http://www.asyura2.com/14/hasan89/msg/652.html
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「北米シェールガス事業に日本のメガバンクが巨額な融資」!!米国の横暴にどこまで付き従うのか!?
http://cpt-hide-cook.seesaa.net/article/403426587.html
2014年08月09日 「日本人」の研究!
http://www.nikkei.com/article/DGKDASDF06H0M_W4A800C1MM8000/
北米のシェールガスについて、上の日経のニュースにこのようなことが書かれていた。
三菱東京UFJ銀行など3メガバンクや国際協力銀行は、2017年にも
北米から日本への輸出が始まるシェールガス事業に総額1兆円超を融資する。
日本へ輸出するための液化天然ガス(LNG)船の建造向け融資も1兆円を超える
。巨額の資金調達という課題にメドがつき、日本の電気料金を引き下げる
カギとなるシェールガスの輸入に弾みがつく。、、、、
まったく、頭がクラクラする内容だ。
ロシアと、EUを巻き込んで対立する米国。
そしてそのEUが、ロシアに大きく天然ガスを依存している。
これ以上関係がこじれれば、ロシアの対抗処置として、EUに対して
天然ガスの供給を制限してくるであろう。
そこに、のこのこと現れるのが、アメリカのシェールガス、、、。
ロシアの隣国、ウクライナでの騒動を裏で先導している米国、、、。
その一つの大きな目的は、このシェールガスの売込みであると、
多くの人が語っている。
しかし、どう考えても、パイプでつながるロシア産の天然ガスと、
ガスを液化し(LNG)、船で運ぶアメリカのシェールガスとを比較すれば、
どちらがバカ高くなるか、誰でもわかること。
それを、強引に紛争を起こして、ヨーロッパ諸国に、バカ高い
液化天然ガスを売り込もうともくろんでいる。
そして、それらの設備建設費用などを、アメリカは日本のメガバンクに
融資させるようだ。
設備の建設費に1兆円、船の建設向け融資に1兆円、、、。
なんという、あつかましい限りだ、、、。
シェールガスというのがどういうものか、、、?
一度、この記事を読んでいただきたい。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/eu-e106.html
F・William Engdahl
New Eastern Outlook
2014年4月7日
ホワイト・ハウスと国務省は、ロシアのガス供給に置き換える為の十分な天然ガスを
供給するアメリカの能力に関し、EU各国政府に厚かましいウソをついている。
最近のオバマ大統領とジョン・ケリー国務長官による声明は、余りにあきらかなほどの
偽りで、ウクライナ対モスクワの状況を巡る、アメリカ政府の信じられない程の
自暴自棄をさらけ出している。あるいは、アメリカ政府は、あらゆる現実の実態から
余りに離れていて、発言内容など全く気にしないことを示しているのだ。
いずれにせよ、EUにとって信頼できない外交パートナーであることを示唆している。
最近のEU指導者達との会談後、オバマは、主要民間多国籍企業によって、こっそり
秘密裏に交渉されている秘密の環大西洋貿易投資パートナーシップ(TTIP)は、
アメリカのヨーロッパへのガス輸出を容易にし、ヨーロッパがロシアのエネルギーへの
依存を引き下げるのを助けるという信じがたい声明を発表した。
“貿易協定を締結しさえすれば、ヨーロッパ向け液化天然ガス・プロジェクトの
輸出承認はずっと容易となるが、これは現代の地政学的環境上
、明らかに非常に重要なことだ”とオバマは述べた。
アメリカが画策した2月22日のウクライナ・クーデター後の、ロシアのガス喪失と
いうEUの恐怖につけこんで、こう着状態のTTIP交渉を押し進めようとする政治的な
ご都合主義は、アメリカのシェール・ガスをEUに送ることに関する問題は、アメリカと
EUでの、LNG承認手順を容易にすることにはないという事実を無視している。
別の声明で、最近のアメリカの非在来型シェール・ガス・ブームに触れて、
オバマもケリーも、アメリカには、EUに対する全てのロシアのガスを置き換えて
余りあると述べたが、物理的現実に基づいた真っ赤なうそだ。ブリュッセルでの
会合で、オバマは、EU指導者達に、ロシア・ガスの代替として、アメリカから
シェール・ガスを輸入すべきだと語った。ところが、それには大問題があるのだ。
シェール革命の失敗
第一に、アメリカの“シェール・ガス革命”は失敗しているのだ。“水圧破砕”つまり,
頁岩層からガスを強制的に取り出すことによるアメリカの天然ガス生産の劇的な
増加を、シェルやBP等の最大のエネルギー企業が、もうからない為、見捨つつある。
シェルは、アメリカのシェール・ガス開発への関与を大幅に削減すると発表したばかりだ。
シェルは、テキサス州、ペンシルバニア州、コロラド州、カンサス州の
主要シェール・ガス地域にある、約700,000エーカーのシェール・ガス生産用地の
借地権を売っており、シェール・ガスによる損失を止める為に、更に多くを処分しな
ければならないかも知れないと述べている。シェルのCEO、ベン・バン・ブールデンは
こう述べている。、“業績は率直に言って、容認できるものではなく … わが社の探査の
賭けにはうまく行かなかったものもある。”
経験豊かなエネルギー専門家デイビッド・ヒューズによる、最近のアメリカに
おける数年間にわたるシェール・ガス抽出の実際の結果分析は、シェール・ガス幻想に
関する有用な要約だ。彼は書いている。“シェール・ガス生産は爆発的に成長し、
アメリカの天然ガス生産の約40パーセントを占めるに至った。ところが生産は、
2011年12月以来横ばいだ。シェール・ガス生産の80パーセントは、5箇所からの
ものだが、そのうちいくつかは衰退しつつある。シェール・ガス井戸の減少率が
非常に高いので、継続的な資本投入が必要だ。生産を維持する為、7,000以上の
井戸を掘削するのに、年間420億ドルかかると推計されている。対照的に、
2012年に生産されたシェール・ガスの価値はわずか325億ドルだ。”
だから、オバマはアメリカのシェール・ガス供給の実情に関して
顧問達にだまされているか、あるいは意図的に嘘をついているかの
いずれかだ。前者の可能性が高い。
ロシアのガスに置き換わる為の、EU へのアメリカ・ガス“提供”の二つ目の
問題は、EUの同様な巨大なLNGターミナル港へとガスを運搬する巨大なLNG
スーパータンカーを扱える、新たな液化天然ガス・ターミナル建設という、
巨大で高価なインフラストラクチャーを必要とすることだ。
国内エネルギー輸出に関する様々なアメリカの法律と、供給要因から、
アメリカには稼働しているLNG液化ターミナルが存在しないことが問題だ。
現在建設中の唯一ものは、ルイジアナ州、キャメロン郡にある、
元CIA長官のジョン・ダッチが取締役に就いているCheniere Energyが
所有するサビーン・パスLNG積み出しターミナルだ。サビーン・パス
LNGターミナルの問題は、大半のガスは、EUではなく、既に、韓国、
インドや他のアジアのLNG顧客向けに契約済みということだ。
二つ目の問題は、たとえロシアの供給に置き変わり、EUのガス需要を
充たすに十分な巨大な港湾施設が建設されたとしても、それはアメリカ国内の
天然ガス価格をを押し上げ、豊富で安いシェール・ガスで活気づいた
ミニ製造業ブームに水を差すことだ。EU消費者に対するアメリカLNGの最終的な
コストは、ノルド・ストリームなり、ウクライナ経由なりでパイプラインで
輸送される現在のロシア・ガスより遥かに高くなるだろう。もう一つの問題は
、EU市場に供給する特別なLNGスーパータンカーが存在しないことだ。
こうしたものには、環境上の承認、建造期間を含め何年もかかり、
最良の条件で、おそらく平均7年だ。
EUは、現在最も急速に伸びているエネルギー源、ガスの約30%を、
現在ロシアから得ている。2007年、ロシアのガスプロムは、フランスの
14パーセント、イタリアの27パーセント、ドイツの36パーセントを供給し
ており、フィンランドとバルト諸国は、100パーセントまで、
ロシアからのガス輸入に頼っている。
EUにはロシアのガスに対する本当の代替策はない。最大の経済、
ドイツは愚かにも原子力を段階的に止めることに決定したが、
“代替エネルギー”の風力や太陽光発電は、経済的・政治的大惨事で、
たとえ代替エネルギーが全市場のごくわずかなものであっても、
消費者の電気料金は急上昇する。
要するに、ロシアのガスをやめて、アメリカのガスに変えるという荒唐無稽な
話は、経済的に、エネルギー的に、政治的に、たわごとなのだ。
F・ウイリアム・イングドールは、戦略リスク・コンサルタント、講師で
、プリンストン大学の政治学位を持つ、石油と地政学についてのベストセラーの著者。本記事はオンライン雑誌“New Eastern Outlook”独占。
記事原文のurl:
journal-neo.org/2014/04/07/white-house-lies-to-eu-about-us-gas-supply/
人間の体も、約70%が水である。水なくしては、人間はなりたたない。
生物も動物も成り立たない。
ましてや、人間の営みである農業も、そして経済活動を支える工業ですら
大量の水を使う。多くの都市も、工業国も、水源があるから成り立つのである。
「水の惑星地球」といわれ、水が豊富にあるように
思われるが、そのほとんど97.2%が海水。
淡水は、わずかさ3%以下。
3%のうちの氷河などに堆積している淡水は、2.15%。
わずか1%以下の水に、工業も、農業も、飲料水も
すべての人間の営みがまかなわれている。
そのわずか淡水のほとんどが、地下水だ。
その地下水脈というのは、とてもデリケートなモノ。
そんなモノを、薬を混ぜた高圧の水で、切り刻めば、
必ず地下水脈を破壊しかねない。
アメリカはいったい「水」の大切さに関して、どのように思っているのだろうか?
シェールガス技術のパテントを押さえているマッチョで単細胞のアメリカが、
こんなことを世界中で行ったら、短期間に人類が消滅すると思った。
こんなやり方ではまるっきり、
アメリカの自殺行為、そして人類の自殺行為ではないか。
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