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意外にも不穏な空気が…/(C)日刊ゲンダイ
エボラ出血熱、日本人拘束も…株暴落を招く「5つの爆弾」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152760
2014年8月21日 日刊ゲンダイ
兜町に不穏な空気が漂っている。日経平均は20日まで、大した材料もないのに8日続伸し、20日終値は1万5454円。昨年12月後半の9連騰に次ぐ記録で、本来なら浮き立ってもいいのだが、市場関係者は「凶事の前触れ」と怯える。
「この間の上昇額は670円程度と小幅です。悪材料が出たら、あっという間に上昇分は吹っ飛びます。しかも、不安材料が山ほどあるのです」(証券アナリスト)
■パンデミック
市場では、株価を暴落させかねない“5つの爆弾”が取り沙汰されている。
「エボラ出血熱が最大の懸念材料です。パンデミック(世界的流行)の兆しが見えただけで大暴落します。日経平均の下落幅は1000円を超えるかもしれません」(株式アナリストの黒岩泰氏)
■ソロスの弱気
今月15日、米著名投資家のジョージ・ソロス氏のファンドが、相場の下落局面で儲かる商品を大量に購入したと判明。運用額の約15%(約2200億円)に上っている。
「不気味としかいいようがありません。ソロスは近いうちの株価暴落を予感し、ポートフォリオ(運用構成)を見直し始めた。NY市場が大暴落したら、東京市場も壊滅です」(証券関係者)
■26%下落のジンクス
兜町のジンクスも話題だ。日経平均の年初来高値は1月6日に付けた1万6164円だが、1月高値の年は大幅マイナスになるという。
これまで92年、08年など過去5回あって、年間の平均下落率は26%。今年に当てはめると12月末に1万1962円となる。
■日本人拘束
地政学リスクを危惧する声は根強い。今月8日に日経平均が前日比454円安と大幅下落したのも米軍によるイラク空爆が引き金だった。
「ウクライナ情勢は不安定なままだし、シリアでは日本人が拘束された。これまで以上に市場は敏感になっています」(株式アナリストの倉多慎之助氏)
■イエレン発言
5つ目は、21〜23日に米ワイオミング州で開催される「ジャクソンホール会議」だ。日銀の黒田東彦総裁や、ECBのドラギ総裁など世界の中央銀行の首脳が集結する。
「米FRBのイエレン議長の発言がカギです。内容によっては、市場がパニックに陥ります。金融緩和のさらなる早期縮小をにおわせたら、新興国から大量の資金が流出し、金融危機を誘発しかねません」(市場関係者)
昨年5月、前FRB議長のバーナンキ氏は「早期縮小」に言及。新興国市場が暴落し、危機は世界に連鎖した。日経平均も前日比1143円安と大荒れだった。その悪夢が再来するのだ。
続伸のあとに待っているのは大暴落かもしれない。
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