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資本主義が吹き飛ぶ日まで、多国籍企業がこの世を支配する
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2014年8月31日 Darkness - ダークネス
世の中には方向性がある。たとえば、アメリカという国家はもう以前と違って世界に強大な影響力を行使できなくなるかもしれない。大雑把な方向性としては間違っていない。
世界を支配したローマ帝国でさえも崩壊し、産業革命以後、世界を征服したイギリスでさえも凋落したのだから、アメリカだけがいつまでも帝国でいられるというわけがない。
アメリカはいずれ没落するというのは、確かだろう。
しかし、一気呵成にそうなるのかと言うと、まったくそんなことはない。押して、引いて、寄せて、離れて、次第に現実が目に見えてくる。
いつかアメリカは普通の国になる。しかし、それがどの日なのかが分からないのである。いつ国が凋落するか、いつ大地震が来るか、いつ誰が死ぬのか、誰にも分からない。
しかし、もうすでに多くの人が気付いているように、現代は、すでに国そのものが重要なのではない。国を超える「もっと大きな存在」が重要になってきている。
■地域にも民族にも国にも縛られない存在がある
国はその特定の地域に縛られている。しかし、もう地域にも民族にも国にも縛られず、世界中の富を求めて貪欲に動き回る存在がある。彼らは今や国家をもしのぐ現金と、国家をもしのぐ影響力を持つようになっている。彼らとは、誰か。
「多国籍企業」と、彼らは呼ばれている。
たとえば、石油会社に君臨するエクソンの時価総額は約42兆円なのだが、これはベルギー、ポーランド、スウェーデンと同じような規模なのである。一企業が主要国のGDP規模よりも大きい。
アップル社は61兆円で、これは2億4000万人もの人口を持つインドネシアと同じ規模だ。世界に与える影響力では、インドネシアとアップル社のどちらが強いのかと言うと、アップル社かもしれないと思う人も多いはずだ。
グローバル化した世の中では、今後はますます多国籍企業の影響力は国家をしのぐようになっていき、いずれは誰もが国家よりも多国籍企業の方が重要なのだと気付く日がくる。
これは、国家が発行している現金や国債よりも、多国籍企業が発行している株式の方が重要性が増すということを意味している。資本主義の牙城は国家ではなく、株式市場なのだ。
これは端的に言うと、現金や国債を持つのではなく、優良な多国籍企業の株式を持っている方が「割が良い」ということを意味している。
賭ける対象は、国家ではなく、多国籍企業なのである。
つまり、これからの社会は、国家の浮沈よりも多国籍企業の収益を見た方が役に立つ。国家に賭けるよりも、多国籍企業に賭ける方がチャンスが大きい。
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