04. 2014年9月06日 15:56:17
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8月米雇用統計:識者はこうみる 2014年 09月 6日 00:10 JST [5日 ロイター] - 米労働省が5日発表した8月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が14万2000人増で、伸びは市場予想の22万5000人を大幅に下回り、8カ月ぶりの低水準となった。今回の統計は、連邦準備理事会(FRB)が利上げ時期を先延ばしする新たな要因となるとの指摘も出ている。 失業率は6.1%で市場予想と一致、前月から0.1%ポイント低下した。 市場関係者の見方は以下の通り。 ●早期利上げの懸念後退、株式に好環境 <フェニックス・ファイナンシャル・サービシズの首席市場アナリスト、ウェイン・カウフマン氏> 今年最小の雇用の伸びで、悪い意味でのサプライズだったと確実に言える。10年債利回りは低下しており、連邦準備理事会(FRB)が予想よりも早く利上げに動くと懸念していた投資家が安心したことを示している。この点で状況が変わるリスクはない。 久しぶりに本当にネガティブな内容となった。それにもかかわらず経済は改善を続けている。これは株式にとっては素晴らしい環境だ。「ゴルディロックス経済」という言い回しは個人的に嫌いだが、それが現在の状況だ。イエレンFRB議長が時期尚早に引き金を引くことはないだろう。各国中銀はインフレ阻止よりもリセッション阻止に注意を払っており、これは株式にとって絶好の環境だ。 ●FRB議長の政策スタンスを正当化 <バンクレート・ドットコムのシニア・ファイナンシャル・アナリスト、グレッグ・マクブライド氏> ほとんどの家計にとって収入の伸びは物価上昇率にほとんど追いついていない。この雇用統計は追加的な悪いニュースで、再び失望することになった。ただ、月間の雇用の伸びは20万人近辺を今後維持するとみられ、今回の数字は例外的で、新たなトレンドが始まったわけではない。 雇用が(20万人近辺)水準で伸びても絶好調というわけではなく、幅広い賃金上昇率の加速は期待できない。この統計はイエレン連邦準備理事会(FRB)議長の政策スタンスを正当化している。今月FRBが金利のスタンスを示す際に十分に正当性を与える材料となる。 ●内訳底堅い、FRBの政策運営後押し <アリアンツの首席エコノミスト、モハメド・エラリアン氏> 非農業部門雇用者数は失望を誘う伸びだったが、内訳をみると、長期失業者が19万2000人減少したほか、失業率も6.1%に改善した。U6(完全失業者、縁辺労働者、経済情勢のためにパートタイムで就業している人)の失業率も含め、今回の改善は労働参加率の低下によるものではない。したがって全体としては米連邦準備理事会(FRB)による着実な政策運営を後押しする内容といえる。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0H01KK20140905 8月の米雇用は14.2万人増、今年最低の伸び 2014年 09月 6日 01:05 JST [ワシントン 5日 ロイター] - 米労働省が5日発表した8月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が14万2000人増で、伸びは市場予想の22万5000人を大幅に下回り、8カ月ぶりの低水準となった。 今回の統計は、連邦準備理事会(FRB)が利上げ時期を先延ばしする新たな要因となるとの指摘も出ている。 失業率は6.1%で市場予想と一致、前月から0.1%ポイント低下した。労働参加率の低下が一部要因となった。 6、7月分の雇用の伸びは、当初発表より計2万8000人少なかったと修正した。 8月は、製造業の雇用増がゼロとなったほか、小売業が2月以来のマイナスを記録した。 TD証券(ニューヨーク)の次席エコノミスト、ミラン・ムルレーン氏は「労働市場はこれまでフル回転で回復してきたが、ここにきて息切れしているようだ」と述べた。 ただ一部のエコノミストは、8月の雇用統計は季節的な変動要因を調整するうえで問題が生じるため、市場予想に届かない可能性を指摘していた。過去には、上方修正されるケースが目立つ。 FRBのイエレン議長は、賃金上昇の伸びが弱含んでいることや、正規雇用にありつけずパートタイム労働を強いられる人、長期失業者数が依然高止まりしていることに懸念を示す。 FRBはこうした指標について、労働力の著しい活用不足を裏付け、景気刺激的な金融政策が有効との認識を示している。 労働参加率は62.8%と、前月の62.9%から低下した。 ただ、本人の意に反して職探しをあきらめた人や、正規雇用を望みながらパートタイムで働く人を含めたU6失業率は12.0%に低下、2009年10月以来の低水準となった。長期失業者数は2009年1月以来の低水準だった。 時間当たり賃金は0.06ドル増加した。前年比で2.1%伸びた。 平均週間労働時間は34.5時間と、6カ月連続の横ばいだった。 民間部門が、雇用増の大部分を占めた。製造業は1年ぶりの低水準だった。自動車が弱含んだ。建設業は8カ月連続で伸びた。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0H01HH20140905 EU、対ロシア追加制裁を決定 2014年 09月 6日 08:25 JST [ブリュッセル/ニューポート(英ウェールズ) 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)は5日まで開催していた大使級会合で、ウクライナ問題をめぐるロシアへの追加制裁を決定した。来週8日に実施される予定。だが、ロシアがウクライナから軍部隊を撤収し停戦合意を順守すれば、制裁の実施を見送る可能性がある。 追加措置の最終文書は来週まで公表されない見通し。 外交筋によると、ロシア国営企業によるEU内での資金調達を困難するほか、新たに24人が資産凍結や渡航禁止などの制裁措置の対象に加わる。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0H02D020140905 ウクライナ政府と親ロシア派が停戦、直後に爆発音も 2014年 09月 6日 01:29 JST [マリウポリ/ドネツク(ウクライナ) 5日 ロイター] - ウクライナ政府と親ロシア派が、ウクライナ東部で停戦に入ることで合意、5日1500GMT(日本時間6日午前零時)に発効した。両者の衝突は発効前におおむね収まった模様だ。 ただ、発効数分後にはドネツク市北部で爆発音が3回聞かれた。被害規模は分かっていない。 ポロシェンコ大統領は、ウクライナや親ロ派、ロシア、欧州安全保障協力機構(OSCE)の代表らがミンスクで協議、停戦と和平計画で合意したと明らかにした。 停戦条件には、双方が現在の位置にとどまることなども含まれる。 一方、ウクライナ東部の兵士や住民の間で、停戦維持に期待を抱く向きはごく少数派だ。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0H01IF20140905 |