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黄金の日日
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夏の魔物
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人民元の対ドルでの上昇が加速しています。
人民元、対ドルで上昇−変動幅拡大後初めて中心レート上回る
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N9VQ586JTSF101.html
為替市場のイニシアティブはユダヤ投機筋から膨大な外貨準備を抱えている中国に移りつつあります。
人民元の上昇は、介入によるドル買いの減少を意味します。
為替キャリートレードで不当な利益を得る投機筋を排除したことで当局による人民元安誘導は一巡したと思われます。
ロシアの報復経済制裁に注目が集まっていますが、中国もアメリカの諜報活動への報復でアップル、マイクロソフト、シマンテックなどに制裁をかけています。
最近の通貨政策の微調整もアメリカへの経済制裁の一貫としてみることもできます。
これからも中国は国内企業のシェア拡大のためにアメリカ企業や日本企業に難癖を付けてシェアを奪っていくと思われます。直接投資と技術移転が終了すれば海外企業は用済みということでしょう。その点、西側諸国ではドイツだけがうまくやっています。
ロシアでもマクドナルドやコカコーラなどが制裁対象とされているようですが、一番のダメージを受けるのがボーイングです。
ジェットの耐熱材料としてニッケルが必要です。そのニッケルをボーイングはロシアからの輸入に依存しています。ボーイングはロシアに70億ドルの投資をして、チタンを180億ドル購入する計画になっているそうです。この巨額の投資がパーになるおそれがあります。地政学的要因で通常なら上がるはずの軍産複合体のボーイングの株がここ最近暴落しています。
仮に中国がロシアと足並みを揃えて本格的に経済制裁をし、ドルのユーロへの交換を加速させて、NY株式市場を破壊すれば、アメリカの粉飾された景気は終わります。
ユダヤ資本側のECBのドラギや、フランスやイタリアなどがユーロ安にいくら誘導したくても、結局ユーロの通貨政策はドイツが握っています。そのドイツがユーロ安に反対するかぎり、ドイツとの関係が強固な中国のドル売りユーロ買いは続くでしょう。ユーロ高が一方的になる可能性はありますが、逆はありません。
中国の上半期の金輸入減少の最大の理由は人民元安でした。このまま、人民元高が続けば、下半期に金輸入は再び増加すると予想されます。
中国では、金融抑圧により金利が安く、預金ではインフレヘッジになりません。そのため、中国の資本家は不動産に投資していました。しかし、ここにきてその不動産も国家資本主義による抑圧を受けています。住宅市場は強制介入によって、価格の下げが続いています。これは景気への冷水になりますが、バブル崩壊のハードランディングを防ぐことができます。刹那の好景気よりも持続的かつ長期的なマイルドな景気につながります。今、アメリカや日本がやっていることとは好対照です。
中国では株式市場は大暴落があったリーマン・ショック以後、国民からの信認を得ていないようです。
結局、消去法で金を買わざるを得なくなってくると思います。
アメリカの株ETF市場からの資金流出が加速しています。リーマン・ショックの頃の2008年以来の流出だそうです。
S&P ETF Outflows Soar To Biggest Since 2008
http://www.zerohedge.com/news/2014-08-06/sp-etf-outflows-soar-biggest-2008
金は株と逆相関の動きをすることが多いです。
中国、インド、ロシア、トルコ、ASEAN、中東の現物需要だけでなく、株安ヘッジ需要で、西側諸国の金ETF需要も今後高まってくると思われます。
中国の通貨政策のギアチェンジによって、ウォール街・シティのユダヤ資本家やその支配下にある日銀と日本の金融屋が描いたドル高、ユーロ安、円安、株高、債券安、金安のシナリオは強烈な勢いで巻き戻す可能性がでてきました。
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