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EBCの緊急利下げ
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4738621.html
2014年09月05日 NEVADAブログ
ECBは0.05%に緊急利下げを実施し今後3年間で5000億ユーロ分のABS、カバードボンドを購入して市場に資金を供給すると発表していますが、今までの緩和策ではデフレを防げなかったことを世界中に知らしめたことになります。
ユーロ圏内のインフレ率は0.6%と6月発表の0.7%から引き下げられており、GDPも+0.9%と6月発表の+1.0%から同じく引き下げられており、デフレが進み、経済が悪化するという、最悪の事態に陥りつつあるのです。
緊急緩和だけでは経済活動を活性化出来ないのは当たり前であり、本来なら財政出動させて景気を持ち上げ、これが火付け役になり、民間投資に繋げるというのが、経済成長の本筋ですが、すでにユーロ圏諸国は目一杯借金を積み上げており、これ以上借金で財政出動できないどころか、反対に借金を減らさないといけない事態に陥っているのです。
結果、金融機関に対してマイナス金利を導入したり、今回のような金融緩和策を導入したりすることになりますが、すでに金融緩和は経済を持ち上げる力はないことが証明されており、ドラギ総裁の苦し紛れの今回の策に対して、市場はどう反応するかにかかっています。
もし市場が『ドラギは信頼に足らない』と判断すれば、市場の暴走が始まります。
そうなればもう何をしても効果はなく、却って悪化させるだけになります。
今、ユーロが売られていますが、これが本格的なユーロ売りに繋がるのかどうかにかかっています。
ロシア制裁を強化すればするほど、ユーロ圏内経済は悪化します。
アメリカの一人笑いが聞こえてきそうですが、そのアメリカも危機が迫っており、笑っていられるのも今のうちかも知れません。
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