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マイホームはサラリーマンの夢/(C)日刊ゲンダイ
ローン金利“5000年ぶり”低水準 マイホームは買いどきか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/152970
2014年8月30日 日刊ゲンダイ
マイホームを考えているサラリーマンにとって、大チャンスかも知れない。大手銀行が9月から、住宅ローン金利を過去最低水準まで一斉に引き下げるからだ。
三菱東京UFJとみずほ銀行は10年固定型を0・1ポイント下げて年1・2%に。三井住友信託も0・05ポイント下げて年1%にする。住宅金融支援機構の全期間固定ローン「フラット35」も8月の適用金利が1・69%と過去最低を更新した。
日本生命で長年、債券ディーリングに携わった「ネクスト経済研究所」の斉藤洋二代表が言う。
「長期金利の指標となる日本の10年国債の利回りは、現在0・5%前後。これは金利が生まれたメソポタミア文明以来、5000年ぶりの低水準です。しかし、こんな異常事態はいつまでも続かないでしょう。米FRBのイエレン議長も、日銀の黒田総裁も出口戦略を血眼になって探しています。実際に『出口』を口にした途端、債券バブルははじけ、金利が急騰する可能性があります」
■今後10年でハネ上がる可能性も
過去5000年、金利が一番低かったのは、17世紀初頭、地中海貿易で富を蓄えた「ジェノバ共和国」の1619年の長期金利、1・125%だそうだ。しかし、それからわずか6年間で上昇幅は4%超を記録した。
「金融界も歴史は繰り返す。日本もあと10年くらいの間に長期金利が3%以上にハネ上がる可能性があります。そうなれば、住宅ローン金利も連動して、急騰するでしょう」(斉藤洋二氏)
長期金利が0・5%→3%になれば単純計算で6倍だ。「フラット35」が金利10%超になるかもしれない。そうなれば銀行の10年固定ローンの金利だって6%以上だ。もし、ローンを組むなら、今しかなさそうだが、ローンを組むときの“コツ”はあるのか。どんなローンを選べばいいのか。ファイナンシャルプランナーの紀平正幸氏に聞いた。
「平均的なサラリーマンがローンを組むとしたら、断然『フラット35』がお勧めです。1・7%前後の長期固定はとても魅力です。ただし、夫婦共働きで子供がおらず、繰り上げ返済に回す余裕資金があったり、頭金をたくさん入れられる人は、銀行の10年固定型の方が金利が安くなります」
変動金利を選んだ場合、少しでも金利高騰の予兆があったら、ちゅうちょせず固定金利に換えた方がいいかもしれない。もっとも、人口減少が進むこの先、不動産価格が下落するのは確実。史上最低の金利でローンを組むか、サラリーマンは思案のしどころだ。
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