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内部資料を入手! DIO「復興助成金」ちょろまかし皮算用
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/152379
2014年8月6日 日刊ゲンダイ
いきなり全業務を休止したコールセンター運営会社「DIOジャパン」。“美人社長”と評判だった本門のり子氏(50)も雲隠れしてしまったが、本紙はDIO子会社の事業計画書を入手。見る限り、経営がいかにデタラメだったかが分かる。
厚労省の調査によると、DIO社は、被災地の失業者の雇用・育成を目的とした国の「緊急雇用創出事業」を利用し、東北を中心に、11年7月〜13年9月に20カ所のコールセンターを展開。各自治体を通じて総額42億8600万円もの助成金を受け取っていた。
本紙が入手したのは、12年3月にDIO社の子会社として設立された「盛岡コールセンター(100席)」の事業計画書の一部だ。
それによると、売り上げの項目に「助成金」として、12年4月から13年3月まで毎月3600万円を計上。総額は実に4億3200万円だ。
そのうち売上原価として「機器設備費」を毎月1250万円も計上していた。
「100席の機器設備を揃えるのに年間で1億5000万円というのが、まず異常です。せいぜい5分の1程度でしょう」(コールセンター関係者)
さらに不可解なのが、DIO本社に払い込む「業務委託費」「事務委託費」「FC加盟金」の3項目だ。こちらは1年間で総額約4700万円を計上していた。
岩手県議の斉藤信氏はこう憤る。
「被災地の失業者の雇用・育成が目的なのに、給与や研修費以外に、機器や設備の調達まで助成金で賄おうというのが、まず問題です。そもそも税金のもらい手の子会社から親会社が、『委託費』『加盟金』を吸い上げるなんて言語道断でしょう。DIO社が税金を自分の懐に還元させていたとしか思えません」
本門社長は経済誌「日経ビジネス」7月28日号のインタビューで「雇用創出事業の契約は履行していますので法的には問題ありません」とうそぶいていた。が、「DIO社は機器設備業者から多額のキックバックを受け取っていた」(前出の関係者)という話もある。
DIO社の雇い止めや給料遅配がマスコミで騒がれ始めてから調査を始めた厚労省は、7月15日の中間報告で「事業期間終了後に雇用が継続されないこと自体は制度上、問題ない」と生ぬるいことを言っていた。助成金サギまがいの疑いがある以上、もっと徹底的に追及しないとダメだ。
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