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ロシアリスクと日経平均
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4723545.html
2014年08月08日 NEVADAブログ
ロシアは、アメリカ、EU、オーストラリア、カナダ、ノルウェー産の肉、魚、果物、野菜、乳製品の一年間の輸入禁止を発表しており、ヨーロッパ諸国はロシアの報復制裁におびえはじめています。
すでに産業界ではロシア制裁の影響が出ていますが、今後は農畜産水産物関係でも影響が出てくる事態となれば、農民達は黙ってはいません。
反政府行動を起こすか、自国政府に対して補償を求めることになるはずです。
特にフランスの農民は過激であり、道路を封鎖したりすることもあり得、フランス国内が大混乱に陥ることになるかも知れません。
これらを受けてヨーロッパ株は再度売られており、ドイツ株は1.0%安となり、再度9000ポイントの大台割れを視野に入れています。
金融危機が発生していますポルトガル指数は2.27%急落となっていました。
このような中、昨日の日経平均株価は上昇していましたが、二日連続して、2時過ぎから公的年金等の買いが入り、昨日はかなり強引に買い上げられましたので上昇となっていましたが、喜んだのは外人です。
格好の売り場を提供したからです。
今日のシカゴの先物市場では日経平均先物は15010円と200円以上安くなっており、昨日の上げ相場で逃げたり、新規に売り仕掛けした外人は濡れ手で粟の儲けを得たことになります。
ロシアリスクが増大してきている中、株の買い支えをして外人に利益を供与している今の日本は外人からすれば、有り難い存在ですが、彼らからすれば、ならば徹底的に売り浴びせかけ、買って貰おうとなりましても何ら不思議ではありません。
どこまで日本はおろかな行動を取り続けるのでしょうか?
因みに今日は日経平均15000円防衛戦となるはずであり、見ものだと言えます。
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