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東京上空のルート拡大と騒音問題に舛添知事はどう対処するか
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140817/dms1408170830001-n1.htm
2014.08.17
東京都の舛添要一知事が、2020年東京五輪・パラリンピックのトライアスロン会場について、「お台場海浜公園から変更する可能性もある」と言い出した。
トライアスロンのスイムを実施する東京湾には大腸菌がウヨウヨしていて、そんなところで競技をするのはいかがなものかと指摘、代替えの候補に挙がっている横浜市を喜ばせている。横浜の海がお台場よりもきれいだったとは、私も知らなかった。
舛添さんはもうひとつ、お台場上空が羽田の管制空域に含まれていて、競技撮影用のヘリの飛行に制限があることを競技会場変更の要件に挙げていた。
この都心の空路問題に関し、国交省の有識者委員会は6月に羽田、成田両空港の航空機発着回数の拡大案をまとめている。それによると、外国人旅行者の受け入れ拡大に向け、東京五輪が開かれる2020年までに両空港合わせて年間の発着回数を、現在の71万回から1割増の最大82万回に増やす。
さらに将来、羽田で5本目、成田で3本目になる新滑走路を設置すれば、最大110万回に拡大できるとしている。増える分はほぼすべて国際線に充てるという。
特に、羽田空港の発着便については、東京都心や神奈川県の上空を飛ぶルートを導入することで、羽田の年間発着回数を今より最大で3万9000回増やせるとしている。舛添さんの語っていたのも、まさに都心上空を飛ぶ空路だ。
これまで、羽田を発着する航空機は騒音に配慮して東京中心部などは低い高度では飛行せず、着陸のときは千葉県側から東京湾上空を通っていた(最近は、たまに三浦半島の南からきて、そのまま着陸するのもあるが)。また、離陸のときも、東京湾側に向かい、旋回していた。
これを、南風の場合は埼玉県や東京上空を通って空港の北側から着陸するルートや、川崎市側に向かって離陸して北へ抜けるルートを解禁すれば、発着を増やせるというプランだ。
実現には、騒音の問題など地元との調整が必要だ。東京上空の飛行時間は午後3時から午後7時までに限ることなどで騒音に配慮するという。
国交省は今回まとまった案をもとに地元自治体や航空会社と協議を始める。この件について、朝日新聞は先月27日、都心の低空飛行が解禁されれば、新宿、渋谷、港、品川区上空を1時間に最大44機が通過することになると指摘していた。
ただ、ニューヨークも、ラガーディア空港にしろジョン・F・ケネディ国際空港にしろ、やはり都心を通る。東京都心だけ避けるというのは難しいと思う。そもそも、現在の着陸は千葉・木更津の上空を通るわけだが、木更津はよくて東京都心はダメだというのも理屈に合わない。
この拡大案は、韓国・仁川空港などに対抗し、アジアのハブ空港としての機能を充実させる狙いもある。私は基本的には賛成だ。ただ、騒音などでどれぐらいの影響があるのか、いろいろ実験して議論するべきだろう。
■ビジネス・ブレークスルー(スカパー!557チャンネル)の番組「大前研一ライブ」から抜粋。
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