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経済評論家に世の中が見えていると思うのは大きな勘違いだ
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2014年9月14日 Darkness - ダークネス
相場について、誰かに意見を聞きたがる人たちが多い。これは危険だし、無駄だし、意味もない。相場を知るのはあきらめたほうがいい。相場の動きは誰にも分からない。
2005年には日本でマザーズやジャスダックの新興市場に上場している企業への投資が大流行したが、2006年には大暴落して投資家を阿鼻叫喚の地獄に突き落とした。
しかし、ちょうどそのときに経済評論家は、これからは新興市場の株式が買いだと騒いでいた。あの時に煽っていた経済評論家の顔が忘れられない。その後、彼らは新興市場について、まったく何も言わなくなった。
ユーロ危機が起きるまで、ユーロは「復活するヨーロッパ合衆国の通貨」「第二の基軸通貨」と多くの評論家やアナリストが持ち上げた。
2008年のリーマン・ショックでグローバル経済が崩壊の危機に瀕しているときにもなおユーロは素晴らしいと絶賛していた経済オンチな経済評論家もいた。誰も先が見えていなかった。
グローバル・ソブリン債のときもそうだが、金融商品に関して言うと、経済評論家が手放しでそれが素晴らしいと持ち上げるときは、それはもう死んだも同然だ。
■一番ダメなときに一番ダメなものを手放しで推薦
経済評論家は、悪気があって投資家をハメ込んでいるわけではない。ただ、当たらないだけなのだ。当たらないが故に、一番ダメなときに一番ダメなものを手放しで推薦する。
2007年にはドバイ株に投資しろと煽っていた人がいて、そういった書籍も出た。しかし、2008年のリーマン・ショックでドバイ投資家はすべて吹っ飛び、2009年にはドバイ・ショックでとどめを刺されている。
2011年に入ると中東はドバイどころではなく、民主化デモで大混乱に陥った。それは今も続いている。中東の将来がどうなるのか、中東の各首脳ですら分からない。
同じ2007年頃、ベトナム投資を強力に薦めていた人もいた。ベトナムも同じく、日本人が現地の証券会社にまで行って口座を開くようなことをしているときがバブルで、それ以降は一気呵成に暴落し、今もまったく立ち直っていない。
バブルの最中に、わざわざベトナムまで行って口座を開く間抜けがいるのかと驚いてしまうが、高名な人間の中にも、そんな人がいたというのは事実である。
当時は、ベトナムは第二の中国だからと言って煽っていた投資詐欺も出現していた。バブル崩壊末期には、その胡散臭さは相当なものだった。
中国株も同じだ。香港市場も上海市場も2007年がピークであとは下がる一方だったが、多くの経済評論家は中国株を2007年にに煽っていた。
しかし、中国の株式市場は2007年の絶頂期に戻る気配すらない。デカップリング論も嘘だった。しかし、経済評論家はずっと中国が「超大国になる」と煽って煽って煽り続けてきたのである。
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