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急増する教育費貧乏〜現代ニッポン 新たな貧困の形〜 セレブ家庭が20年で自己破産の危機に(日経ビジネス)
http://www.asyura2.com/14/hasan89/msg/853.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 8 月 21 日 22:28:05: igsppGRN/E9PQ
 

小屋 洋一(こや・よういち)
(株)マネーライフプランニング代表取締役 CFP(R)、1級ファイナンシ ャル・プランニング技能士、首都圏ファイナンシャル・プランニング技能士会理事。 慶應義塾大学経済 学部でファイナンスを学び卒業後、リース会社に就職。2004年から不動産ベンチャー企業にて営業、企画を担当しながら不動産投資実務についても研究。2008年個人のファイナンシャルリテラシーの向上をミッションとした株式会社マネーライフプランニングを設立。現在個人を中心にコンサルティング業務を行う。投資勉強会や株式投資クラブの運営など、活動の範囲は幅広い。 主な著書に『35歳貯金ゼロなら親のスネをかじりなさい』(すばる舎リンケージ)、『くらしの相続Q&A〜もめない相続のために』(新日本法規 共著)、『いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します。』(東洋経済新報社)などがある。


急増する教育費貧乏〜現代ニッポン 新たな貧困の形〜
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140819/270044/?rt=nocnt
2014年8月21日 鈴木 信行 日経ビジネス


 ファイナンシャルプランナーの小屋洋一氏に聞く

子供の将来を考え、塾や習い事に通わせたいと思うのは、親として当たり前のことだ。ただ最近はそれがエスカレートし、家計が中長期的に破綻しかねないレベルまで教育費が膨らむ家庭が増えている。“教育費破産”の恐ろしい点は、子供が小さい間はその予兆に気付きにくいこと。子供が大学受験を迎える時期から家計が本格的に圧迫され始め、親の役職定年を経て一気に顕在化する。もともと余分なカネがない平均的家庭より、年収1000万円程度の小金持ちの方が陥りやすいという教育費破産の罠。その現状と対策を専門家に取材した。

(聞き手は鈴木 信行)


■セレブ家庭が20年で自己破産の危機に

具体的にどのような家庭が、教育費によって危機に瀕しているのでしょう。

小屋:例えばこんなケースがあります。ご主人、奥さん共に38歳で、4歳になる娘さんが1人います。ご主人は外資系企業の社員で年収は約1000万円、奥さんもお勤めで約300万円の年収があります。

世帯年収1300万円。手取りで1000万円弱といったところですか。なかなかのセレブじゃないですか。

小屋:ところが、現在の支出状況からこの家庭の将来資産をシミュレーションすると、娘さんが大学受験の準備を始める時期から急速に預金残高が減り始め、世帯収入もご主人が役職定年を迎える50代後半から大きく落ち込みます。その結果、ご夫婦が60歳になった時点で預金残高はマイナスに転落します。その後、夫婦の年金が想定通り支給されても、借金は毎年膨らみ続け、65歳で1000万円、70歳の時点では3000万円を突破してしまいます。

まるで借金で借金を返済する、多重債務者状態じゃないですか。

小屋:こうなると資産を切り売りして細々と食い繋いで行くしかなくなってしまいます。

年収1300万円の一家がわずか20数年後に、そんな状況になるとはにわかには信じられないんですが。

小屋:最大の原因は、娘さんに対する高額の教育費にあります。このご夫婦は娘さんの教育に極めて熱心で、今現在、バイリンガルの幼稚園に通わせており、月額14万円、年間約170万円の保育料を支払っています。小中高も私立に通わせ、大学では留学も経験させる計画です。それらの費用を塾代などまで含めて計算すると、教育費は総額で4000万円を超えることが分かりました。夫婦は二人とも英語が堪能で、奥さんも独立する前は外資系にお勤めでした。お二人ともに「娘が大人になる頃はさらにグローバル化が進み、異文化の人たちと対等に渡り合える力が生きる上で欠かせない。だから、英語も留学も絶対に必要だ」と考えているわけです。

それはそうでしょうけど、その代償として、自分達が70歳過ぎて「住所不定無職」にでもなれば本末転倒でしょうに。

小屋:本来、これだけ高額の教育プランを立てるなら、子供の教育費が本格的に上昇する高校入学前までに、相応の預金を貯めておかねばなりません。でもこの家庭は、教育費以外の支出も多く、貯蓄があまり増えない構造になっていました。

確かにシミュレーションを見ると、娘さんが16歳を迎える時期の貯蓄額が2000万円弱ですか。ご夫婦はその時50歳代前半。年収、年齢の割には少ないようにも思えます。貯金額はそこがピークで、後はどんどん減っていきますね。

小屋:その頃から、教育費の支出が本格的に増えますから、致し方ありません。

■当事者に分不相応の投資をしている自覚なし

「乾坤一擲の教育投資を注ぎ込んだ子供が将来成功して、家賃から小遣いまで一切合財、面倒を見てくれる」という一発逆転の展開もあるんでしょうが、それにしてもリスクの高いプランに思えます。当然、ご夫婦自身にも、自分たちが、かなり分不相応な教育費をこれから支出しようとしているという自覚はある?

小屋:いえ、強い危機感はないようでした。教育費が将来的に家計をどう圧迫するか中長期的なライフプランを立てたことがなく、「もともと子供は2人欲しかったが、結果として1人になったので、他の家庭より2倍の教育費を投じても大丈夫だろう」とのお考えでした。

今は、シミュレーションを元に、教育費を始めとする消費行動を見直した、と。

小屋:いえ、今のところ、具体的な行動には移されていないようです。

破産することが分かっているのに!?

小屋:子供の教育費が本格的に上昇するのは高校からで、小さい頃は、自分たちの教育費投資が分不相応であると実感しにくい部分もあるんです。

確かに試算を見ても、子供が16歳になるまでは預金残高も順調に増えています。“教育費破産”の恐ろしい点は、子供が小さい間はその予兆に気付きにくいこと、というわけですか。こんな家庭が他にも増えているんですか。

小屋:明らかに増えています。理由は簡単で、先ほどのご夫婦同様、子供の教育費について「いつ、いくらくらいかかるのか」イメージを持っていない人が少なくないからです。文部科学省が公開しているデータなどから試算すると、幼稚園から高校まですべて公立に通わせると平均で約550万円ですが、幼稚園から高校まですべて私立だと約1600万円必要です。

高校までで1人1600万円ですか…。

■“普通の進路”でも3人兄弟で総額4500万円

小屋:これに、大学が加わります。国公立の場合、年間130万〜150万円なのに対して、私立の場合は200万円ほどかかります。これは、自宅以外から通勤した場合で、生活費も含んでの平均値です。こうした数字を足し合わせると、幼稚園から大学まですべて私立に通った場合、1600万円+(200万×4年分)で合計2400万円の教育費が発生することになります。

もう少し一般的なパターンで、中学まで公立で高校から私立だとどうなりますか。

小屋:約1490万円です。これはあくまで一人っ子の話で、子供が3人いれば、当然、冒頭の事例同様、単純計算で4000万円を突破します。

つまり、バイリンガルだの何だの言い出さず、ごく一般的な進路を選ばせたとしても、子供の数次第では、結局、教育費破産する家庭が出かねないというわけですか。

小屋:試算上はそうなります。

ならば、もう無理をせず、ずっと公立というわけにはいかないんでしょうか。

小屋:個人的意見を言えば、それでも問題ないと思います。確かに、今の日本では、高等教育が非常に費用対効果の高い「投資」であるのは事実です。概算で、大卒男子と高卒男子を比較すれば、生涯賃金で約7000万円、女子ですと約1億円の差が開きます。だから子供を大学に進学させようとすること自体は合理的な選択です。

ですが、そこまでの進路は公立であろうと私立であろうと、大きな問題はない?

小屋:子供の成長に最も影響を与えるのは結局、学校や塾ではなく、親の姿勢です。教育の大半は家でやるべきことなんです。親が子供ときちんと向き合い、人生に大切なものをしっかり教えれば、公立でも私立でも子供は立派に育ちます。学習意欲にしても、親自身がプロフェッショナルとして日々勉強を重ねる姿を家で見せていれば、子供も自然と勉強に興味を持つようになるはずです。

なるほど。

小屋:ただ、ここからがポイントなのですが、教育費過多の家庭の親御さんの中には、「私立と公立では教育の質が違う」と考える方も多い。「私立の方が公立よりも、より教育の本質に近いものを学べる」という考えを持っています。そうした考え方には一理あると私も思っています。そもそも公立教育は戦後、優秀な工業労働者を育てることを目的に設計されたものです。時間と規律を守り、上から指示を守り、周りと同じ行動を優先し、余計なことは考えない。「そんな人間に自分の子供をしたくない」という思いで私立に通わせたがる親御さんがいるのは事実です。

■「公立でもいいよね!?」と子供に言えない理由

子供をいじめに遭わせたくないから公立ではなく私立に通わせたいという親も多いと聞きます。

小屋:とりわけ中学までを比較した場合、公立と私立の大きな違いは、私立はその教育方針に従わない“危険分子”を退学という形で排除することができるが、公立は義務教育であるがためにそれが出来ないという点です。

クラスの中に手が付けられない問題児がいた場合、私立は予防策が打てるが、公立は“事”が起きるまで抱え込むしかないといった事態に陥る可能性もゼロではない、と。

小屋:私立に行けば子供が立派になる、いじめに遭わずに済む、というのは安易な考えだとは思います。でも、子供の教育のためと考えて、できれば私立に通わせたいと思う親御さんの気持ちも、また理解はできます。

うーん、だとすれば、子供に高額の教育プランを組みたいが、そのままでは己が老後、路頭に迷いかねない親たちはどうすればいいのでしょう。

小屋:「教育費が嵩んでしまって、自分たちの老後の資金が足りなくなるかもしれない」。そんな家庭が打てる手は大別すると、3つしかありません。一つは転職などで現在の収入を上げる、もう一つが運用によって資産を増やす、最後が、教育プランなどを見直して支出水準を下げる、です。

収入増加や資産運用に比べれば、最後の支出見直しが最も確実な手に思えます。が、例えば、小学校までを私立で過ごした子が、急に地元の中学へ通うとなると、カルチャーショックを受けてしまう恐れはありませんか。

小屋:もしも、お金の問題で子供の進路を変更せざるを得ない場合にはなるべく早い時期の方がいいし、子供に対して選択肢を提示してあげるべきです。そして必ず子供の同意を得て実行すべきです。家計の実態を正直に話し現実を子供に理解させ、その上で奨学金の貸与を受けて将来自分で返済する方法や、あるいは子供がアルバイトをしてでも今の進路を続けたいと言えば、そのような手段を支持してあげるべきです。大学の費用を子供自身に負担させてもいい。現実に、日本でも奨学金をもらっている学生の比率は既に大学の学部生でも50%を超えています。半額でも自分で学費を負担するようになれば、多くの学生が今よりずっと真剣に大学での勉強に取り組むようにもなるでしょう。

なるほど。

■横並び意識、見栄での習い事は実を結ばない

小屋:また学費ではなく、習い事を絞り込むなどして支出を下げる方法もあります。お子さんの将来の教育資金も貯められない状況なのに、小さな頃から習い事にお金を使うのは、再考すべきです。誤解がないように言っておくと、別に子供にピアノや水泳を習わせること自体を否定しているわけではなく、明確な目標を持って習い事に通っているのであれば構わないとも思います。ただ、そうではなく隣近所との横並び意識や見栄、あるいは「何となく情操教育によさそうだから」といった曖昧な理由で続けている場合は、見直した方がいいでしょう。そんな状況で、習い事を惰性で続けてもまず身に付かないし、将来、実を結ぶこともありません。

よく分かりました。最後に、ものすごく基本的な質問をさせてください。そもそも何故こんな状況になってしまったのでしょう。冒頭に登場した教育費4000万円のケースはともかく、「子供を高校から私立に通わせる」程度のことは、そんなべらぼうに贅沢なこととは思えないんです。事実、読者の中にも、高校や大学から私立に行かせてもらった方は沢山いるはずです。でも、多くの場合、親は別に破産などしておらず、普通に暮らしています。

小屋:そうだと思います。

「自分が親にしてもらったことぐらいは、自分の子供にもしてやりたい」と思うのは当然でしょう。でも、今の時代にそれをやると、将来破産してしまうと言う。ほんの数十年前にできたことが、なぜ今、できないのでしょう。

小屋:その背景には、この20〜30年の日本経済の構造変化があります。最も大きいのが終身雇用・年功序列制の崩壊です。我々の親世代は給与が年々増えるのが当たり前でした。現役時代に子供の教育のためお金を使いすぎても、給与増加と退職金によってカバーすることもできた。でも、今は給与の将来的な伸びを期待することはできませんし、定年まで会社に籍を置ける保証もありません。

冒頭のシミュレーションでもご主人が40歳から50歳代中盤まで給料がほぼ変わらないという前提での試算になっています。

小屋:そうです。仮に給与カーブが上がっていくのであれば、老後の資産状況もここまで悪化しません。

■「当たり前の幸せ」を求めると破産しかねない時代

なるほど。日本経済の構造変化で言えば、土地神話の崩壊も影響していませんか。昔は若い頃に無理をしてでも家を買えば資産価値が膨らみ、一財産になりました。老後、それを売って住み替えればかなりのキャピタルゲインが発生し、一気にチャラになった。

小屋:もちろんそれもあるでしょう。いずれにせよ、今は、かつての「当たり前の幸せ」を追い求めてしまうと、たとえ年収1000万円の家庭でも破産しかねない時代だという事実を、子育て世代はもう一度、噛みしめる必要があると思います。


 

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コメント
 
01. 2014年8月21日 22:55:33 : MGRnshXmKA

さらに介護負担も加わる

http://diamond.jp/articles/print/57939 【第10回】 2014年8月21日 野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問]
要介護者が倍増する事態に対処できるか―介護従事者の確保が最重要の課題
人口構造の変化により、介護に対する需要は今後ますます増える。そうした需要に応えられるか否かを検討することとしよう。 
要支援・要介護者が1.6倍に増える
「平成24年度 介護保険事業状況報告」によると、認定者の状況は、図表1のとおりだ。このように、認定者の大部分は75歳以上だ。
2012年度末において75歳以上の第1号被保険者数は1520万人、要支援・要介護認定者が477万人である。つまり、75歳以上の31%は、要支援・要介護になっているのだ。 
年金の場合には65歳以上人口の増加が問題になるが、介護保険は75歳以上の人口の増加が問題となる。 

ところで、将来人口推計によると、今後増加するのは主として75歳以上である (図表2参照)。団塊世代がこの年齢層になるからだ。75歳以上人口は、10年には1419万人であったが、20年には1879万人と1.3倍になり、30年には2278万人と1.6倍になる。
65〜74歳人口は2016年がピークで、それ以降2020年代末まで減少するが、75歳以上人口はこの間も増加を続けるのである。そして、2017年以降は65〜74歳人口より多くなる。 
上述した認定者状況から考えて、要支援・要介護者は、75歳以上人口の増加にほぼ比例して増加するだろう。したがって、30年頃には、10年の1.6倍程度に増えるだろう。 
認定者はこれまでも増えてきた。00年度には256万人だったが、12年度には561万と、2.19倍になっている。それがさらに増加するのだ。 
こうして、過去の日本社会とまったく異質の社会になる可能性がある。75歳以上人口は、1960年には164万人でしかなかった。80年でも366万人だった。それが2020年代からは2000万人のオーダーになるのだ。 
介護は、平均余命の延長と核家族化がもたらした深刻な問題だ。日本は、これまで世界のどの国も経験したことのない困難な問題に対処しなければならない。 
日本社会は、果たしてこの問題を切り抜けられるのだろうか? 
(出所)総務省「国勢調査報告」「日本の人口」「人口推計年報」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」(出生中位・死亡中位推計)
拡大画像表示
介護従事者は増加せざるをえない
介護は、資本装備率の向上や技術開発によって労働生産性を高める余地もなくはない。例えば、車椅子などの介護機器の改善、ロボットの活用などが考えられる。しかし、全体としてみれば、これらによる生産性の改善は限定的だろう。 
基本的には、従来通りの対人サービスが中心にならざるをえない。したがって、要支援・要介護者の増加に見合う介護従事者を確保する必要がある。 
それは可能だろうか? 
まず、これまでの推移と現状を見よう。厚生労働省の資料 「介護職員をめぐる現状と人材の確保等の対策について」によれば、介護職員の増加は著しい。すなわち、2000年に54.9万人であったものが、10年には133.4万人と約2.4倍になっている。これは、要支援・要介護者の増加率をやや上回る増加率だ。
同資料では、次の諸点も確認できる。 
(1)有効求人倍率は都市部で高い
これまでも、介護従事者の有効求人倍率は高かった。経済全体の有効求人倍率が1を下回っていた時期にも、介護関係職種の有効求人倍率は継続的に1を上回っていた。現在では2を上回っている。 
また、地域別の差も大きい。概して、地方よりも都市部のほうが高くなっている。12年2月に全国計の有効求人倍率は1.88であったが、東京都では3を超えていた。それに対して、東北・北海道、九州・沖縄では、1をわずかに上回るだけだった(原資料は、厚生労働省「職業安定業務統計」)。 
地域別にこのような差があることは、将来の労働力不足経済における介護施設の地域配置に関して重要な意味を持っている。この問題については、後述する。 
(2)賃金が低い
介護分野の平均賃金の水準は、産業計の平均賃金と比較して低い。男女計の「きまって支給する現金給与額」で見た場合、産業計が32.4万円であるのに対して、社会保険・社会福祉・介護事業は24.0万円と、74%の水準でしかなかった。ホームヘルパーは21.8万円であり、67%の水準だった(原資料は、厚生労働省「平成23年賃金構造基本統計調査」)。 
賃金がこのように低いことは、この分野に人が集まらず、したがって有効求人倍率が高くなる基本的な原因と考えられる。将来に向かって、このような状況を続けられるかどうかは、大きな問題だ。 
介護従事者を確保できるか?
厚生労働省 「医療・介護に係る長期推計」(平成23年6月)は、2025年度において必要とされる介護従事者数を、つぎのように推計している(25ページ「マンパワーの必要量の見込み」)。
232〜244万人 ・介護職員 
125〜131万人 ・介護その他職員 
これらを合計すると、357〜375万人となる。 
他方で、若年労働人口は減少する。内閣府 「人口減少と日本の未来の選択」(平成26年3月)、「労働力人口と今後の経済成長について」(平成26年3月)、「同、参考図表編」では、13年における全労働力は6577万人であるが、30年には894万人減少して5683万人になるとしている(現状維持ケース)。
13年と30年の間を直線補完すれば、25年における労働力は5946万人になる。 
上記厚生省の推計における「介護職員と介護その他の職員」の合計の最大値375万人は、この6.3%となる。 
以上で述べたことをまとめると、 図表3のようになる。全労働力中の介護職員の比率は、00年には0.8%でしかなかったが、10年には2%にまで上昇している。そして、25年には6%を超える可能性が高いのだ。
(注)2000年、2010年の労働力人口は、6月の値
(出所)長期時系列データ」 総務省統計局「労働力調査
こうした状況下では、介護従事者の賃金は上昇せざるをえないだろう。しかし、そうすれば介護費用が上昇する。 
この問題に対処するには、究極的には外国人労働力の受け入れによらざるをえないだろう。先進国においては、移民によって労働力不足問題に対処するのが普通の姿だ。しかし、日本は移民を拒み続けてきた。この結果、労働者に占める外国人労働者の比率は、諸外国と比較して極端に少ない。政府の成長戦略においても、外国人労働者は研修生を受け入れることでお茶を濁しており、本格的な移民の受け入れには踏み切っていない。 
しかし、移民労働力の受け入れは、急にはできない。周到な準備が必要である。地域社会の受け入れ体制、社会保険制度の適用など、さまざまな問題を克服しなければならない。いつまでも移民を拒否する態度を続けるなら、将来の介護人材確保において大きな問題が起きるだろう。 
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02. taked4700 2014年8月22日 00:11:13 : 9XFNe/BiX575U : 7o40hPKxEs
幾つか無視されていることがある。一つは、学歴と収入が直接的に関連するような書き方だが、既にもう20年ほど前からそういった比例関係はほとんど機能しなくなっている。大学院を出ても就職先がないとか、大学を出ても高校レベルの学力が付いていないとか、今では非常に普遍的にそういった事例が存在する。中には、国立大学出身で中学レベルの数学ができない人もかなりいる様子だ。

>私立に行けば子供が立派になる、いじめに遭わずに済む、というのは安易な考えだとは思います。でも、子供の教育のためと考えて、できれば私立に通わせたいと思う親御さんの気持ちも、また理解はできます。

このことは、かなり複雑な背景がある。1970年代後半ぐらいから、中学進学段階で成績トップの生徒の多くが私立中学受験をするようになった。また、その頃に、例えば東京都立高校に学校群制度が取り入れられ、日比谷高校のような進学実績のある高校が無くなってしまった。

多分、背後にあるのはマスコミによる刷り込みであり、マスコミによる情報操作が大規模に行われるようになったのが1970年代後半。


03. 2014年8月22日 04:17:13 : uUIKeC56tI
本題とはそれるが

セレブ、フィナンシャルプランナー、肩書はマネーライフプランニング、フィナンシャルリテラシーとかお前ら何語で何を話しているのだ。

英語をそんなに使いたければ全文を英語で話せ、日本人にわかるように話したいなら日本語を使え。カタカナ英語など羅列しても阿呆に見えるだけ。少なくとも俺にはそう見える。

もう一つ、教育はある意味、ぼろい金儲け産業だよ。


04. 2014年8月22日 04:35:57 : 0ovhHi3xCg
>中には、国立大学出身で中学レベルの数学ができない人もかなりいる様子だ。

昨日、同僚から0.5時間は50分ではないのって真顔で聞かれた時は、笑うべきなのか泣くべきなのかわからなかった。


05. 2014年8月22日 07:00:51 : Qk0z0gVGLY
通信教育の教材貸し借りしたり、模擬テストの問題を繰り返し解いたりして
塾には特待とれたときしか行かない、って感じでなるべく金かけないように
してたな。

たしかに学歴は仕事に直結しないけど、貧乏人が手っ取り早く生きる方法を
確立するのには学歴はけっこうありだ。勉強が苦手ならほかの方法を考える
しかないけど。

やっぱり本人が真剣に何で食っていくのか悩むことと、自分自身で意識して金の
かからない方法で実力を付けていくようにするしかないんだろうな。

まあしかし、こういう親は価値観の押し付けで子どもからしたら迷惑かもしれん。


06. 2014年8月22日 12:28:20 : GpYSA1qr2Y
日本経済の構造変化があったとしても、モデルケースの夫婦の親の世代は結構財産を残している世代だと思いますが…。どうなんでしょうか?
だって、夫婦二人とも高学歴で英語にも堪能なんでしょ?
自分たちもお金をかけて育ててもらっていると推測されるので彼らの親の世代が財産がないなんて考えられません。親からの相続なりなんなりでこの夫婦が困ることはないと思います。現実はもう少し柔軟性があるように思いますね。

しかし、子供を二人生むつもりだったのが、一人になったから教育費を倍かけられると考えるのは思考が単純すぎますね。
子供の性格をよく見ながら、教育にも微調整が必要です。そうしないと、長崎の事件のように親が高学歴でも悲劇が起きます。


07. 2014年8月22日 22:48:29 : o2hMvB2MyM
写真が胡散臭い
こう言うのは信用しない方が良い
馬鹿は破産すると言ってるだけじゃないか

こう言うのに金を払う馬鹿もいる
本当のセレブなら金をくれてやっても良いだろうけど
普通の人は相談料を取られるだけ無駄


08. 2014年8月23日 05:38:30 : hRHDOPUoY2
私立だからいじめがないとは言えない。私立ゆえ、いじめを教師が隠匿する例や今から6年前、インターの学長、副学長、校長、カウンセラーの指定が野川公園でマリファナを吸っていたが事件発覚後一週間の停学になっただけだった。停学期間中、家でピザパーティを開いていたと聞く。おまけにその親の教師たちは野川公園で育てていたマリファナを処分しに行ったと聞く。証拠隠滅罪ではないだろうか?多くの父兄がこの事を知っていた。私立は、教師の意向でどうとでもなる。酷いリンチのいじめも隠匿したり最近は、教師による長い間のセキシャルハラスメントも明るみになった。この件は警察が操作に入ったと聞く、しかし、このことが明るみに出る10年以上前から子供達も親もこのことは耳にしていた。また、マリファナの件やリンチのいじめの件は警察が入ったのかどうか。調布警察は何をしていたのだろうか?

09. 2014年8月23日 15:29:52 : FXKYjFwn48

私の友人で年収1000万の旦那さんと専業主婦で子ども一人っているけど、習い事を4つも5つもやっていて、子供がかわいそう。

かと言って、勉強があまりできるわけじゃないし、塾行っていたから勉強ができるわけじゃないと思う。

家での復習もしないし、塾まかせ。

お金払っているんだから塾でやってくれないと困るといつも言っています。

図書館に行って本を借りれば無料だし、その辺で計算ドリル買ってくれば何百円ですむし、自分で教えればいいのに…と思います。

中学受験をするようですが、公立の中高一貫校って授業料が無料なんですが、倍率が8倍なので受かるのは無理だと思います。


10. 2014年8月23日 17:31:10 : j2EOPrepI2
>とりわけ中学までを比較した場合、公立と私立の大きな違いは、私立はその教育方針に従わない“危険分子”を退学という形で排除することができるが、公立は義務教育であるがためにそれが出来ないという点です。

こいつ教育事情なんてまるでわかってないだろ
私立でも黒○瞳みたいなのがいると逆に排除されるとか知らなさそう

ついでにセレブの使い方も間違ってるし

まあ唯一

>横並び意識、見栄での習い事は実を結ばない

これは真実


11. 2014年8月24日 06:04:46 : 3EMgCxnjJI
しかも多くの場合、かけただけのコストは回収できんという。
投資ではなくペテンだ。

12. 2014年8月24日 10:14:32 : moUQjEBksU
高い教育を受けるほど極楽浄土に近づけるのです。お金を惜しんではいけません。

13. 2014年8月24日 20:18:35 : oMbAPRIHYw
アメリカ型強欲拝金の教育を受けるほど地獄に近づけるのです。
新自由主義に洗脳されれば、地獄に近づけるのです。

14. zzzz 2014年8月25日 06:32:27 : qUm7DAluFL9iY : 6xAL43jdh6
勉強の出来る人は私学にいかなくても出来る、私学に行っても出来るようになるとは、限らない、そんなものにお金をかけるよりも、食事にお金をかける、添加物の入ったものは食べない、いい食品を食べる事によって、物を覚える能力が付く、賢くなるには、まず最初に本当に健康な体を作ることから、初めなければ、いくら教育に金をかけても
無駄である。

15. 2014年8月25日 06:34:27 : INmRx7FCeK

無理して息子を大学に入れて、
卒業まで「家が一軒」建つほど金かけて、
嘆いた中流家庭の親がいた。クラス会で聞いた。教育費貧乏家庭。

それで、息子は、職場いじめで仕事やめて、家で何もしてないとか・・・。


16. 2014年8月25日 19:33:21 : j2EOPrepI2
>>15

それでも有田ヨシフ一味は何故か動かない不思議


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