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8月19日(ブルームバーグ):賃上げなき景気回復と呼べるかもしれない。米国の5年にわたる経済成長は、典型的な米国人労働者の給料の押し上げにはほとんど効果がなかった一方で、富裕層をさらに裕福にした。
2009年以降のわずかな改善で、1時間当たり報酬の実質的価値は0.5%増加したにすぎない。これは第2次大戦後で最も弱い伸びだ。ブルームバーグが集計した労働統計局のデータによれば、過去の景気拡大局面の同様の時期には平均で9.2%増加していた。
米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は、労働市場が回復し政策引き締めに耐えられる用意が整ったと宣言する上で賃金上昇の加速を重要な節目として注目している。ダートマス大学のデービッド・ブランチフラワー教授(経済学)は、住宅や個人消費の回復が持続しにくい状況を賃金低迷から説明できると話す。
06−09年にイングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)委員を務めた経歴を持つ同教授は「要するに、完全雇用には程遠いということだ」と述べ、「労働者は必死に頑張っている。状況が急に変わる兆候は見えない」と指摘した。
労働統計局のデータによると、米国の社会経済集団で上位20%の世帯の所得は08−12年に平均で年8358ドル(約86万円)増加したのに対し、下位20%では年275ドル減少した。
原題:Only Rich Know Wage Gains With No Worker Raise in U.S.Inflation(抜粋)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NAJJ1V6K50Y401.html
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