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成田空港からの撤退が明らかになったスカイマークのチェックインカウンター=同空港で2014年8月6日午後0時43分、早川健人撮影
スカイマーク:黄信号 成田撤退、経営先行き不透明
http://mainichi.jp/select/news/20140807k0000m020125000c.html
毎日新聞 2014年08月06日 22時03分(最終更新 08月06日 22時14分)
国内第3位の航空会社スカイマークが、国内路線を運航する成田空港から早ければ10月末にも撤退する方向になった。欧州航空機大手エアバスが旅客機購入契約を解除して違約金を求める方針を示しており、不採算路線の廃止で経営改善を進める必要があるためだ。エアバスとの協議の行方次第では違約金などをめぐる想定外の資金負担が発生しかねず、経営の先行きに不透明感が高まっている。
スカイマークは現在、札幌(新千歳)、那覇、米子との間の1日6往復12便を運航しているが、搭乗率はいずれも羽田発着の便を下回っている。空港内事務所も閉鎖し、国際線への参入計画も見直す。
同社は、格安航空会社(LCC)との競争激化や円安による燃料費高騰を受け業績が悪化。エアバスと契約した超大型機「A380」の購入時期などの見直しを打診したところ、契約解除と違約金の支払いを求められた。違約金は約700億円との見方もある。
7月31日に発表した2014年4〜6月期決算(単体)では最終(当期)損益が57億円の赤字で、事業継続に「重要な疑義」があると明記。「不採算路線の休止」を発表した。
今後も他の地方路線など不採算路線の見直しを進めるとみられるが、収益力の先細りは避けられない。エアバスに支払い済みの前払い金約260億円が損失となる恐れもある。
今後のネックとなるのが運転資金の問題だ。同社は増資で運転資金を確保する無借金経営を続けてきたが、経営の先行きに不透明感が高まる中で「銀行などによる大きな支援は難しい」(金融関係者)状況。大株主の旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)がエアバスとの契約トラブル発覚後にスカイマーク株の一部を売却したことも判明し、同社株は6日、前日比5%安まで値を下げた。
西久保慎一社長は「他社の傘下に入ることなど考えられない」とするが、エアバスとの協議がうまくいかなければ業界再編の標的になる可能性もある。【松倉佑輔】
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