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主流は家族でこぢんまり(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ
会場、プラン、料金…大手参入で「葬祭サービス」が変わった
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/153283
2014年9月12日 日刊ゲンダイ
葬儀は、遺族や親族、関係者などが斎場に集まって故人を弔う儀式。それは、地元の中小葬儀社に任せるのが一般的だった。しかし、大手企業の参入が相次いでいて、サービス内容が変わっている。最前線を探った。
東京や名古屋、大阪などの都市部では、マンション住まいの人が増えている。そういう人に受けているのが、“ゲストハウス型葬儀”だ。葬祭大手ニチリョクは、東京都練馬区と横浜市西区にある邸宅のリビングで家族葬ができるプランを用意している。
「最近の主流は家族葬で、葬儀後は親しい家族のみで故人を囲み、自宅のような雰囲気で見送りたいという要望が非常に多い。つまり、昔ながらの自宅での通夜のスタイルです。ところが、マンションでは難しいし、斎場だと大掛かりになる。そこで、4年前に邸宅でのプランを用意。1日1組限定の貸し切りなので、<ほかの家を気にせず、疲れることなく、家族でゆったりと見送りができた>と好評です」(営業企画部)
故人と24時間、面会できる。ソファベッドがあり、遠方からの親戚が泊まることも可能だ。料理は、セットのコースに加えて、故人の好物を作ってもらえる。64万円〜(税別、火葬料別)。冠婚葬祭大手の平安レイサービスも、ゲストハウス型のプランを提供している。
■直葬なら20万円弱
オリジナルの葬儀を希望する故人や遺族は少なくない。10年前に個人の葬祭ビジネスに参入した日比谷花壇は、オーダーメードの葬儀ができると人気だ。
「ある故人は自宅の庭に思い入れが強く、庭で葬儀をしました。また、亡くなる前に花見を希望されていた故人の祭壇を桜で飾ったこともある。故人の写真をパネルで展示したり、生前よく聞かれていた音楽を流したり。弊社の強みである花に関するものでなくても、可能な限りお応えするのです。オーダーメードをうたっているせいか、無宗教の方が5割ほどで、生前から相談を受けるケースが多いですね」(広報担当者)
料理は、一般的な寿司や煮物などではなく、洋食のビュッフェを選んだり、デザートをチョイスすることも可能。場所は自宅でも提携式場でもOK。15人ほどの式場での家族葬で、約94万円〜(火葬料や斎場費用など含む)。
小売り大手のイオンも提携する式場と組んで葬儀ビジネスを手掛けている。たとえば、通夜・告別式を行わない火葬のみの直葬なら、19万8000円。50人ほどで通夜・告別式を行う「家族葬50」なら49万8000円(税込み、返礼品や飲食費用は含まず)。“流通の巨人”だけに、支払い方法に特徴がある。
「家族葬50のプラン料金に加え、お布施や永代供養墓の使用料も含めて、弊社のカードや分割払いでお支払いいただくこともできます。菩提寺のない方々に好評です」(コーポレートコミュニケーション部)
葬祭ビジネスをめぐっては、ぼったくりはじめ金銭トラブルも少なくない。しかし、大手各社は明朗会計が売りで、トラブルに巻き込まれる心配もない。検討してみる余地は十分ある。
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