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確実&効率的にお金を貯める方法・積立預金、どの銀行でやるべき?借金しやすくする方法?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140828-00010002-bjournal-bus_all
Business Journal 8月28日(木)6時0分配信
8月4日付当サイト記事『お金持ちになれる人/なれない人、どこが違う?確実で効率的にお金が貯まる方法とは?』で、お金持ちになりたければ「給与天引き積立預金」を始めるべきことをお勧めしました。では、どの金融機関で積み立てるべきしょうか?
最大のポイントは、将来自分がお金を借りる予定の銀行で積み立てることです。常に意識していただきたいことは、銀行はお金を預けたりおろしたりするだけではなく、「お金を借りる場所」だということです。銀行を利用する一番のメリットとは、お金を低い金利で貸してくれることなのです。
多くの資産家・お金持ちとなった人たちの共通点は、銀行からお金を借りて、それを上手に活用したことです。大ベストセラーとなった『金持ち父さん、貧乏父さん』(筑摩書房)の著者であるロバート・キヨサキ氏の言を借りるまでもなく、ほとんどの実業家・アパート経営者などの資産家は、銀行からお金を借りています。
では、なぜ借りたい銀行に積み立てるのでしょうか?
それは、そのほうが将来お金を借りやすいからです。毎月定期的にお金を積み立てた実績は、お金を貸す銀行が融資判断をするに当たって大きなプラスの材料になります。つまり、自動積立預金はお金と一緒に、お金を借りるときに必要な「信用」も積み立てているのです。
信用のアピールポイントとするべき積立を、お金を貸してもらえそうにない銀行の財形預金や、証券会社の投信積立で行うのはもったいないことです。銀行の立場で見て、どこで貯めたのか借りたのかわからないお金をポンと持ってきて「足りない分のお金を貸してください」という人と、長年自分の銀行で積み立ててきた人のどちらにお金を貸そうと思うでしょうか? そのように考えると、将来お金を借りようと考える銀行に積み立てるべきことは明らかです。
例えばアパートを購入する場合、購入物件が担保になります。ただし担保価格は、だいたい購入金額の70%程度になります。5000万円の物件であっても3500万円の担保価格にしかなりません。購入物件の3割を自己資金で払える人は問題ありませんが、払えない人には、銀行は信用でお金を貸すことになります。購入者が大企業や公務員であれば、それも信用力でプラスになります。しかし、みんなが大企業に勤めているわけではありません。勤め先以上に、毎月コツコツと積立をしてきた実績は、とても大きな信用となります。お金を借りるために長年積立を継続していれば、ここで大きな効果を発揮するのです。
積立預金を始めることの意味は、お金持ちになるためだけではありません。
今の時代、あちこちで「会社が傾いた」「リストラされた」などという話をよく耳にします。フリーランスで働く人やノマドワーカーと呼ばれる特定のオフィスを持たずに働く人も増えています。50代ぐらいには、リストラにおびえている人も多くいます。日本の男性の平均寿命が80歳になり、このまま今の会社で働き続けるしかない、といった選択肢のない状態をずっと続けられるのでしょうか?
好むと好まざるとにかかわらず、独立してお金を稼ぐことも想定しなければなりません。その時に一番困るのは「お金がない」「お金を借りられない」ことです。これによって、あなたは人生の選択肢を失うことになります。自分自身のセーフティーネットがどうなっているか、よく考えてみてください。
お金を毎月きちんと貯めておくこと、そしてお金を借りやすくしておくことは、お金持ちになるために、そして人生の選択肢を広げておく上でも、とても大切なことです。
では、具体的にどこの銀行で積み立てれば将来、お金を貸してくれるのかという判断は、何を基準にすればよいのでしょうか?
次回は、元銀行員だからわかる銀行選びの話をいたします。
菅井敏之
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