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いつまで持つか…/(C)日刊ゲンダイ
年初来高値更新も…東京市場を襲う恐怖の「円株暴落」危機
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153493
2014年9月19日 日刊ゲンダイ
米国の金融緩和縮小などを受け、円安が急速に進んでいる。
18日は一時1ドル=108円台後半まで進行。約6年ぶりの円安水準に株式市場は沸き、日経平均は1月8日以来の1万6000円台で引けた。19日も大幅続伸。前日比253円60銭高の1万6321円17銭で取り引きを終え、年初来高値を更新した。
円安は一段と加速している。19日の東京市場で一時、1ドル=109円台半ばまで下落。東京市場の109円台は、08年9月以来約6年ぶりだ。
「円安に歯止めが利かなくなるかもしれません。マーケットは過度の円安に警戒心を強めています」(市場関係者)
実は、安倍首相と黒田日銀総裁の“アベクロ”コンビが仕掛けてきた「円安→株高」政策の崩壊がささやかれ出している。三井住友銀行チーフストラテジストの宇野大介氏が言う。
「株価に対する為替感応度がかつてより鈍くなっています。円安はどんどん進行しているのに、株価はそれほど上昇していないのです」
18日終値は1万6067円で、1ドル=108円だった。株価が同水準にあった今年1月は1ドル=104円程度だった。4円の開きがある。
「為替レート1円の差で、株価は150円ほど動くといわれてきました。その流れが継続していれば、4円分の600円が上乗せされ、株価は1万6600円に到達しても不思議はない。それなのに1万6000円ギリギリです。明らかに円安と株価の連動性は薄れています」(マーケット関係者)
■1ドル=110円がパニックの分水嶺
この変化は、東証の売買代金高で6割以上を占める外国人投資家にとって痛手だ。ドルベースで日経平均をみた場合、9月に入ってから円安の影響で下落傾向にある。この1カ月間の円安進行で6%弱も目減りしている。1億円の資産保有だとしたら、98万ドルが92万5000ドルに減少だ。
「このまま円安が進行し、株価上昇が小幅だと、海外投資家の損失は拡大する一方です。どこかのタイミングで大量の“売り”に転じる危険があります」(株式アナリストの黒岩泰氏)
4−6月期のGDPは7・1%減に沈み、個人消費は輸入インフレや消費増税の影響で低迷したまま。海外投資家は、こうした経済指標の悪化を目の当たりにし、円安デメリットを意識し始めた。そこに株式相場の環境激変が重なった。こうなると日本市場からいつ逃げ出してもおかしくない。
「1ドル=110円あたりが危ない。円安株高の流れが終わり、恐怖の円安株安に陥る恐れがあります」(証券アナリスト)
昨年15兆円を買い越した海外勢が一気に売りに転じたら、東京市場は大暴落だ。アベクロのもくろむ円安誘導が、日本経済をメチャクチャにしかねない。
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