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ネットバンク不正送金 銀行は全額補償してくれるのか?(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/14/hasan89/msg/618.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 8 月 07 日 21:13:05: igsppGRN/E9PQ
 

              警視庁HPから


ネットバンク不正送金 銀行は全額補償してくれるのか?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/152399
2014年8月7日 日刊ゲンダイ


 インターネットバンキング利用者の口座から預貯金が勝手に別口座へ送金される被害が急拡大している。警察庁によると、今年は5月9日までの被害額が14億1700万円で、昨年1年間の14億600万円をすでに上回っている。
 11年から統計を始めた被害額は、11年は3億800万円、12年は4800万円だったが昨年から急拡大。今年はその昨年をすでに超え、現在も被害は増え続けているという。5月9日までに確認された不正送金は873件で、鳥取を除く、46都道府県で被害が確認されている。

 ゾッとするのは被害の内訳だ。法人は昨年の4%から12%に急増。被害額も9800万円から4億8000万円と拡大したが、残りの88%、約10億円は個人の預金なのである。被害に遭った場合、その補償はどうなるのか。

 全銀協の取り決めでは、インターネットバンクによる損害について<不正な払い戻しが発生した際に、銀行無過失の場合でもお客さまに過失がないときは銀行が原則補償する>と定めている。裏を返すと、個人に過失があれば、補償してくれないように読める。<IPやパスワードを他人にさとられないようしっかり管理を行うことが必要。これら管理上の過失または重大な過失がある場合は補償額が75%となったり、補償が受けられない場合もある>とも書かれている。何をもって、個人の過失になるのか。

■明確なガイドラインなし

「インターネットバンク被害に関する補償については個別に対処しています。特にガイドラインがあるわけではなく、聞き取り調査やセキュリティー対策をしているかなど総合的な判断で補償額が決まります」(みずほ銀行広報)

 三菱東京UFJ銀行は「キャッシュカードに暗証番号を書き込んでいるようなケースでなければ、補償される」という。

 パソコンのどこかに暗証番号を残しておく、暗証番号を長く変えない――程度では「過失」にならないらしいが、明確なガイドラインはないし、銀行によって対応が違うのであれば心配だ。金融ジャーナリストの須田慎一郎氏が言う。

「大手銀行の場合は被害額を全額補償している場合が多い。最近では、『使い捨てパスワード』といったものを使い、セキュリティー対策を強化しています。個人のセキュリティー対策ではどうにもならない部分が大きいので、よっぽどの過失がない限りは銀行がカバーしてくれます。ただし、怖いのはセキュリティーが弱い銀行で、パスワードの設定の変更など、個人の対策に頼っている銀行は、全額補償してくれないケースもありうるでしょう」

 法人の場合はもっと自身のセキュリティー対策が求められる。法人名義の預金などは念には念を入れた方がいい。


 

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