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森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 アベノミクスの本質を示す外形標準課税(週刊実話)
http://www.asyura2.com/14/hasan90/msg/564.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 23 日 14:56:05: igsppGRN/E9PQ
 

森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 アベノミクスの本質を示す外形標準課税
http://wjn.jp/article/detail/2090689/
週刊実話 2014年9月25日 特大号


 政府・与党は、現在35%となっている法人税の実効税率を来年度から引き下げる財源として、法人事業税の「外形標準課税」の部分を2倍以上に拡大する方針を明らかにした。

 外形標準課税とは、企業が黒字か赤字かに関係なく、給与総額などの事業規模に応じて支払う税金のことで、'04年度から資本金1億円超の大企業が支払う法人事業税の計算に導入されている。

 現在、電力会社等を除く一般の大企業が支払う法人事業税の総額は2.8兆円だが、そのうち2.2兆円が法人税と同じ所得割(利益に税金がかかる)で、0.4兆円が付加価値割(付加価値に税金がかかる)、そして0.2兆円が資本割(資本金の額に税金がかかる)となっている。税率は、それぞれ7.2%、0.48%、0.2%だ。

 例えば、法人事業税のうち所得割の比率を半分に下げるとすると、1.4兆円を所得割で徴収すればよいから、税率は現在の7.2%から4.6%となる。単純計算で、法人税の実効税率を2.6%下げることが可能になる。

 一方、外形標準課税の方は、現在の0.6兆円から1.4兆円へと税収を増やさなければならない。しかも、資本割は廃止する方針のようだから、現在0.4兆円の付加価値割を1.4兆円へと、3倍以上に増やさないといけなくなるのだ。

 そうなると法人事業税の付加価値割の税率は、現在の0.48%から1.68%に上昇することになる。

 課税基準となる付加価値は、厳密に言うと、報酬給与額+純支払利子+純支払賃借料+単年度損益で計算される。つまり、来年度から、赤字企業でも人件費や家賃や支払利子の1.68%程度の税金を納めなくてはならなくなるのだ。赤字企業はそんな税金を支払う余裕はない。しかし、どこからか金を借りてきたり資本を食いつぶしてもいいから、とにかく税金を払えという制度なのだ。

 こうした税制が導入されると何が起きるのか。それは、確実に税金倒産が起きるということだ。そして、それこそがアベノミクスの狙っている外形標準課税の効果なのだ。

 2012年の日本企業のROE(自己資本利益率=株主資本に対する当期純利益の比率)は、3.8%だが、アメリカは10.5%、欧州は8.9%となっている。欧米と比較して低いROEを高めるためには、利益率の低い企業を片端から潰してしまえというのが、成長戦略の本質なのだ。

 経済学では、これを「清算主義」と呼んでいる。弱い者は切り捨て、強い者だけを生き残らせる。そうすれば、全体がよくなるという。とんでもない勘違いだ。

 確かに、儲かっている企業だけを生き残らせれば、全体の利益率は上がるだろう。しかし、それは社会の多様性を失わせることにつながる。

 例えば、各業界のトップだけを生き残らせれば、利益率は上がる。しかし、例えば自動車はトヨタしか選べない、家電はパナソニックしか選べない。そんな社会が果たして豊かな社会と言えるだろうか。

 韓国は、'97年の金融危機以降、サムスンやヒュンダイに事業を集中させた。それで国際競争力は大幅にアップしたが、韓国国民が幸せになったのかは大きな疑問だ。大企業躍進の裏側で、仕事を失った大量の中小企業があるからだ。


 

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コメント
 
01. 増税反対 2014年9月23日 15:29:12 : ehcoR2LmdzYII : P4FRsgQQvM
中小零細企業は実に多くの正社員を雇用しているが、倒産してしまうと

当然雇用は失われる。その受け皿なんか有るわけないのが今の日本なのに、

その点が自民公明両党支持者は理解できないんだろうな・・・馬鹿か?


02. 2014年9月23日 17:01:33 : 5aI56T6iSI
日本企業は労働に見合う賃金を払っていない、だから日本の対外純資産は世界ダントツ、馬鹿げたこと
次を参照

対外純資産(2013年末)
日本325兆円(世界1位)、中国207兆円(2位)、ドイツ192兆円(3位)、米国は「赤字」▲53,400ドル(世界最下位)

「GDP(PPP)/人」(2013年)
日本36,899ドル(22位)、中国9,844ドル(93位)、ドイツ40,006ドル(15位)、米国53,400ドル(6位)、
台湾(16位)39,767ドル、と台湾にも追い越されている

日本企業はブラックなのに企業減税は不当です、国民は騙されている


03. 2014年9月24日 02:34:31 : HzRorEiD5g
安倍くそは日本を破滅させるのが目的の魑魅魍魎の悪魔。

04. 2014年9月24日 07:12:03 : jXbiWWJBCA
老後のお金クライシス! 深田晶恵
【第1回】 2014年9月24日 深田晶恵 [ファイナンシャルプランナー]
40代、50代に「老後貧乏予備軍」が増えている!
あなたは年収200万円で老後を生きていけるか?
退職金が住宅ローンと教育ローンの
返済で無くなると、老後資金はほぼゼロに!

 私はファイナンシャルプランナー(FP)として、18年以上にわたって個人の家計を見続けている。個別相談やセミナー後の質問を受けるなかで、この数年は「これからは老後貧乏になる人が増えるのだろう」と強く感じるようになった。なぜなら、老後資金の準備ができていない人の割合が年々増えてきているからだ。

 仮に、60歳時に受け取れる退職金が2000万円だとしよう。住宅ローンは定年前に完済ずみで、貯蓄が別途1000万円あるなら、老後資金は3000万円。60代前半を働いて収入を得るなら、老後資金としてはまずまずの金額だ。私がFPになったばかりの頃の1990年後半は、こうしたケースが多かった。

 ところが最近は、60歳時点で住宅ローンが1500万円残っている、子どもの大学進学時に借りた教育ローンは200万円、貯蓄は100万円くらいしかないといったケースが珍しくない。退職金で2つのローンを完済すると、老後資金はほとんど残らない計算になる。老後貧乏予備軍の典型例である。

 老後貧乏予備軍が増加傾向にあるのは、次のような要因がある。
 あなたはいくつ当てはまるだろうか。

1)住宅ローンを借りた当初の金額が多額だったため、60歳時のローン残高が退職金の半分以上になる予定(=老後資金が減る)

2)子どもを中学から大学まで私立に通わせている(=多額の教育費支出)

3)50代後半以降に教育費のピークがあり、子どもが社会人になってから親が定年を迎えるまで3年以下(=最後の貯蓄期間が少ない)

4)子どもの大学進学時に教育ローンや奨学金を借りている(=さらなる借金の増加)

5)そもそも計画的に貯蓄できていない(=消費世代のため、お金を使うのが美徳と思っている人が多い)

 3つ、4つ当てはまった方は、「自分のこと?」とドキッとしたのではないだろうか。2つ以上当てはまるなら、老後貧乏予備軍である可能性が高い。

 定年後も働き続ければ何とかなるだろうと思っても、再雇用後の収入は良くても年300万円台なので、暮らしていくことができたとしても老後資金は貯められない。

年金収入の目安は年200万〜240万円程度
老後のために貯蓄は必要不可欠

 さらに65歳から年金生活がスタートすると、収入は一段と下がる。会社員であった人の年金収入は、年200万〜240万円程度。公的年金だけでは老後の生活を送るのは難しいので、老後のための貯蓄は必要不可欠なのである。ちなみに今のお年寄りは老後資金をしっかり貯めている人のほうが多いので、取り崩しながら生活をしても、蓄えにはまだ余裕がある。貯蓄が少ないと、老後貧乏になってしまうのだ。

 と、連載初回から不安を増大させるようなことばかり書いてしまい、みなさんには申し訳ないと思っている。私のFPとしてのポリシーは「必要以上に不安を煽らず、すぐに実行できるアドバイスをすること」なのであるが、今回はあえて怖い現実を最初にお伝えすることにした。

 なぜなら、お金を貯められない人が貯められるようになるには、「危機感」が必要だから。長年FPをやってきて、貯蓄の多い少ないは、収入の多寡ではなく「危機感を持っているかどうか」だと実感している。

 特に危機感に乏しいのは年収が高い人。年収1000万円以上の人は、我慢せずにお金を使うことができるため、危機感が乏しく、収入に対し貯蓄額は驚くほど少ないことが多々ある。

 逆に年収600万〜700万円の専業主婦世帯のほうがきちんと貯蓄している傾向にある。600万〜700万円の年収で家族4人が暮らしていくには、計画的にお金を使わないと足りなくなってしまうことを知っているので、危機感を持ち、計画的な貯蓄をしている。

 危機感は、貯蓄の大きな動機付けになりえるので、「少し先の怖い現実」から目をそらさないほうがいいと覚えておこう。

「年金暮らし」の実態はどんな感じ?
今の年金生活者の収支は年約70万円の赤字!

 危機感に乏しい予備軍も老後不安がないわけではない。

 今年8月発表の内閣府の世論調査では、66.7%の人が「日常生活に悩みや不安がある」と答え、悩みや不安のトップに「老後の生活設計」(57.9%)が挙がっている。ざっくり言うと100人のうち40人近くが老後に不安を感じているということだ。私の個人的感覚だと、40〜50代は4割よりも多くの人が不安な気持ちでいると思う。

 ならば不安を解消すべく老後資金作りをはじめているかというと、ほとんどの人は手つかずの状態だ。老後の生活を具体的にイメージすることができないから、何からはじめるといいのかわからないのだろう。問題点がクリアになっていないと対策は立てられないし、目標設定をしないとアクションプランもみつからない。

 では、手はじめに「年金暮らし」がどういうものなのかを見てみよう。図は、今の高齢者の家計収支データだ。夫婦ふたりの年金収入258万円に対し、年間支出が327万円で、収支はマイナス69万円。つまり、年間約70万円の赤字ということだ。マイナス分は、現役時代に貯めてきた老後資金を取り崩している。


 全国平均のデータなので、中にはもっと年金額が多い人もいるし、支出を年金収入の範囲内に抑えて生活している人もいる。だが、FP相談を受けてきた経験から見ると、この調査データはサラリーマンの定年後の収支の実態にかなり近いといえる。

 65歳からの貯蓄取り崩し額(赤字補填分)が年約70万円なので、90歳までの25年間でざっくりと1750万円。このほかに、住まいの修繕費用、クルマの買い換え費用、病気になったときの備えなどといった数年に1回の「特別支出」を1000万円見積もると、65歳時点で2750万円の老後資金が必要となる。

 ここで男性は「自分は90歳まで生きていない」と思ったかもしれないが、配偶者はどうだろうか。女性は長生きだし、夫の死亡後は年金収入が激減するので、赤字補填額は90歳までの25年分を見ておきたい。

 老後の生活設計を立てるときは、常に配偶者のことを忘れないようにするのが重要ポイントである。

今40〜50代のあなたなら、
老後資金の目安は3500万円?

 さて、それでは2750万円の老後資金で果たして足りるのか。

 この調査は、「現在」65歳以上の無職男性と60歳以上の無職女性の世帯が対象。今、40代、50代の人が老後を迎えたとき、今のお年寄りのような支出ですむだろうか。みなさんの多くはバブルを謳歌した消費世代なので、おそらく無理。支出はもう少し多く見積もったほうがいい。

 さらに支出には、「非消費支出」という項目で、所得税・住民税、社会保険料(国民健康保険料、介護保険料)が含まれている。少子高齢化の時代に今後税金と社会保険料の負担が軽くなるとは考えにくいので、やはり支出は多めに見るのが安心だ。

 将来の公的年金の減額による収入減の可能性を踏まえ、年間収支のマイナスを年100万円と見積もると25年分で2500万円、特別支出を1000万円見るなら、合計3500万円の老後資金が必要となる。

 ここまで読んで、みなさんは「3500万円」の数字をどう受け止めただろうか。

「まったく問題ない」ならいいが、クラッときた人のほうが多いはず。年金生活になってから、使えるお金が激減し、慣れない節約を強いられ、つらい思いをしなくてすむようになるには、早いうちからの「家計戦略」が必要だ。

 実は戦略的家計運営は、男性のほうが向いている。会社の仕事と同じように現状把握、問題点の洗い出し、解決策を見つける、実行&振り返りといったプロセスで家計運営をしていくと、驚くほどお金が貯まる家計に変身する。

 私のもとへ来る相談者に家計の問題点を「仕事風」に伝えると、それまで家計を奥さん任せで傍観者だったご主人がどんどん前のめりになっていく。家計簿を「決算書」に置き換えたり、住宅ローンの重みを「バランスシート」を使って解説したりと、ちょっと工夫をするだけで当事者意識を持つようになる。なかには「だんだん面白くなってきたぞ」をつぶやきながら、メモを取り始めた人もいた。

 老後の生活のために「今できること」はたくさんある。次回以降、ご紹介していくので、目をそらさずに読んでください。

―― 今週のミッション!――

◆「お金は天下の回りもの」、「自分たちがお金を使って日本経済を支えている」といったバブル世代特有の口癖は、今後禁句とする!

◆「何とかなるさ」という考え方は捨て、「何とかするさ」を思えるマネー知識を身につける!
http://diamond.jp/articles/print/59380


05. 2014年9月24日 07:28:33 : jXbiWWJBCA
韓国、低金利時代で家計負債が急増

利子所得が減り高齢者は生活苦に

2014年9月24日(水)  趙 章恩

 韓国銀行(中央銀行)によると、韓国の銀行の平均定期預金金利は7月末時点で年2.47%、6月より0.08ポイント下落し史上最低となった。大手銀行の場合、1998年には年20%だった1年定期預金の金利がどんどん下がり、2013年には年4%台、2014年には2〜2.47%程度まで落ちた。韓国銀行の基準金利は現在2.25%で、2008〜2009年のグローバル金融危機以来、低金利が続いている。基準金利は日本でいう政策金利で、他の銀行は韓国銀行の基準金利に沿って預金や貸出の金利を上げ下げする。

 金利2%は日本の定期預金に比べるとかなり高い数字ではある。しかし韓国の物価上昇率を考えると、実質マイナス金利になっている。例えば1年定期預金が年金利2%だとしても、受け取った利子に利子所得税(15.4%)がかかるので、手取りは年1.69%程度になる。7月時点の物価上昇率は年1.9%なので、銀行に預金するより、物価が上がる前に何かものを買った方がよさそうな気がする。

 第2金融と呼ばれる全国各地の信用金庫や貯蓄銀行の1年定期預金の金利はまだ年2.9%前後で、普通の銀行より少し高い。しかし、第2金融は経営破綻するところが多く、預金したお金が全額戻らないかもしれないリスクを常に抱えている。

韓国政府は金融緩和の方向

 預金の金利が下がるにつれて、銀行の貸出金利も下がった。7月の住宅担保貸出金利は6月より0.05ポイント下落して年3.53%、少額貸出は6月より0.07ポイント下落して年5.22%になった。

 韓国メディアは、韓国銀行が10月以降また基準金利を下げるのではないかと見ている。景気回復が遅れ消費が伸び悩んでいるからだ。金利が下がれば、不動産やビジネスの投資が増える。投資が増えると雇用も所得も増える。預金する代わりに、株などに投資する人が増える。その結果、景気が良くなると見ている。

 韓国銀行のデータを見ると、金利が下がった2014年7月の1カ月間、韓国主要7銀行の家計向け貸出(住宅担保貸出や少額貸出など個人に対する貸出)は約5兆7000億ウォン(約5700億円)にのぼった。1〜7月の総貸出金額は前年同期と比べると3倍に近く増えている。2013年1〜7月には7兆7000億ウォン(約7700億円)だったものが、2014年同期は23兆8000億ウォン(約2.4兆円)に拡大した。

 韓国政府は、家計負債が増えることは好ましいという姿勢を取っている。その分消費が増え、不動産売買も増えるので、産業全般の拡大につながる。社会全般にお金が回る−−という理屈だ。韓国政府は8月から住宅価格の70%まで、年間所得の60%まで銀行から個人に貸出できるよう規制を緩和した。今までは地域によって貸出できる上限が異なった。ソウル市の場合は不動産価格と年間所得の50〜60%程度まで貸出できた。規制を緩和したことで、8月以降さらに家計負債が増える可能性が高い。

家計負債は10年で2倍に

 韓国の家計負債は、2003年の464兆ウォン(約46.4兆円)から2014年(6月時点)の1040兆ウォン(約104兆円)に増えている。韓国銀行の調査では2008〜2013年の間、韓国の家計負債は毎年平均8.2%増えた。同じ期間中、米国は毎年平均0.7%ずつ家計負債が減っている。他の国でも家計負債は減少もしくは横ばいだった。

 一方、家計の利子所得(利子として受け取る金額から、金利として支払う金額を減じたもの)は減少している。韓国銀行の経済統計によると、家計の利子所得は2003年には17兆4000億ウォン(約1.7兆円)だったのが、2012年には4兆3000億ウォン(約4300億円)に減少した。ここ10年間、貯蓄をすることで得られる利子所得は減り、借金が増えたことで銀行に払う利子支出は増えたということだ。

 一方で企業の利子所得は、増加している。2002年はマイナス20兆3000億ウォン(約マイナス約2兆円)で、受け取る利子より支払う金利が多かった。これが2012年にはマイナス9兆1000億ウォン(約マイナス9100億円)に減少している。企業が銀行に払う利子が大幅に減り、受け取る金利が増えたことによる。韓国のエコノミストらは、企業が利益を再投資せず社内留保を増やしたことで利子所得が増えたと分析した。投資を増やすことが目的の低金利政策なのに、家計負債が増える一方で、企業は預金を増やしている。

「政府の方針は『借金して家を買え』と同じ」

 韓国のような高齢化社会で低金利が続くと、消費と投資が増えて景気が良くなるより先にシニア層の生活苦が問題になる可能性が高い。

 韓国保健社会研究院が2014年8月に調査したところ、65歳以上の国民年金加入者207万人の月平均年金受領額は25万4230ウォン(約2.5万円)で、退職する直前の所得の10%程度に過ぎなかった。シニア層が求める生活費は、退職直前の収入の60%程度だ。

 シニア層は退職後もっと小さい家に引っ越し、家を売って得たお金と退職金を銀行に預けて、年金と利子で生活するのが一般的だった。ところが今は低金利で利子所得は期待できなくなった。年金だけでは生活費が足りない。退職金を切り崩して生活するとしても、寿命が長くなっているのでいつ退職金が底をつくか分からない。

 信用評価機関ナイス社が住宅担保借り入れの状況を年齢別に調査したところ、2014年3末時点で、50代以上世代の借り入れが増えていた。2009年に住宅を担保に借り入れをした人は、30代が20.5%、40代が35.6%、50代が26.9%、60代が15.0%だった。これが2014年3月には、30代と40代は15.2%、33.0%に減少。50代と60代は31.0%、19.6%に増加した。ナイス社は、50代以上は定年退職で所得が減り、生活費のために借り入れをする人が多いからと見ている。韓国政府が不動産を担保にした借り入れをしやすいよう規制を緩和したので、50代以上の家計負債はさらに増える可能性がある。

 韓国経済開発院をはじめとする研究機関は、家計負債を増やす規制緩和は危険だと指摘している。低金利を利用して借り入れをして不動産を買う人が増えると不動産価格が上がる。不動産価格が上がれば上がるほど不動産を担保に借り入れできるお金は増える。しかし企業が動かないので投資も雇用も増えず、景気が改善する見込みは低い。雇用不安で所得が減り、借り入れの返済が難しくなる人が増える。そこで不動産バブルが弾けると不動産価格が暴落し、家を売っても借り入れの返済ができなくなる。こうなると銀行の経営状態も危なくなり、韓国経済全体に悪い影響を与える可能性が出てくる。

 野党の新政治連合と市民団体は、「韓国政府は国民に対し『借金をして不動産を買え』『借金でもっと消費を増やせ』と言っているようなものだ。政府が不動産バブルを煽っている。中産階級にとって必要な政策は、借金をしなくても済むよう所得を増やすことである。世帯当たりの可処分所得が100だとすると負債は163.8もある(8月時点)。家計負債件数の7割が、利子の支払いだけで精いっぱい、元金は全く返済できない状況にある。韓国政府は『低金利で不動産投資が増え、株価が上がれば資産価値が上がる。そうなれば消費も増え景気が良くなる』というが、これは少数のお金持ちのための政策に過ぎない」と批判的だ。

このコラムについて
日本と韓国の交差点

 韓国人ジャーナリスト、研究者の趙章恩氏が、日本と韓国の文化・習慣の違い、日本人と韓国人の考え方・モノの見方の違い、を紹介する。同氏は東京大学に留学中。博士課程で「ITがビジネスや社会にどのような影響を及ぼすか」を研究している。
 趙氏は中学・高校時代を日本で過ごした後、韓国で大学を卒業。再び日本に留学して研究を続けている。2つの国の共通性と差異を熟知する。このコラムでは、2つの国に住む人々がより良い関係を築いていくためのヒントを提供する。
 中国に留学する韓国人学生の数が、日本に留学する学生の数を超えた。韓国の厳しい教育競争が背景にあることを、あなたはご存知だろうか?
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20140910/271138/?ST=print


06. 2014年9月24日 11:21:29 : k6UU8y9CU6
「ナチスに学べ」が総理になってこの国は完全滅亡

 安全な水資源も全部国際金融財閥の利益やテロに利用される

                            


07. 2014年9月25日 10:03:33 : VuTTTzoaT6
単純に言えば、新自由主義の手法。新自由主義の経済では強者を助けて弱者を切るように政策をするしかなくなる。

08. 2014年9月25日 12:59:11 : RQpv2rjbfs
石原めが外形標準課税と騒いでいたのを思い出した。早い話、本音は、どこからでも税金がほしいのだ、政府はそこまで行き詰まっている。

借金を返すだけで税金を使い切ってしまうので、首相が好きな海外旅行もできない、ジェット戦闘機も買えない。兵隊ごっこもできなくなっちゃうから。

だから早いとこ破綻してしまえ、だらだら続く出血を止めなきゃいかん、国民は銀行の為に税金払ってんじゃねーぞ、ばーろー。


09. 2014年9月25日 20:40:56 : 2LZodBhQEc
業種ごとに考えると、弱い業種は総崩れになりかねないな。
替わりがあればいいけど、総崩れになったら替わりは無い。
現状でも一部の業種では倒産・解散が相継いでいるのに。

10. 2014年9月26日 22:06:47 : j2EOPrepI2
>>01

そいつらも
貧困問題時代では知ったことでない自己責任などで済ませてきたんだから
結局自分たちで自らの首を絞めていたってことに今の今まで気づかなかっただけのこと

その場合、日本人若年層より

外人留学生を入れたこととそれに対しての労組系団体が不自然な無視を続けてきた結果となったまで

それも自己責任


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