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円ドル相場で、阿鼻叫喚の地獄に落ちた人の叫びが聞こえる(Darkness)
http://www.asyura2.com/14/hasan90/msg/480.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 18 日 19:23:05: igsppGRN/E9PQ
 

円ドル相場で、阿鼻叫喚の地獄に落ちた人の叫びが聞こえる
http://www.bllackz.com/2014/09/blog-post_18.html
2014年9月18日 Darkness - ダークネス


2014年9月18日、円相場が108円台に入っており、6年ぶりの円安・ドル高水準となった。相場が大きく動いたとき、勝者と敗者がくっきりと二分化される。

この為替の動きで日本企業も個人も貿易を通して影響を受けるが、この動きに対して、過激かつ直接的に影響されるのは、FXで金を賭けている人たちである。

日本ではFX(外国為替証拠金取引)という「投資」という仮面をかぶった丁半バクチ・ゲームが流行っている。

ショート(円高・ドル安)に賭けた人は、ここ数日の為替の動きで、財産を吹き飛ばして阿鼻叫喚の地獄に落ちている。

何しろ、先月まで102円をうろうろしていたドル円相場が、8月10日あたりからロケットでも発射したかのような軌跡で一気に上に向いて駆け上がり、まさに一気呵成に108円にまで到達しているのだ。

FXは、少額で最大の効果を得るためにレバレッジをかけて取引するのが普通だ。レバレッジは人によって違うが、数倍から数十倍をかけることができる。


■「レバレッジ=借金」となぜ言わないのだろうか

リーマン・ショックで世界経済を大混乱させたのはサブプライムローン問題だが、その大混乱を増長させたのは金融機関がかけていたレバレッジにある。

レバレッジとは、「テコの原理」であると多くの書籍で得意げに説明されているが、なぜもっと直接的で分かりやすく説明しないのだろうか。

「レバレッジ=借金」となぜ言わないのだろうか。

「保証金にレバレッジをかける」というのは、要するに「頭金で借金する」ということである。「100万円の保証金に25倍のレバレッジ」とは、「100万円を頭金にして2500万円を借りる」と言っているだけだ。

100万円をかけて為替が上でも下でもいいが、1円動いたら、25倍のレバレッジをかけている人は25万円の変動が来るということになる。

勝てばあっという間に25万円が転がり込むが、負けるときは一瞬にして25円が吹っ飛ぶ。2円動けば50万円が吹っ飛ぶ。3円動けば75万円吹っ飛ぶ。

100万円が保証金なので、100万円以上損するとそれは借金になるのだが、FXでは80%以上、保証金が消えると強制的に取引が清算される。これをロスカットと言う。

25倍のレバレッジをかけていた人は、3円見込み違いがあっただけで、資金の80%を失って退場になる。

今回、円ドル相場は、102円から108円に一気に動いたのだから値幅は6円である。ショート(円高・ドル安)に賭けた人は、レバレッジが12倍の人も、ほぼ財産の80%が吹き飛んでいると見てもいい。


■少しの変動でいきなり財産が吹き飛んでいく

FXで調子に乗ってレバレッジをかけていると、見込み違いが起きたとき、少しの変動でいきなり財産が吹き飛んでいくことになる。

一瞬で大儲けできる仕組みというのは、一瞬で大損失を被るという仕組みでもある。相場が逆流すると、ギャンブラーは何年もかけて働いた原資をあっという間に失う。

レバレッジが低くても、判断が間違ったら、毎日毎日、財産が目の前で毟り取られるのを見つめることになるのだから、多くの人がそこに至る前に恐怖で損失を確定する。

損しているのであれば、さっさと逃げればいいのではないかと普通の人は思うが、逃げれば損が確定してしまう。もしかしたら相場は反転するかもしれないので、耐えれば元に戻るかもしれない。

この、「もしかしたら反転するかもしれない」という一縷の望みが、泥沼に足を引きずり込まれる悪夢になる。

逆に少しでも得すると、もっと上がるかもしれないが、やはり相場が反転して儲けが絵に描いた餅のように消えるかもしれないので、長く持てずにすぐに儲けを確定してしまう。

だから、相場を張る人の多くは、利益が少なく損失が大きいというパターンにはまり込むのである。

結局のところ、FXというのは、為替の上げ下げをネタにした「丁半バクチ」なのであり、高尚なことをしているようで、大して高尚なことをしているわけではない。

種銭を持ってきて借金をして丁半バクチをしている博打打ちが、現代風な装いになっているだけに過ぎず、こんなところに出入りしている人がまともなのかと言われれば疑問が残る。

もちろん、この鉄火場で生き残り、巨額の金を手に入れる賭神(ゴッド・ギャンブラー)もいる。宝くじに当たる人が必ずいるのと同じで、成功者は必ず存在する。しかし、バクチはバクチでしかないのも事実だ。


■相場師は投資家ではない。それは、投機家だ

相場を張る人を「投資家」と勘違いする人も多いが、相場師は投資家ではない。金融市場の上げ下げに着目して「波に乗る人」なのだから、それは投資行為ではない。投機家だ。

本来の投資とは何か。それは、「企業の地に足がついた成長に長期に渡って投資する」というものがそうだ。

(1)企業活動が正常であると利益を生み出す。
(2)その利益は成長を生み出す。
(3)その成長に投資する。

それが本来の投資の姿であって、単にチャートの上げ下げに反応して動き回るのは投資家ではなく相場師の姿だ。

利上げがどうした、FRBがどうした、相場(テクニカル)がどうした、と景気の枝葉末節に過ぎないものを、さも重要なデータであるかのように語って、「チャンスは今だ」と短期の売買の射幸心を煽り立てる。

当たる人もいるかもしれないが、自分が当たるかどうかは別問題だ。むしろ、大多数が敗退していく。それがギャンブルなのである。そんなものが国を覆うようになったら、その国の行く末は目に見えている。

常識的に考えて、ギャンブルに狂っているような人や国に、安定した将来、しっかりした基盤が残せるはずがない。

ギャンブル社会というのは、一部の人間だけが莫大な現金をすくい上げて、残りはまとめて貧困に突き落とすような歪んだ社会を作り出す。

しかし、なぜこんなものが流行するのか。

それは、普通に生活しても豊かさを享受することができない貧困層が存在するからである。だから、宝くじや、FX(外国為替証拠金取引)や、株式相場の信用取引のようなものに一縷の望みを賭ける。


■格差が際立ってくると、ギャンブルが流行する

貧富の差が開けば開くほど、そのような投機が盛んになっていく。投機に手を出して没落する資産家の話はよく聞くが、実際はそれよりも何も持たない人間がわずかな金を握りしめて投機に狂う姿の方が多い。

FXも貯金もほとんどないサラリーマンや、無職のニートが熱くなっていることが多いという。金持ちになれるかもしれないわずかな勝率に人生を賭けるのである。

しかし、投機で勝てる人は1%以下なのだから、結局99%は勝負に負けてさらに貧困に堕ちて行ってしまう。

最初は理性を持って参加しているつもりでも、結局は上げ下げに反応するゲームなので、波に飲まれて大半が破綻する。何度も言うが、勝てない人がいないわけではない。しかし、99%は負ける。

社会が二極分化して格差が際立ってくると、貧困層の世界では必ずギャンブルが流行する。

金に飢えている人間であればあるほど、よりギャンブルが魅力的に見える傾向がある。それで一発逆転ができると夢見ることができるからだろう。手軽な現実逃避のひとつとも言える。

しかし、投機は人生を救ってくれることはないから、ほとんどの人々が見果てぬ夢だけを見て資金を吹き飛ばしていく。

豊かな国が沈んでいく過程で、このような一か八かのギャンブルが蔓延して、結局は傷をより深いものにしてしまう。

ギャンブルは一度のめり込むと麻薬と同じで、より強い刺激、より高額の掛け金、より多くの取引にエスカレートしていく。

このような人間が社会に一定数いてもまったく問題ない。しかし、そんな人間が増加すればするほど、社会はより不安定化していくことになる。


 

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コメント
 
01. 2014年9月18日 20:25:57 : jXbiWWJBCA
コラム:さらなる円安は日本経済にプラスか=佐々木融氏
2014年 09月 18日 19:50 JST
佐々木融 JPモルガン・チェース銀行 債券為替調査部長

[東京 18日] - 注目された16―17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は、タカ派的・ハト派的内容が入り混じったものとなった。

まず、ハト派的な内容としては、声明の中に、資産購入プログラム終了後も「相当な期間」現在の政策金利が据え置かれるとの文言が残された。さらに、インフレに対する現状評価については、前回声明では「委員会の長期的な目標にやや近づいた」と記されていたのが、今回は「委員会の長期的な目標を下回って推移している」と下方修正された。また、経済予測に関しても、2014年と2015年の成長率予想、2015年のコア個人消費支出(PCE)価格指数見通しが下方修正された。

一方、タカ派的な内容としては、政策金利の予測が引き上げられた。6月時点では2015年末時点の政策金利を1%以上と予測する委員は11人だったが、今回は14人に増加した。来年末時点で政策金利が1%以上になるということは、遅くても来年半ばには利上げが開始されることになる。

「相当な期間」との文言を残し、足元のインフレ圧力鈍化も認識しながら、来年半ばには利上げが開始されるとの認識を示すのはやや矛盾があるように思えるが、結局、利上げは経済指標次第ということなのだろう。また、出口戦略に関するガイドラインが示され、声明に対して反対票を投じたのが1人から2人に増えたのもタカ派的要素だった。

このように、硬軟両サイドの要素があったFOMCの結果だったが、市場は政策金利予測の引き上げを含めたタカ派的な内容に反応し、金利上昇・ドル高となった。この結果、ドル円相場は108円台に乗せ、2008年9月以来の高値を更新した。

ドル円相場がレンジ取引を続けていた8月中旬まで、筆者は短期的に動きがあるとすればドル安・円高方向となるとみていたが、実際の動きは逆になってしまった。こうした動きとなっている背景としては、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ期待の高まりが筆者の予想以上に強く、米2年金利が上昇を続ける中、ドル高が加速していることが挙げられる。

また、日本の投資家による外国株・外国債券投資が7―8月にかなりの高水準となっていることも影響していると考えられる。同2カ月間の国内投資家による証券投資に絡む円売りは2.5兆円程度に上った可能性がある。

さらに、今月4日の黒田総裁発言も円安方向の動きに影響しているだろう。黒田総裁は金融政策決定会合後の記者会見の最後に、「今の水準から円安になることが、日本経済にとって何か非常に好ましくないとは、私は思っていない」と発言した。ドル円相場はその翌日に年初来高値を更新した。

黒田総裁発言は記者の質問に答えたものだったが、実は筆者のところにも以前から、「円安がさらに進行した場合、それは日本経済にとってプラスなのか」との質問が国内外の顧客から頻繁に寄せられていた。つまり、市場は黒田総裁発言により心理的なドル円相場の天井を取り払うことができ、安心して円売りを始めることができた、とも言える。

<強まる円安とインフレの連鎖反応>

では、実際、ここからさらに円安が進んだ場合、それはまだ日本経済にとってプラスなのだろうか。

JPモルガンは先日、筆者を含む東京拠点のストラテジスト、エコノミストチーム全体で、まさにこの問題に関するレポートをとりまとめた。円安がプラスかどうかは、人や立場によって捉え方が異なる。したがって、なるべく客観的かつマクロ的に検証する必要がある。

まず、考えられるのは、日本は世界最大の対外純資産国であるから、円安はプラスだろうという点である。2013年末時点で日本は325兆円もの対外純資産を保有している。世界2位の純資産保有国である中国が207兆円であるから、日本が突出していることが分かる。

さらに、日本の対外資産、対外負債のそれぞれについて通貨別にみると、対外負債は円建てが多いため、外貨建ての対外純資産は469兆円にまで膨らむ。非常に単純化して言えば、1%円安が進めば日本の対外純資産は4.7兆円程度膨らむことになり、この点では日本経済にとってプラスだ。

また、日本はこうした対外純資産から得られる所得収支も大きい。今年7月までの1年間で所得収支の黒字は16.2兆円となっている。単純に言えば、1%円安が進めば所得収支が1600億円程度膨らむ計算だ。

一方、貿易収支はすでに赤字になっている。今年7月までの1年間でみると、輸出は71兆円、輸入は82兆円。これもまた、非常に単純化して言えば、1%円安が進むと輸出の受け取り代金が7000億円程度増加する一方、輸入のための支払い代金が8000億円程度増加する。日本の貿易構造は、もはや円安メリットを享受できるような状況にはないと言えよう。

むろん、対外資産、国際収支全体を概観すれば、対外純資産が膨大であるため、この点からみると、やはり円安になればなるほど、メリットがあると言えそうである。しかし、これは対外資産を持っている人が今よりさらにお金持ちになるという話なので、もう少し別の視点から幅広く検証する必要がある。手がかりは、実質レートと名目レートの違いだ。

円は実質実効レートベースでみると、1970年以来の最安値にほぼ並んでおり、現在の局面は実質的には歴史的な円安水準にある。実質実効レートは平均回帰的な動きをするはずなので、円の実質的な価値がこれ以上大幅に下落する可能性は低い。

ただし、これは名目の円相場が円安にならないということを意味しない。今後、日本のインフレ率が米国のインフレ率を上回り続け、それに沿った形でドル円相場が円安方向に振れるのであれば、実質実効レート上の円相場に変化はないということになる。

逆の言い方をすれば、現状レベルから名目のドル円相場が円安方向に進む場合は、インフレ率の上昇に沿った形になるはずである。そうした意味で、当社のエコノミストは、「さらなる円安が日本経済に対してプラスか」との問いは、「さらなるインフレ率上昇が日本経済に対してプラスか」との問いとほぼ同じだと指摘している。

日銀は2%のインフレ率上昇が日本経済にとって好ましいとして、ターゲットに設定しているため、これを前提にすれば、日銀がインフレ率を2%近傍でうまくコントロールできている限りにおいて、それに沿う形の円安は日本経済にとってプラスということになる。

このことは、さらに興味深いインプリケーションを持つ。日本は輸入に占める耐久消費財の割合がかなり上昇しているため、円安がインフレ率上昇に直接つながる度合いが増している。つまり、現在進行している円安がインフレ率上昇を招き、インフレ率上昇がさらなる円安につながり、円安がさらにインフレ率を上昇させるといった連鎖反応が続く可能性が以前よりも大きくなっているのだ。

こうした流れの中でのインフレ率上昇は日銀がコントロールできなくなる可能性があるほか、コストプッシュインフレであるために、どこまで続いても日本経済にプラスとはならない恐れがある。

<ドル建てなら日本株は横ばい>

それでも、「インフレ率が上昇し、円安になれば日本の株価が上昇するから、経済にとってはプラスじゃないか」との意見もあると思う。それに関しては、当社の株式ストラテジストが興味深い指摘をしている。

日本の株価が他国の株価をアウトパフォームする時は、輸出関連株主導となるのは稀だそうだ。そして、日本の株価が円安を受けて上昇している時、共通通貨ベースでは、日本株は通常、他主要国の株価をアンダーパフォームする。つまり、円安進行を受けて日本株が上昇しているのは、日本株の建値通貨である円の価値が下落しているからであって、実質的に企業価値そのものが成長しているからではないのだ。

実際、建値通貨ベースでは、過去1年間の日経平均株価の上昇率は11%と、NYダウの9%をやや上回るが、ドル建てでは前年比横ばいと、全く上昇していない。つまり、過去1年間、日経平均株価が上昇したのは、円の価値が下落したからなのである。

これはインフレ率と通貨価値の関係を考えると分かりやすい。物価が上昇するのはモノの価値が上がるからではなく、通貨の価値が下がっているからだ。過去1年間の日経平均株価の上昇も、企業価値が上がったからではなく、通貨の価値が下がったからなのである。

つまり、過去1年間、実質的には日本の株価は米国の株価をアンダーパフォームしていたことになる。円安による株価上昇に頼っている限り、この差を埋めるのは困難である。

*佐々木融氏は、JPモルガン・チェース銀行の債券為替調査部長で、マネジング・ディレクター。1992年上智大学卒業後、日本銀行入行。調査統計局、国際局為替課、ニューヨーク事務所などを経て、2003年4月にJPモルガン・チェース銀行に入行。著書に「インフレで私たちの収入は本当に増えるのか?」「弱い日本の強い円」など。
http://jp.reuters.com/articlePrint?articleId=JPKBN0HD0WO20140918&channelName=topNews

[12削除理由]:関係が薄い長文

02. 2014年9月18日 20:47:50 : yy7D5jhcis
これ書いた人に座布団5枚

03. 2014年9月18日 21:12:50 : HndWgHoSOI
ビットコイン容認の次はワケのわからぬドル高ですか。
「100年に一度の金融危機」「サブプライムローン債券化商品の喪失が数京円か」の舌の音も乾かぬうちに株価と景気回復。
リーマンショックなど数年後にはどこ吹く風。
猛烈にドルを刷ってそうしているならまだわかるが、そんな事はしていないでせいぜい米FOMCの「相当期間」ゼロ金利維持程度。
まあ米国というのはそう言う世界です。
全てが○×のカタマリ。
今後もそのつもりで。

04. 2014年9月18日 21:21:01 : HndWgHoSOI
円安だけならいざ知らず、米ドルは他の国に対してもドル高気味。
中国人民元高を避けられる中国は美味しいドル高か・・・。
このまま数年間人民元高がなくなるとすると、相当な「中国優遇」ですね。

05. 2014年9月18日 21:28:08 : oB1CBdTqbA
だから”有事のドル高”っていったのに
独立騒ぎもそんじょそこらより立派な有事ですよ
BRICKs銀行ができたからドルが暴落するとかいってたやつw

06. 2014年9月18日 22:45:28 : HndWgHoSOI
04です。
「有事のドル高」と言うなら「有事の貴金属」・・・なのに貴金属は落ちてる。
と言う事は単なる「ロスカット狩り相場」かどうか。

07. 2014年9月19日 07:24:48 : sCXJeNvFkI
今回のFOMCを受けての108円超えはきつい人は多いはず!!
首都圏は電車通勤の人身事故に気をつけて欲い。

FXも所詮マネーゲームでしかない。
予想屋なんて半分当たればいいほう。
ヘッジもできる資産を確保しながらやらないと勝ち続けることは難しい。


08. 2014年9月19日 08:58:49 : nJF6kGWndY

くだらん

為替とは無関係に、バカはいつの時代にもいるだけという話


09. 2014年9月19日 09:46:53 : EP0RGoeRwg
そりゃ金物油物は変わらんよ
今はポンドがメインだから
これは、アメリカが一生懸命足引っ張って、
英ポンドが基軸通貨の座から転げ落ち、同時に石油危機を呼び込んだ
スエズ運河危機以下の亜流だから

しかし通常の事は一括りにされる英・米でも、こと通貨になると
アメリカ独立戦争を彷彿とさせるえげつない戦いが繰り返される
まだ当分の間、ドルは基軸通貨の座を保ちそうですな
(中国に対してはウイグルで分裂を誘い、EU・ロシアに対してはまとめてウクライナで、
イギリスには北アイルランドに加え、スコットランドで)


10. おじゃま一郎 2014年9月19日 14:39:37 : Oo1MUxFRAsqXk : qtIdxtkUuU
>相場師は投資家ではない。それは、投機家だ

FXで円売・ドル買をしている人は、リスクをしょっても
日本の国益に貢献していることを忘れてはならない。

投機マネーがマーケットに入らないと、実需だけとなり
日本は当然円高方向になってしまい、マーケット、実業を
停滞させてしまう。

円売・ドル買とは日銀の金融政策を援助し、グローバル
マーケットの中で戦う壮大なミッションなのである。

逆に投資とは、企業に金入れて企業が利益を上げるのを
待っているので人任せ。企業が成長しなければ大損こえる。
投資家が利益を得たとしても不労所得である。



11. 2014年9月19日 15:01:14 : AQlbLXWdVA
円高&デフレvs円安&リフレの構図になった時
そもそも前者には、生活がどうたらとか
ちまちました理由のほかに大義が語られることがなかった。
ここをドルの基軸通貨の座から引きづりおろす為の円高なんだ、
お前ら黙ってろ、円が基軸通貨になればあとはどうとでもなる
と旗を立ててそれを公言して憚らない人物がいたならば、
78円までいったときに、あと78円だと頑張れたかもなw
今の円安&リフレの論者に、それを憚らない人物が多数見受けられるのをみてふと思った。

日本って株主総会でのプロキシーファイトもあまり見られず、
どうも札束で喧嘩するってことに慣れていないのか、
戦争とは銃器をもってドンパチやることだけだと思ってるフシあり。


12. 2014年9月19日 15:32:04 : mwFdAsX9cC
胴元は、必ず儲かる。
相場はそのようになっている。

13. 2014年9月19日 18:16:39 : uV4A8446hE
毎日大量の為替取引が行われている。ただしその中で実物貿易の決済やその一部としてリスクヘッジをしている部分の取引で必要な額の数百倍の額が取引されている。

つまり為替取引の99%以上は通常の取引ではなく為替差益を狙った投機だということだ。

為替取引は基本的にゼロサムゲームであり合計としては利益を生むことはない。ビジネスとして成立するのは手数料を取る、レバレッジのための金利をとることだけである。つまりトータルとしては全く利益を生まない。さらに97年に起こったように1国の通貨を売り浴びせてその国を経済危機に追いやり利益を得る金融集団もいるがわずかの金や個人ができることではない。

チャートを解析していつも勝てるとかの話は基本的にまやかしである。


14. 2014年9月19日 18:45:47 : nONtcJgkww

<「レバレッジ=借金」となぜ言わないのだろうか
リーマン・ショックで世界経済を大混乱させたのはサブプライムローン問題だが、その大混乱を増長させたのは金融機関がかけていたレバレッジにある。
レバレッジとは、「テコの原理」であると多くの書籍で得意げに説明されているが、なぜもっと直接的で分かりやすく説明しないのだろうか。>
サブプライムを使わせ住宅を煽るだけ煽り、リーマンで大崩壊すると、使わせたご本人は、サブプライムが悪いと、発行元の金融機関に責任転換して、雲隠れとなった。
FXは米国債を買わせる金融道具だ、内蔵されたレバレッジで買わせまくるが、米国債が売りに逆転換すると、レバレッジが問題だ、こんなギャンブルもの止めさせろとなる。
自分達が開発した金融道具も都合で、薦めたり、叩いたり、叩くときは道徳論を持ち出すいつものパタンだ。

問題は米国債が今まじ危ない、退散の時期にあるという事でしょう。


15. 2014年9月19日 21:55:17 : LBtbDXFoS6
ものすごくまともな御意見だ。座布団10枚でもいい。

かつて明治の初めの頃、私の住む田舎町にも賭博が流行り、なんのなに造とか名乗る博徒の親分もいたという。そして、それまでは曲がりなりにも自分の田畑を持ち、それなりの生活をしていた百姓親父たちが、博打の借金の片に田畑を他人に取られ、女房を取られ、屋敷を取られた話が今に伝わっている。

あの頃も急速な貨幣経済の成長で、農村の自給自足生活が崩れ、貧富の格差が広まっていった時代だった。(これは江戸期の「身分差別」とはまた別の問題だ)
知人の曽祖父はその時代に人に金を貸して一代でたいへんな財を築いたそうだが、その時の証文はいまも残っているという。


16. 2014年9月19日 22:17:21 : Wr5cvCffrE

「株は家まで、為替は命まで」

理解して納得したヤツだけ、これらの賭博場で頑張ることであるw


17. 2014年9月20日 00:16:25 : H2nL5JOuZ2

ドル高何も驚くことは無い当然のなりゆきだよ。
日本など問題外のところで起こったこと
ドル安詐欺をしようとウクライナに手を出したら
プーチンにブリック連合作られて
ドル高になってしまったというお粗末な話
ドル高ってえのは米国債はもう要らねえよといっていることなんだな。

ところで円高てえのは米国債買わせるためにドル50円にしようかってな話で、苦しくなった日本が為替介入し、欲しくも無い米国債を買ってしまうという事だろう。
ブリック連合ってえのは米国債要らねえよ連合だから、円安になるーって世界中のその筋のプロ達が思っちゃうわけ、だから米国債は崩壊って言う認定を食らって、円安ドル高になってるわけだ。
円高食らって、米国債買わされてた日本には、朗報だろう。
FXなどでドルを買って日本売りで一儲けなどと考えてた連中がやけどしてさわけいでいるわけだな。


18. 景気予報士 2014年9月20日 10:12:18 : 1flWS59YDFUnc : ROMzKkN3JQ
電話で女性がF]を勧誘してきた。私は「損失が出るものには手は出さない」と断ったところ、「当社と二人三脚でやっていきますので大丈夫です」と答えた。よくもそんな嘘をつけるものだと呆れた。

その直後、先物取引業者から転職してきた若者が、採用面接で私に語った話。
「特定の顧客には儲けさせるようにしていた。その罪悪感に耐えきれなかった」。
かつて大手法人顧客に対して損失補てんをしていた証券会社の事件を思い出した。


19. 2014年9月20日 12:08:40 : 9DaFhep6YQ
>>10
>FXで円売・ドル買をしている人は、リスクをしょっても
>日本の国益に貢献していることを忘れてはならない。

アホにもほどがある。FXをやっている人間が国益を考えているだと、そんなこと
考えたらたちどころに大損だ。だれも国益など考えていない。

>>01で「さらなる円安は日本経済にプラスか=佐々木融氏」という論考が出ている。
<強まる円安とインフレの連鎖反応>ということだ。おじゃま君は日本経済が
こけるのを待ち望んでいる。日本人じゃないものね。

>逆に投資とは、企業に金入れて企業が利益を上げるのを
>待っているので人任せ。

おじゃま君はこんなアホウも言っている。どこに投資するかそれを決定するのはこの世で
もっとも難しいことなのだ。投資家の仕事はある意味崇高な仕事と言える。国家の命運を
決定するからだ。


20. おじゃま一郎 2014年9月20日 13:13:35 : Oo1MUxFRAsqXk : 2UbNbFBYks
>19
>FXをやっている人間が国益を考えているだと、

だれも国益を考えているなどとは言っていない。
多くの人が円売りすれば、結果円安になる。

その中で日本人が円売りしていれば、結果、日本の円安政策
に協力していることになると言っているだけだ。

>「さらなる円安は日本経済にプラスか=佐々木融氏」

マーケットに参加する人は多種多様である。
その中で佐々木氏は債権屋さんなので、金融緩和反対論者だ。

8月18日に「世界的金利低下が示唆する円高シフト」なんていう
コラムをロイターに出していたが、翌日から円安になった。

面白いものだ。


>どこに投資するかそれを決定するのはこの世で
>もっとも難しいことなのだ。

わざわざ難しいことをやることないと思うが。

ロイターの9月19日の企業調査結果は、
「ドル105円超の円安、75%の企業「行き過ぎ」指摘」
「業績下振れ3割、増税対応策は追加緩和がトップ」

つまり企業はこれ以上の円安はイヤだけど、業績が悪くなったので
日銀に追加金融緩和しろという。こんな矛盾はない。

業績は政府、日銀任せ。こんな企業なんかに投資価値はない。



21. 白猫 2014年9月20日 15:16:42 : 3UXZ9G0eyfiL6 : po61uoQ0ZM
08さんと同じ感想だ。
そもそも付加価値を生み出さない金銭のやりとりのことをギャンブルというのだと私は考える。
だから、FXもそうだが競輪・競馬、パチンコさらにはカジノなどもギャンブルだ。
ギャンブルは人の射幸心を満たす為に存在していると私は考えているが、ギャンブルなど存在してはならないと考える人も多くいるようだ。一種の宗教に思える。
英国人はギャンブルに全く寛大であり、日本人はどちらかというと否定的な人が多いようである。
しかし、私企業のパチンコや公営の競輪・競馬が存在しているなどその規制は中途半端である。
私は個人の自由は最大限尊重されるべきだとの考えから、ギャンブル禁止には賛同しない。そのくらいの判断は自分でしろとの考えだ。
しかし、付加価値を生み出さない金銭取引をギャンブルと定義すると、絵画や骨とう品の取引も相当にギャンブルに近づいてくる。この場合は品物のやりとりがあるからギャンブルとはされないようだが。
では、所謂ギャンブルにおいて結果がでるまでのドキドキ感、期待感はお金を支払うには値しないのであろうか? 
このように考えるとそこに線引きは難しいのではないか?
個人の判断に委ねるべきではなかろうか。


22. 2014年9月20日 15:54:40 : yhQ7jbEBms
賭け事は金持ちが暇つぶしにやればいい。貧乏人がやったら必ずひどい貧乏になる。
FXは賭け事だから金持ちがやったらいい。税金で余ったお金を納めるほうがまだいいけど問題は税金を国民の為に上手に使う者がいないこと。
繰り返し貧乏人は賭け事をしたらいかん。賭け事をして負けてもこまらんように一生懸命働いて余裕ができたら賭け事をしましょう。

23. 2014年9月20日 16:05:11 : 6mjqNf31Ic
FXで儲けられるという本には、損失が拡大しないよう“ロスカットの逆指値注文”を出しておくように、と書いてある。ディラーは顧客の注文を見ることができる。一人一人の注文を見ないまでも、顧客全体で幾らの価格を提示すれば、多くの顧客がロスカットに引っかかって、トータルで幾ら儲かるか分かり、即それが顧客の損になる。もちろんこれで儲かる数少ない顧客はいるだろう。

普通はこれがバレない程度にやっているんだろうが、竹中平蔵が関係していた時の“為替ドットコム”は極端にやって、あまりひどいんである程度補填せざるを得なくなり“システム障害”の精にした。

ホリエモンの“拝金”という本にも、担当の役員が逆張りで儲けているので、「約款上問題なくても道義にもとる」と注意したら「儲かっているんだからいいでしょう」と反論されたとある。

「高ければ売る」または「安ければ買う」は取引の交渉あるいは駆け引きであって、金額を相手に示して提案してもいい。しかし「安くなり過ぎたら売る」あるいは「高くなりすぎたら買い戻す」というのは損失を大きくなりすぎないようにする安全弁であり、腹積もりはあったとしても、相手に示したら終わりである。「高い金額を提示して買ってもらう」、あるいは「安い金額を提示して売ってもらう」ことが出来て正に濡れ手に粟である。

顧客対ディラーにはこの関係があり、逆指し値の注文を出す顧客がいる限り、ディーラーはノーリスクで儲けられるシステムになっているのである。勿論これに乗じてディラーと一緒に儲けられる少数の運のいい顧客もいる。この顧客は「普通の指値注文」を出している顧客である。

「上がったら買う」は順張りであり、今のようにドルが上がっている時に、買って、さらに上がるのを待つ投資法は正攻法の一つであるが、ロスカットは「安い時に売って、上がりすぎて含み損が膨らんだので買い戻すことで損失の拡大を防ぐ」という損失確定の取引なので、一度に大きく損をしないまでも、繰り返すことでじり貧になっていく仕掛けなのである。


24. 2014年9月20日 18:14:57 : RQpv2rjbfs
FXの会社はロスカットで食っているようなものだね。後ろから見られて麻雀を打っているようなものだからレバレッジを大きくとるバクチ的な取引はやめたほうが良い、わしは寝ている間にロスカットされたことがあるぞ。起きた時には元の値段に戻っていた。

ただ、レバレッジを掛けずに高金利通貨を買うのは外貨預金よりもお得だということは知っている必要がある。FX>外貨預金>ドル現金 の順にお得だが、金利がほとんど付かない今、全ての取引で為替手数料分の損失が発生することを忘れてはならない。預けると損なんだ、そんなばかな。


25. 2014年9月20日 20:22:07 : KcU0sfmBvI
一個人で簡単にできて殆ど自動的に儲かり、
消費者金融やるよりも利益が出る方法なんてFX以外知らない(笑
まあ、大衆から吸血して金持ちになるんだから、厳密には強制搾取だけど、
現状では合法。
でも博打脳には永遠に無理だよ。

26. おじゃま一郎 2014年9月20日 21:12:29 : Oo1MUxFRAsqXk : apWAliLw6E
>23
>「約款上問題なくても道義にもとる」と注意したら
>「儲かっているんだからいいでしょう」と反論されたとある。

美しくない。


>顧客対ディラーにはこの関係があり、逆指し値の注文を出す顧客がいる限り、
>ディーラーはノーリスクで儲けられるシステムになっているのである。

儲けるには、「高きを買い、安きを売る」。
StopOrder(逆指値)の前にStopLossとTakeProfitを決める。

普通の指値やったらトレンド相場ではおしまい。



27. おじゃま一郎 2014年9月20日 21:20:23 : Oo1MUxFRAsqXk : apWAliLw6E
>25
>一個人で簡単にできて殆ど自動的に儲かり、

MT4で市販のEA使ってるんだろうが、儲けたやつなんて
見たこと聞いたことない。

儲けるには資金力のみ。


28. 2014年9月20日 22:09:17 : 3F2T8yYzmE
日本が保有している米国債を市場ですべて売却してしまえば、これだけの円安なのだから為替差益で日本に大きな利益をもたらすはずなのだが、売らせてもらえない米国債。

29. 2014年9月20日 23:44:46 : CIDem4rJfI
106円台付けた時、どうせまた103円周辺に戻るだろうと思って
俺も何枚か買っておこうと思ったが、今頃、財布的に死んでただろうな。
今回は更に円が下がったから

壁を超えると早いねえ
110の壁も超えたら一気に118円とかなりそう


30. 2014年9月20日 23:46:29 : CIDem4rJfI
訂正 

何枚か買っておこう → 何枚か売っておこう


31. 2014年9月21日 03:26:04 : dY6DS9KOII
レバレッジ=借金か。
投資でもなんでもいろんな用語で、ギャンブルや詐欺の本質を包み込んでしまう。
相当痛い思い、それこそ身包み剥がされる、一家離散、奥さん子供が酷い仕打ちをうける、そんな経験しない限り、一度手に染めたら抜けるのはほぼ不可能だろうな。

32. 2014年9月21日 06:02:14 : Ac3ennnEqQ
株もそうだが
いったいこの世界を引っ張る者はだれなの?
一般など羊の群れと同じでいくら頑張っても流れは作れない
ついて行くだけだろ
最後は食われてしまうのは当然だろう
流れを先導する羊飼いが存在すると思うのだが?
またあの悪名高い、ユダ金か?
ご存知のかた、教えてくださりませ



33. 2014年9月21日 08:44:55 : AS1h0FSsxQ
>またあの悪名高い、ユダ金か?

アメリカのFRBは私立銀行群ということで、為替や金利を自分たちの利益につながるように自在に変えられます。賭け事は胴元が勝つと決まっているようです。


34. 2014年9月21日 14:39:33 : AS1h0FSsxQ
金融の相場を支配する胴元について参考となる動画がありました。


「崩壊する世界経済と新世界秩序の実態」4/5 (CFR・FRB・BB編)

http://www.youtube.com/watch?v=GieEA5sJQsI


国際情勢の内幕と米国で着々と­進行している知られざる驚愕の実態を、優れた洞察力と卓抜した情報収集力随一のヒップ­ホップアーティスト&国際情勢分析家 ジェイ・エピセンター 氏を講師にお招きし、−映像が証明する秘せられた驚愕の真実・第3弾!− 崩壊する世界経済と進行する新世界秩序の実態というテーマで一挙に公開


35. おじゃま一郎 2014年9月21日 19:51:57 : Oo1MUxFRAsqXk : 4Yj5PhqHyk
>32

>流れを先導する羊飼いが存在すると思うのだが?
>またあの悪名高い、ユダ金か?
>ご存知のかた、教えてくださりませ

ユダ金が先導して儲かると思うなら、ヘブライ語を覚えて、
ユダ金に学べばいい。


36. 2014年9月21日 20:12:31 : r9oYPs9qlM
実はとんでもない円安になりつつあるのかも、ドル円だけで見ているとわからないけど、物価まで考えると。


実質為替レート(じっしつかわせれーと)

分類:金利・為替

1ドル=120円が、1ドル=100円に変化する場合、円から見るとドルが値下がりしており、「ドル安」あるいは「円高」になったと表現する。

ただしこの時点で、日本において物価上昇がないと、円高後の100円が事前の100円と同じ価値を持っていることになる。

しかし、米国の物価が上昇したとすると(1ドル=100円)、新たに100円で購入できるようになった1ドルは、かっての購買力(価値)を持っていないことになる。
物価上昇率が10%ならば、事前に1ドルであった財は、1.1ドルに値上がりしており、事後では1÷1.1ドル単位しか購入できない。つまり100円で購入できるドルは、実質的には1÷1.1ドルの価値なので、120円から100円までの値下がりとはなっていない。

このように、物価の変化まで考慮に入れた為替レートを実質為替レートと呼ぶ。

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/jissitu_kr.html

 2013年4月〜5月には円の実質実効為替レートが過去20数年間の最安値の水準となったので、世界中がこのデータを見ているとするとそろそろ円安傾向は止まるとも考えられる。実際、その後の推移はほぼ横ばいか反転である。

 日本円の対ドル・ユーロ為替レートの推移は図録5070に示したが、ここでは主要通貨の実効為替レートの推移、及び円の名目と実質実効の為替レート推移の対比を掲げた。

 円の対米ドル・レートだけを見ていても、円が本当に円安か円高かは分からない。すなわち、ドルに対して円とは別にレートが変動している欧州のユーロや韓国ウォン、中国元などとの貿易取引も多くなっているからである。

 そこで様々な国との為替レートを貿易取引のウエイトで総合した為替の指数が作られている。これを実効為替レートと呼ぶ。

 さらに、相手国とのインフレ度の違いが、名目の為替レートでは測れない通貨の実力の違いを生む。例えば、同じく1ドル=100円で不変であったとしても、日本ではインフレが進んでおらず米国ではインフレによってドルの価値が半分になったとしたら、日本円で半分の米国商品しか買えないのだから円の通貨価値はドルに対して実質半分になったと考えるべきであろう。実際、日本の通貨価値は長期的に米国やユーロ圏の通貨に比してインフレ度合いが低く推移してきている(図録4730参照)ので、見かけよりも円安が進んでいたのである。

 様々な通貨に対してこうした調整を行った後の実効為替レートを実質実効為替レートと呼び、調整前の値を名目実効為替レートと呼ぶ。

 データは指数で表され、指数が上昇するほど通貨の価値が高くなったこと(日本なら円高)を示している。

 実効為替レートは、各国の中央銀行(日本なら日本銀行)やBIS(国際決済銀行)が公表している。ここでは、日本円だけでなく、米国ドルやユーロ圏通貨(現在はユーロ)の実質実効為替レートを見るため、BISが公表している統計データからグラフを作成した。

 長期的な動きを日本円についてみると、1970年代から長期的に円高傾向を辿り続けた後、1995年を境に円安傾向へと転じ、リーマンショックで顕在化した世界金融危機まで円安傾向が続いていた。グラフを見ると、最近までの円安水準は、日本の円高を決定づけた1985年のプラザ合意前の程度にまで進んでいたことが分かる。2000年以降の円安は、一般には余り意識されなかった。というのもドルの実効為替レートも平行して下落しており、円の対ドル為替レートは余り変化がなかったからである(図録5070)。

 この大きな実質的円安水準は、海外と比べ極めて低い日本の金利水準と円で借金して海外通貨に替えて運用する投資行動に影響されており、産業の実力以上の円安であったとされる。このため、自動車産業を代表とする日本の輸出産業に輸出ドライブがかかり空前の好況を生んだ。ところが、昨年来の世界経済危機の影響で一気に円安から円高に転じ、また米国の消費不況の影響が重なって輸出が大きく落ち込んだため、これまで輸出産業の好調に支えられていた日本経済も大きく低迷することとなったと考えられる。

 米国ドルやユーロ圏通貨の実質実効為替レートの動きを詳しくここで解説することはできないが、日本円との関係では、米国ドルの実効レートが1990年前後までは日本円の実効レートと表裏の関係で動いていたのが、それ以降は、特にリンクがなくなり、近年では上述のように平行して低下傾向を示すまでとなった点が目立っている。かつて米国との貿易取引が中心だった時代は、対ドルの為替レートが支配的であり、またドル高やドル安の影響で円安、円高が決まっていた側面が強かったといえよう。

 近年では中国元やアジア諸国の通貨、また欧州ユーロとの関係が深まっている。2000年頃以降の円安傾向は、同時期のユーロ高傾向と表裏をなしているのが目立っている。2010年には、欧州特定国の財政危機を背景としたユーロ安が目立っており、ドルや円は逆に高くなる傾向である。その後、2013年に入るといわゆるアベノミクスで円安が進行している。

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5072.html


37. おじゃま一郎 2014年9月21日 20:17:02 : Oo1MUxFRAsqXk : 4Yj5PhqHyk
>36
>実質為替レート

決済するのは、名目為替レートなので実質実行為替レートは
そうでもいいのである。


38. 2014年9月22日 00:22:15 : jw1c38rGlA

17. 2014年9月20日 00:16:25 : H2nL5JOuZ2

ドル高何も驚くことは無い当然のなりゆきだよ。
日本など問題外のところで起こったこと>

この解説なかなか図張りですね

デスガ最後の<FXなどでドルを買って>は ドルを売っての書き間違いでは?


39. 2014年9月22日 00:55:56 : I6ksqZmmJw
日本政府:う・・・予算がない。国債出すか。

日本政府:銀行よ、国債買え、じゃなくて買って下さい

銀行:しかたにゃいにゃー

日本政府:もっと買って下さい、じゃくて買え

銀行:うぎゃー!もう無理

日本政府:しかたにゃいにゃー、日銀よ、国債買え(ゲリノミクス)

日銀:しかたにゃいにゃー

外国:日銀テラヤバス。円を売りはらえ!!← 今ここ

なお120円がデッドラインの模様


40. 2014年9月22日 11:03:18 : tORY8u69cA

>外国:日銀テラヤバス。円を売りはらえ!!← 今ここ

中国が保有していた日本国債売ってますね。日本の資産家もよっぽどの馬鹿でなければ
円を売るでしょう。だって日銀自体が円の価値を下げると言っているのだから、円を
持っていれば損をするのは明らかだ。金利もゼロだしね。

もうまともな金融機関は日本国債を買わない。日銀だけは買い続ける。国民の資産を
目減りさせながら。


41. 2014年9月22日 19:15:49 : gpBtlQpWh2

円安というよりドル高でありそれは米国債が危ないからだ
日本よりアメリカの問題だな
ダークネスはだれが為に騒いでいるのかな。



42. 2014年9月23日 10:07:57 : 9k6RsFHzmI
>>41
>円安というよりドル高でありそれは米国債が危ないからだ

ごく最近の為替相場にはドル高も混じっているでしょう。でも日銀による円安の
効果は大きい。動物が一斉に動きだすように、日本円からの逃走が始まる気配が
する。中銀はウソでも通貨の価値は守るという振りをしなくてはならないのに。
円の価値をどんどん下げるといっている(インフレで)。インフレの前に円安で
円の価値は大きく下がっている。

自国通貨をだれも使わないジンバブエみたいなことになるよ。



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