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ガタガタになった日本経済(GDPマイナス6.8%)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4726402.html
2014年08月13日 NEVADAブログ
4−6月期のGDP成長率が1.7%減少し、年率換算では6.8%もの落ち込みを見せており、1−3月期に見せました「駆け込み需要」での+1.5%成長を完全に消し去っています。
内閣府が発表しました15ページの速報を見ますと、今や日本経済は大不況に陥りつつあるのが分かります。
民間最終消費支出
2013年4−6月期 +0.7%
2013年7−9月期 +0.2%
2013年10−12月期 +0.4%
2014年1−3月期 +2.0%
2014年4−6月期 ≪−5.0%≫
駆け込み消費が<+1.5%>あったと見れば、落ち込み方<−5.0%>が半端ではないのが分かります。
今、末端では、どこも不況だという声が出ていますが、この数字を見れば分かります。
どこが「アベノミクス」だとなります。
「アベノ不況」だという声が国民から沸き起こりましても何ら不思議ではない状況となっています。
そして、最も落ち込み方が大きかった部門は【民間住宅】です。
マイナス10.3%
この推移は以下の通りです。
2013年4−6月期 +2.1%
2013年7−9月期 +4.7%
2013年10−12月期 +2.4%
2014年1−3月期 +2.0%
2014年4−6月期 ≪−10.3%≫
これを見ますと、住宅分野には7−9月期に駆け込み需要が発生しており(+4.7%)、その後、+2.4%、+2.0%と伸び率が落ち込んできており、4−6月で一気に激減した姿が見てとれます。
そして、恐ろしいのは以下の項目です。
民間企業設備です。
2013年4−6月期 +1.4%
2013年7−9月期 +0.6%
2013年10−12月期 +1.4%
2014年1−3月期 +7.7%
2014年4−6月期 ≪−2.5%≫
駆け込み需要が1−3月期に≪+7.7%≫も発生しているのが分かりますが、その調整がまだ<−2.5%>しか済んでいないことです。
今後、5%以上の減少は当然となりますが、その理由は以下の数字を見れば分かります。
民間在庫品増加
2013年4−6月期 −0.3%
2013年7−9月期 +0.0%
2013年10−12月期 −0.1%
2014年1−3月期 −0.5%
2014年4−6月期 ≪+1.0%≫
在庫が急増しているのです。
駆け込み需要を当て込んで製造したのではなくただ単に売れていないために在庫が積みあがっているのです。
企業は駆け込み需要を当て込み、そして消費増税は大した影響はないとの報道を信じ、設備投資をしたものの
蓋をあければ、全く売れず、在庫が積みあがってしまったのです。
では7−9月期は?
台風・大雨の影響で消費は災害復興という面で増えるという面と、災害の被害もあり、消費を控えるという面があり、どちらが大きいか、にわかに判断できませんが、都会等では一般消費は更に落ち込んでおり、更に減少する方が可能性は高いと言えます。
それは輸出がマイナスになっていることからも言えます。
日本経済は危機的場面に直面してきていると言えます。
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