http://www.asyura2.com/14/hasan90/msg/242.html
Tweet |
食料品は高騰する一方/(C)日刊ゲンダイ
異常気象でWパンチ 家計を直撃する「値上げカレンダー」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/image/life/153053/13800
2014年9月3日 日刊ゲンダイ
肌寒い日が続くと思ったら、懐が寒くなっていることに気づいた人も多いのではないか。1日から食料品の値段がまた一段と上がった。
雪印メグミルクは、7月に続き、乳飲料「すっきりCa鉄」やヨーグルトなど乳製品7品目を5〜10円値上げ。今月下旬の出荷分から「さけるチーズ」の量を約17%減らす。マルハニチロは、9年ぶりにさけ缶「あけぼのさけ」の価格改定に踏み切り、同時に60品目を10〜30%値上げする。
ゆでガエルのように家計は干上がっていくばかりだが、安倍政権発足後この2年弱で暮らしは確実にむしばまれている。缶詰や乳製品だけでなく、あらゆる品目で値上げが繰り返されているのだ。
■原材料高騰、円安、便乗値上げ
経済評論家の広瀬嘉夫氏が言う。
「一斉値上げの主因は原油と小麦など原材料費の高騰と円安です。輸入コスト、生産コスト、輸送コストが膨らみ、価格転嫁をしないと経営が立ち行かないメーカーが増えています。円安はアベノミクスの副作用だし、日銀の異次元緩和による物価上昇に加え、消費増税のどさくさに紛れて、『便乗値上げ』した企業も中にはある。これだけ生活者の懐を痛めていても、株価維持のためだけに円安政策を続けるなんて異常です。これから『値上げ地獄の秋』が終われば、『家計崩壊の冬』が待っていると覚悟すべきです」
異常気象も家計に大打撃だ。8月中は台風と長雨の影響でキュウリ、ピーマンなど夏野菜の値段が平年の2倍以上にハネ上がった。今月下旬まで高止まりすると予想されている。10月に入ると、東京海上日動火災など損保各社が自動車保険を一斉に引き上げる。本当に家計は崩壊してしまう。
それなのに安倍首相からは庶民の生活を守ろうとする姿勢がまったく伝わってこない。安倍政権が続く限り、大臣が誰に代わろうが庶民の暮らしは上向かないのだ。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。