンタテインメントが出資していたDeNA株の売却によって400億円の有価証券売却益を計上した経緯もある。
ただ、資本業務提携の契約内容から、オリンパス株の売却にはソニー、オリンパス双方の合意が必要で、「現時点でオリンパス株売却の計画はない」(ソニー広報)。しかし、米国会計基準を採用するソニーは有価証券売却益も営業利益に反映されるため、大幅赤字軽減のための選択肢の一つになり得ることは確かだ。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
島 大輔
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